Woodford Reserve Old FashionedRadiate Old Fashioned

優しい飲み口のオールドファッションド
時代を超えてオールドファッションドが愛されているのは、レシピのシンプルさと作り手の個性が表現できる点にあるのではないでしょうか。ただ、日本ではまだそれほど馴染みがないように感じるので、初めて口にするお客さまにも楽しんで頂ける“優しい飲み口のオールドファッションド”をコンセプトに創作しました。この一杯を通して「ウイスキーって何だろう？」「カクテルは面白いな」「バーはこういう場所なんだ」と興味が広がっていくといいですね。

ピューレが与える僅かな粘性がポイント
バーボンの中でも特に柔らかく、奥深さのあるウッドフォードリザーブに合わせたのは、当店の強みでもある薬草酒とビターズです。さらに、ジャスミンティーに砂糖とライチのピューレを混ぜた自家製のジャスミンライチシロップを加えて、親しみやすい味わいにしました。さらっとしたテクスチャーだとアルコールをダイレクトに感じやすいですが、ピューレがカクテルに僅かな粘性を与えることで飲みやすい口当たりになります。
薬草酒は程よいメンソール感と苦味があり、ウッドフォードリザーブが持つオレンジの風味やライチとの相性が良いフェルネットブランカを選びました。ライチの甘味がふくよかに広がりつつ、ジャスミンやフェルネットブランカのハーバルな香りが鼻に抜けていき、最後にウッドフォードリザーブの余韻が残ります。

ピールとビターズによる香りのグラデーション
同じグレープフルーツではありますが、フレッシュのピールとビターズでは香りが違います。また、ピールはグラスの全面にかかる一方、ビターズはポイント。ビターズを先に入れると、ピールがその香りを覆ってしまいます。仕上げで使う際には、その順番が大切。線の細いピールからスパイシーなビターズの香りに柔らかく移っていくグラデーションと、しっかりステアしてひとつの味わいにまとめたオールドファッションドをお楽しみください。