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バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

2023.03.17 Fri

Woodford Reserve Signature Cocktails
バニラとオレンジの香りが満ちる
プリンアラモードから着想した一杯

池上 雅子さん / Dimples

PR:ブラウンフォーマンジャパン

15人の女性バーテンダーに訊く、バーテンダーストーリーとシグネチャーカクテル

2022年 バータイムズは、20人のトップバーテンダーがつくるウッドフォードリザーブのオールドファッションドをご紹介する「Old Fashioned Original Cocktail」を実施。大きな反響をいただきました。第二弾となる2023年は、オールドファッションドに限定せず、それぞれの個性を活かしたシグネチャーカクテルをテーマとした企画「Woodford Reserve Signature Cocktails」を展開いたします。さらに、本企画では、ウッドフォードリザーブがブランドテーマに掲げる〈女性の活躍〉に関連して、15人の女性バーテンダーのストーリーに注目します。カクテルについてだけでなく、バーテンダーという仕事を選んだきっかけ、その魅力や難しさ、これからの目標など、バーテンダーとしてのストーリーもじっくりとお訊きします。


銀座で20年の修業を経て、
2023年1月に自身のバーを開店


2023年1月、東京・神田に新しいバーの明かりが灯った。開店は15時から。明るい時間は店内にも外光がおだやかに差し込み、自然な風合いの白壁やシンプルでモダンな照明は、バーでありながらカフェを思わせるような軽やかさもある。
店のつくりや営業時間には、オーナーバーテンダーの池上雅子さんの「バーでいて重すぎず、公園みたいな気軽さで立ち寄ってもらえるような場にしたい」という思いが込められている。

「19歳から飲食の道に入り、いつかは自分の店を持ちたい思って銀座で修業し始めました。10年修業して独立しようと思っていたのに、いざ働いてみたら周りはすごい人ばかり。自分がこんなにも知らなかったんだと思わせられることの連続で、結局20年かかってしまいました。ようやく踏ん切りがついて独立を決意しました」

店名「Dimples」は、英語で「えくぼ」という意味がある。「お客さまを笑顔で迎えて、愉しく帰っていただけるように」と命名した。


「お酒は美味しく、楽しく!」のために考え続ける


「資生堂パーラー 銀座本店」のラウンジで10年、そしてオーセンティックバー「Bar Shake」で10年の経験を積んだ池上さん。「Bar Shake」のオーナーバーテンダーであり、師と仰ぐ古田土(こだと)雅行さんの元で、「2011サントリー ザ・カクテル アワード カクテル コンペティション」ウイスキー部門最優秀賞や、「CAMPARI COCKTAIL COMPETITION ASIA 2018」ジャパンファイナルなどの成績を収めている。
長く抱いているバーテンダーとしてのモットーは「お酒は美味しく、楽しく!」。古田土さんの言葉だという。

「『美味しく』は、お客さまにそう感じて召し上がっていただくための知識や技術の身に付けること。『愉しく』は、お客さまに心地よく過ごしてもらえるように考えを巡らせること、察すること、会話を見つけることに繋がっています」

会話を通じてお酒を提供し、目の前でその反応や表情を見られることはやりがいである反面、難しさも感じるところだ。

「お客さまを迎えるまでの準備の間も送り出した後も、どうだったかなど考えます。日々新しく誕生するお酒の知識を付けたり、自分の引き出しを増やすことも必要です。愉しくもありますが、終わりがない仕事だなと思います」

自身のバーを構えるにあたっては、どんな椅子を選ぶか、壁の色はどうするか、グラスは、バックバーに並べる酒は……と、ゼロから選択を重ねた。真新しいスタートを切った今も、モットーは変わらない。

「『お酒は美味しく、楽しく!』のために、お客さまに心地よく過ごして頂けるよう日々考え続けています」

池上 雅子さんにとって、ウッドフォードリザーブとは

アメリカンウイスキーについて、「特有のバニラ香と骨格のある味わいで他のウイスキーに比べて、ピートの香りがついていないためウイスキー初心者でも入りやすい印象」と池上さんは語る。

ウッドフォードリザーブについては、こんな捉え方をしている。

「ボトルも目を引きますが、味わいのバランスがよく、ボディがあり、香りは華やか。舌にこびりつく感じがないので、カクテルベースとしても優れています。カクテルにするならステアやビルドのカクテルと合わせたいと思っています。ウッドフォードの仕上がった印象を壊さず、滑らかさや香りの立たせ方を大事に出来れば、という考えです」

池上 雅子さんのウッドフォードリザーブ シグネチャーカクテル

満開の春を思わせる淡い桃色に、とりどりのフルーツが盛りこまれる。一見、まさにデザートのようなルックスのカクテルは、グラスを口元へ寄せたそばからバニラビーンズとオレンジの甘く爽やかな香りで満たされる。

「ウッドフォードリザーブとオレンジはとても相性のよい組み合わせです。冷たいとどうしても香りが弱まってしまうので、オレンジエッセンスで香りを補い、引き立たせています。クラッシュアイスを使うのは、ひと口目からアルコールと氷がなじんだ味を愉しむため。グラスの下の方に角砂糖が沈んでいるので、スプーンでかき混ぜながら飲み進めてください。カクテルづくりは、自分が好きな味を一番の軸に置き、その上で女性や普段あまりカクテルを飲まない方が飲むきっかけになるように考えています。それなら見た目も可愛らしくしたいな、と」

“映える”カクテルの味わいは、オレンジやバニラとウッドフォードリザーブが相乗し、なめらかさな飲み口の奥にカンパリの軽やかな苦味が全体を引き締め、余韻は爽やかに切れる。男性にも味わってほしい一杯である。

Remind fashion
〈レシピ〉
・ウッドフォードリザーブ(常温) 45ml
・カンパリ(バニラビーンズインフュージョン)* 10ml
・角砂糖(1㎝角)     1個
・オレンジエッセンス    5dash
・オレンジスライス     1枚
・レモンスライス      1枚
・みかん          1房
・さくらんぼ        1個
〈つくり方〉
①グラスに角砂糖を入れ、オレンジエッセンスを振り、微量の炭酸水(分量外)角砂糖にかける。
②シェイカーにウッドフォードリザーブ、カンパリを加え、シェイカーを数回振ってドライシェイクする。
③グラスにクラッシュアイス(分量外)を入れて、②を注ぎ、フルーツを飾る。

*カンパリ(バニラビーンズインフュージョン)
バニラビーンズ1本の房に切り目を入れ、カンパリ100mlに1日漬けて香りを移す。



池上 雅子さんのカクテルメイキング動画


池上 雅子(いけがみ・まさこ)
埼玉県出身。「Dimples」オーナーバーテンダー。地元のダイニングバーでホールアルバイトを経験。「資生堂パーラー 銀座本店」のラウンジでバーテンダーとして10年経験を積み、2011年より東京・銀座「Bar shake」へ。「2011 サントリー ザ・カクテル アワード カクテル コンペティション」で出品カクテルがウイスキー部門最優秀賞受賞と同時に、全3部門(リキュール、スピリッツ、ウイスキー)の頂点である最高峰カクテルとなる。「CAMPARI COCKTAIL COMPETITION ASIA 2018」ジャパンファイナル。2023年1月、東京・神田に自身のバー「Dimples(ディンプル)」を開店。


インタビュー・文 沼 由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『読本 本格焼酎。』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。


シグネチャーカクテルフェア Dimples 店舗詳細はこちら

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ウッドフォードリザーブはこちらのオンラインストアでもお取り扱いしております。



   

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