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バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

2023.12.12 Tue

フィーバーツリー ジンジャービア オリジナルカクテル
静谷和典 × 保志綾 × 長尾和明
モスコミュールだけじゃない。
『プレミアム ジンジャービア』から生まれる新カクテル

PR:アサヒビール株式会社

2005年にイギリスで誕生したプレミアムミキサー「フィーバーツリー」。厳選した植物由来の成分を使う上質なミキサーシリーズを世界に先駆けて展開してきた。

今回は、世界中から厳選した3種類のジンジャーの根を用ったミキサー「プレミアム ジンジャービア」を用い、3人のバーテンダーにカクテルの提案をしてもらう。三者三様、モスコミュールだけじゃない「プレミアム ジンジャービア」の生かし方を知る。

◎オリジナルカクテルをご提案いただいた皆様
静谷和典さん(BAR 新宿ウイスキーサロン)
保志綾さん(Bar Dealan-Dé)
長尾和明さん(Bar LIBRE)

静谷和典さん
「プレミアム ジンジャービア」が持つ果実のような爽やかさで、立体的で新しい味わいを生む

フランベしたスピリッツを注いだグラスに軍配のトレー。かぶいたいで立ちに目を引かれるが、「サムライスピリッツ 改」と命名したカクテルの構造は極めて緻密である。
ボルス バレル エイジド ジュネヴァをベースに、ウイスキーのスモーキーさ、カカオやほうじ茶の香ばしさ、レモンジュースやゆずジャムの酸味が複合的に合わさる。

「以前にサムライスピリッツというショートカクテルを創ってカクテルのコンペティションに臨みました。日本代表に選ばれたカクテルです。そこに、生姜の風味が豊かなブレミアム ジンジャービアを合わせることで、スコッチとジンジャーエールを合わせる“スモーキーマミーテイラー”のようになり、ショウガやレモンジュースなどが入る“ペニシリン”のツイストにもなります。プレミアム ジンジャービアはすべての材料の親和性が高いですし、加えることで立体的で新しいが味わいが生まれます」

静谷さんいわく、「プレミアム ジンジャービア」を加えることで、高いアルコール度数のカクテルを調整することもできると言う。

「もとになった“サムライスピリッツ”は、度数が高いカクテルですが、より飲みやすいテイストになります。ショートカクテルを、単純にロングカクテルにするというわけではでなく、肉厚でジューシーなプレミアム ジンジャービアだからこそ飲みごたえのある味わいに着地できます。これだけ複雑な材料をおおらかにまとめ、コシ感を生んでくれるのです。カクテルの香ばしいテイストと、黒胡麻の豆菓子の相性も抜群です。つまみながら召し上がってください」

サムライスピリッツ 改
〈レシピ〉
・フィーバーツリー
プレミアム ジンジャービア:約40ml
・ボルス バレル エイジド ジュネヴァ:40ml
・ボルス カカオリキュール:15ml
・ニッカ セッション:10ml
・ほうじ茶:15ml
・レモンジュース:10ml
・ゆずジャム:2tsp
・胡麻落花:数粒(ペアリング用)
黒胡麻をまとった豆菓子
〈つくり方〉
①お猪口ニッカ セッションを注いでおく。②シェイカーにボルス バレル エイジド ジュネパ、カカオリキュール、ほうじ茶、レモンジュース、ゆずジャムを入れ、ステアした後、氷を入れてシェイクする。③2をグラスに注ぎ、氷を入れて、プレミアム ジンジャービアを注ぎ、軽くステアする。④トレーにグラスをセットし、ペアリング用の黒胡麻豆を添える。⑤1に火をつけてフランベし、グラスに注ぐ。

静谷和典さん カクテルメイキング動画はこちら静谷和典(しずや かずのり)
新宿三丁目「BAR LIVET」「BAR 新宿ウイスキーサロン」オーナーバーテンダー。ウイスキーベースのカクテルの開発・普及も目指す。「CT Spirits Japan カクテルコンペティション2021」にてシングルモルトを使用した“ウイスクテイル”(ウイスキーをベースとしたカクテル)にてカクテル日本チャンピオンに輝く。ウイスキー文化研究所が主宰する知識、鑑定能力を問う資格認定制度の最難関「マスター・オブ・ウイスキー」を取得。「バーテンダーしずたにえん」として、TikTokやYouTube、 SNS でも幅広く活躍。総フォロワー数は68万人を誇る。現在はウイスキー専用グラスの咲グラスシリーズも展開中。
BAR 新宿ウイスキーサロン 東京都新宿区新宿3-12-1 佐藤ビル3F Tel:03-3353-5888

保志綾さん
トマトジュースの酸味とスパイシーな刺激を「プレミアム ジンジャービア」が華やかにまとめる

「オールドスクールなカクテルが好きなので、今回はクラシカルなカクテルに想を得ながら、端的にプレミアム ジンジャービアの魅力が伝わるものを創ってみました。誰でもつくりやすく、飲み疲れせずに愉しめる味わいです」

カクテル名の「スプートニク」には、「旅は道連れ」という意味もあり、保志さんがバーテンダーとして初めて働いたバーの名前でもある。思い入れのある言葉を付けるほどに、しっくりきたカクテルだという。トマトジュースの爽やかな味わいに、ソースやタバスコのスパイシーさと心地よい刺激が広がる。

