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バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

2022.09.19 Mon

Woodford Reserve Old FashionedWood n bitters

中山 寛康さん(Nayuta)大阪


中山 寛康さん(Nayuta)によるウッドフォードリザーブ オリジナル オールドファッションド「Wood n bitters/ ウッドアンドビターズ」をご紹介します。

Wood n bitters
レシピ
・ウッドフォードリザーブ 60ml
・アンゴスチュラビターズ 2-3dash
・Nayuta Products COCKTAIL BITTERS No.1 1ml
・ブラウンシュガー (1 個)
つくり方
アンゴスチュラビターズ、Nayuta Products COCKTAIL BITTERS No.1、ブラウンシュガーをグラスに入れ、マドルする。グラスに氷を入れ、ウッドフォードリザーブを 15ml ずつ注いで混ぜ、オレンジピールを飾る。

加水の量と余韻の長さがキーポイント
中山 寛康さんインタビュー


カクテルに目覚めるきっかけとなったオールドファッションド
自分にとってオールドファッションドは、カクテルに目覚めるきっかけとなった思い入れのあるカクテルです。当店は開業当時、今とは異なるスタイルのバーだったのですが、ある日スタッフとして入店したオーストラリアのバーテンダーが、オールドファッションドについて教えてくれまして…その美味しさとシンプルながらも奥深い面白さに魅了されたことから、カクテルバーへとスタイルを変えることとなりました。
今回のオールドファッションドは、その彼女の教えをもとに作成した、極めてシンプルなものです。

ビターズで引き伸ばされる余韻
オールドファッションドには、アレンジする要素が無限大にありますが、今回は、ウッドフォードリザーブをベースとしたオーソドックスなレシピに、弊社の商品である Nayuta bitters を少し足した、その作り方もシンプルなオールドファッションドです。
弊社のビターズは、アマーロのようにも使えるビターズで、ハーバルでフローラルな香りの強さと余韻の長さが特徴。それを加えることで、ウッドフォードリザーブのウッディさが増しながら、フローラルさが加わり香りに複雑さが生まれます。そして、その余韻が長く続くようになります。

加水を意識した製法
個人的にカクテル作りにおいては、加水量を意識することが重要だと思っています。例えば、カクテルの材料をただグラスに入れただけでは、決して美味しいものにはならない。氷から溶け出す水と材料が混ぜ合わさることで美味しいカクテルが出来上がるのだと思っています。 今回のオールドファッションドは特にそれを意識しており、だからこそ使用するのは、溶けが早い製氷機の氷。また、ウッドフォードリザーブは、一気に加えるのではなく 15ml ずつ加えています。それらをグラスの中で混ぜ合わせることで、加水によってバランスよくまとまった、余韻も長いオールドファッションドが完成します。
どなたでも試せるシンプルなレシピなので、ぜひ気軽に試してもらいたいですね。

中山 寛康(なかやま ひろやす)
2014 年に、学生の頃からの憧れだった自分のお店を出すべく「Bar Nayuta」を開業し、バーテンダーを始める。独自の感性で作り出されるカクテルとお店の雰囲気が評判を集め、たった数年で人気店へと育て上げる。2021 年より、フランスの Maison Villevert 社の世界で 5人目となるアンバサダーとして活躍中。


Nayuta
大阪府大阪市中央区西心斎橋 1-6-17 マリオビル 5F
大阪・アメリカ村にある、ハーブやスパイスにフォーカスを置いたカクテルバー。それらをインフューズしたスピリッツやビターズを用いながら、昔から親しまれているクラシックカクテルを再構築。海外のカクテルラバーも多く押し寄せるインターナショナルでカジュアルなお店。



中山 寛康さん(Nayuta)の「Wood n bitters/ ウッドアンドビターズ」メイキング動画をご覧になれます。撮影場所:Nayuta

インタビュー・文 小針真悟
酒専門メディア「LiquorPage」運営責任者。記事の執筆のみならず、写真撮影、WEBデザインまで一人でこなす。自身のメディアでの活動だけでなく、ジン関連の書籍やテキーラの専門誌などへの執筆協力、カクテルやイベントの撮影協力のほか、大小様々な酒類イベントの運営に参画した実績も持つ。近年は酒類メーカーのWEBマーケティングにも携わるなど活動の幅を広げている。



   

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