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バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

2023.02.13 Mon

ファイブ レア クラフト=類い稀なる5つの職人技 COPPER STILLS
常駐する銅器職人(コッパー )

THE BALVENIE DISTILLERY
ポットスチルの形と大きさは、ザ・バルヴェニーの味わいを左右する最も重要な要素のうちのひとつです。白鳥型の長いネックと「バルヴェニーボール」と呼ばれるネック下部の瘤(こぶ)により、蒸気がヘッドまで上昇する際、より長い時間をかけて混ざり合うことができます。この形状は蒸溜所が開業した当初からほとんど変わっていません。ちなみにザ・バルヴェニーのボトルの首部分のデザインはこの「バルヴェニーボール」がモチーフとなっています。

OUR COPPERSMITHS 銅器職人

このポットスチルの独特な形状が、ザ・バルヴェニーのウイスキーに蜂蜜のような風味をもたらしています。だからこそ、デニス・マクベイン氏の銅器技術が、ザ・バルヴェニーの個性を維持するために不可欠なのです。デニスの定年が迫る中、弟子のジョージ・シンガー氏がデニスの跡を継ぎ、各部位の複雑なバルブや配管のメンテナンス、平らな銅板をハンマーで叩いてスチルの美しいカーブの形にする技術などを学んでいます。


 

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