「バーテンダーでもある父が、ブラッディメアリーにジンジャービアを入れて飲むのが好きなんです。それを見て、さらにその味わいが広がるよう工夫しました。スコッチウイスキー、トマトジュース、胡椒、ウスターソースを使うバノックバーンというカクテルがありますが、それだけだとややのっぺりした印象になってしまいがちです。でも、プレミアム ジンジャービアを加えることで華やかさが出て、いろんな表情が出てきます。きれいな余韻が長く続くのも特徴で、ミキサーとして抜群の存在感を放ってくれます。ウイスキーと相性がいいので、ジャパニーズに限らずアイラ島のものなどいろんなウイスキーで試してもいいと思います。フレッシュのトマトを使ってもいいですし、ホットにしてもおいしく味わえます」

スプートニク
〈レシピ〉
・フィーバーツリー
プレミアム ジンジャービア:100ml
・ニッカ セッション:45ml
・トマトジュース(食塩無添加):約30ml
・クラマト トマトカクテル:約30ml
・レモンジュース:10ml
・タバスコ ペパーソース:2dash
・タバスコ ハラペーニョソース:2dash
・ウスターソース(リーベリン):2dash
・塩、胡椒:適量
〈つくり方〉
①シェイカーにプレミアム ジンジャー以外のすべての材料と氷を入れてシェイクする。
②グラスに注ぎ、プレミアム ジンジャービアでアップする。


保志綾さん カクテルメイキング動画はこちら保志 綾(ほし あや)
数々の大会で優勝や受賞歴を誇るトップバーテンダー、保志雄一を父に持つ。大学卒業後、一般企業への就職が決まっていたが、父の仕事を知るべくバーでアルバイトをしたのを機に、本格的にバーテンダーの道を志す。2006年より中目黒「スプ―トニク」でバーテンダーの修業を始め、銀座のバーや鮨店で経験を積み、2017年「Bar Dealan-Dé」を開店。オーナーバーテンダーを務める。2018年「パトロン ザ・パーフェクショニスト カクテルコンペティション」ファイナリスト。2018年「ロン サカパ カクテルコンペティション」ファイナリスト。2019年「ディアジオ ワールドクラス2019日本大会」ファイナリスト。
Bar Dealan-Dé 東京都港区西麻布3-13-20 HIDEビル3F Tel:03-6432-9824

長尾和明さん
3種類のジンジャーの味わいを活かした炭酸のホットカクテル

「爽やかな炎」と名付けたカクテルは、ジンジャービアを活かしたホットカクテルである。
長尾和明さんは、「プレミアム ジンジャービア」が原料にインド、ナイジェリア、コートジボワールの3カ国3種類の生姜を使っていることに注目。産地ごとの味わいにカクテルの着想を得た。

「インド産のスパイシーな生姜、ナイジェリア産のコクのある生姜、コートジボワール産のハーバルな生姜。それぞれに八角の香り、アガベの香り、ベルガモット香りをそれぞれに充ててより強調してまとめるようにしました。さらに、ゆかりの酸味や塩味が、爽やかさ、スパイシーさ、コクといった味わいをまとめてくれます」

ホットカクテルに仕立てたのは、「プレミアム ジンジャービア」の生姜のいきいきとした味わいからイメージした。

「スパイシーで酸味もきいている、プレミアム ジンジャービアの飲み口から『炎』をイメージしました。ホットカクテルとして飲んでもぶれない味ですし、冷やすだけじゃなく温めても愉しめることを伝えたかったですね。プレミアム ジンジャービアを1本買って、家でチンするだけで温かいカクテルを愉しめるというのもいいですよね。そこに柑橘のスライスや蜂蜜を加えるだけでぐんとおいしくなります。炭酸がしっかりしているので、温めても炭酸が抜けきらず、体を芯から温めてくれるようなカクテルです。鍋にかけて火で温めると炭酸が抜けきってしまうことがありますが、レンジだと発泡感が残ってくれます。秋から冬にかけてぜひ愉しんでいただきたきたいです」 

ブリージー ブレーズ
〈レシピ〉
・フィーバーツリー
プレミアム ジンジャービア:60ml
・エル ヒマドール ブランコ:35ml
・ジュール ドゥ シャォンス:15ml
ベルガモットとハチミツの
スパイスシロップ
・ライムジュース:10ml
・ライム:1/4個
・ゆかり
・八角:1個
〈つくり方〉
①グラスの縁をライムの果肉をなぞり、ゆかりをまとわせる。湯を注ぎ、グラスを温めておく。②耐熱性の別のカップにプレミアム ジンジャー、ベルガモットとハチミツのスパイスシロップ、ライムジュースを入れてステアし、電子レンジ500wで1分温める。③1のグラスの湯を捨て、2を注ぐ。④テキーラを銅マグに注ぎ、火をつけてフランベし、別の銅マグに移しながらエアレーションをして、3のグラスに注ぐ。⑤八角を炙って、4に浮かべる。


長尾和明さん カクテルメイキング動画はこちら長尾和明(ながお かずあき)
23歳の時YouTubeで見た台湾のトップバーテンダーに憧れてバーテンダーを目指す。出身地である香川県高松市のバーで研鑽を積み、東京へ進出。2017年に現在勤務する「Bar LIBRE」に移り、ベトナム ダナンで「Bar LIBRE DaNang in Vietnam」の立ち上げに尽力。日本とベトナムの両国を行き来し、カウンターに立つ日々を送る。現在「Bar LIBRE 池袋」のマネージャーを務める。2018年「Tito’s vodka コンペティション」優勝、2018年「OPIHR World adventurer cocktail competition」アジア第2位、2020年「WORLD CLASS Community Week」タンカレー ナンバーテン ロングカクテル部門ベストカクテルなど数多くの受賞歴を持つ。
Bar LIBRE 東京都豊島区西池袋3−25−8 相馬屋ビルB1F Tel: 03-5956-6406


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インタビュー・文 沼 由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『EST! カクテルブック』『読本 本格焼酎。』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。

   

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