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バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

2022.07.25 Mon

Woodford Reserve Old FashionedChill Fashioned

向山直孝さん(Bar Liquid Ruby)東京・新宿


向山直孝さん(Bar Liquid Ruby)によるウッドフォードリザーブ オリジナル オールドファッションド「Chill Fashioned / チル ファッションド」をご紹介します。

Chill fashioned
レシピ
・ウッドフォードリザーブ
(ヒノキ インフューズ) 45ml
・フォレストシロップ 10ml
・和三盆 1/2tsp
・バニラビターズ 5dash
・アンゴスチュラビターズ 1dash
つくり方
(下準備)ヒノキの木片を、ウッドフォードリザーブに1日漬け込む。
ロックグラスに氷を入れておく。すべての材料をグラスなどにプレミックスする。氷を入れたミキシンググラスに注ぎ、ステアし、ストレーナを取り付けてロックグラスに注ぐ。

自分と向き合う時間に、
リラックスしながら飲んでほしい

向山直孝さんインタビュー


バーボンで唯一、単式蒸留機による3回蒸溜
バーボンの魅力は、なんといってもアロマと味わい。コーンや大麦といった原料の比率の違いで味わいが大きく変わるのもおもしろみですね。樽由来の木の香りが強く、さまざまなアロマが愉しめます。また、「原産地呼称法」という世界的な法律で守られているという厳格な基準が設けられています。連続式蒸留が一般的なバーボンウイスキーにおいて、ウッドフォードリザーブはバーボンでは唯一、単式蒸留器による3回蒸留で造られます。そのため風味があってバランスもよく、甘さがあるのにクセがない。初めて飲む方にもおすすめしやすく、ストレート、水割り、ソーダ割りといずれにも合い、カクテルベースにも向く万能派です。

ヒノキの香りを軸に、バニラでより深いフレーバーに
味わいの軸は、ヒノキをインフューズしたウッドフォードリザーブ。清涼感のあるフレーバーとバーボンウイスキーらしい柔らかな甘味やアロマがマッチします。そこに、モミ、アカマツ、カラマツ、アブラチャン、ヒノキなど5種の香木を蒸留したフォレストシロップを合わせ、“森のフレーバー“を後支えします。バニラビターズがつなぎ的な役割を果たし、バニラの香りと味わいによって、より奥深いカクテルに仕立てています。

温泉を連想するような、
ほっと落ち着けるオールドファッションド

オールドファッションドは、僕のバーでも、マンハッタンやネグローニ、ジントニックと並び、注文数トップ5に入るカクテルです。レシピ自体がシンプルなので、自由度が高く、遊べるカクテルですね。数多の木々の種類があり、“ウッドカントリー“とも呼ばれる日本。そこに着眼し、和のテイストを前面に押し出すように演出しました。和洋折衷で、海外の方にも喜ばれる味わいです。みんなでわいわいというよりは、自分と向き合える時間に、ゆったり、リラックスしながら飲んでいただけたいですね。

向山直孝(むかいやまなおたか)
1988年、北海道生まれ。陸上自衛隊の入隊時代からバーホッピングを趣味とし、20歳で飲食の道へ。恵比寿や新宿のバーを経て、ウイスキー専門バー・新宿「Bar Hermit」バーボンサイドで5年に渡り店長を務める。「SPIRITS BAR Sunface SHINJUKU」を経て、2019年に独立開業。#ナイスバーボンを合言葉に、バーボンウイスキー普及活動にも力を注ぐ。


Bar Liquid Ruby
東京都新宿区西新宿7-1-4 ゼンコウビル3F
アメリカ禁酒法時代のスピークイージー(潜り酒場)をテーマとした、バーボン専門のバー。オールドボトルや新興蒸留所のアメリカンウイスキーも揃えつつ、メスカルやグラッパも網羅。スタンダードカクテル、時季のフレッシュフルーツカクテルもおすすめ。



向山直孝さんの「Chill Fashioned / チル ファッションド」メイキング動画をご覧になれます。撮影場所:Bar Liquid Ruby

インタビュー・文 沼由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『読本 本格焼酎。』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。



   

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