2023.12.14 Thu
2024年、ラム酒のエコシステムがパリに初集結MONDIAL DU RHUM 2024
モンディアル デュ ラム 2024
ビジネスフランス日本事務所 在日フランス大使館フランスで初めて、世界のラム酒エコシステムのキーパーソンが3日間にわたって一堂に会し、ラム酒産業の未来を形作る主要な課題とチャンスについて議論します。20カ国以上の生産国からバイヤーや公的機関、ラムのバリューチェーン全体の関係者がパリに集結します。モンディアル・デュ・ラム2024は、ラム酒のエコシステムにおける新たな取り組みを発表し、経験と革新的なアイデアを共有するダイナミックなフォーラムです。
この第一回モンディアル・デュ・ラムでは、出展者50社以上、参加国22か国を予定しています。アグリコール・ラム、フレーバード・ラム、アンバー・ラム、ホワイト・ラム、エイジド・ラムなど、25ブランド以上の特別なクラフト・ラムに出会うまたとない機会です。
詳しい情報はこちらをご覧ください。
https://www.therumsummit.com/?lang=en
先駆的なイベント : テイスティングを超えたラム酒のイベント
テイスティングにフォーカスした従来のイベントとは異なり、モンディアル・デュ・ラムは、生産者、流通業者、製造業者、収穫業者、輸入業者、インフルエンサー、ボトル/樽/酵母メーカーなど、ラム酒のエコシステム全体にスポットを当てます。フランスの若手メーカー、環境に配慮したパッケージ・ソリューション、ラム酒エコシステムにおけるAIの活躍からサトウキビの製薬分野での貢献など、さまざまな発見が待ち受けています。
「ラム酒が世界的な盛り上がりをみせる中、パリで開催されるこの最初の国際的なイベントは、あらゆる方面から集うエコシステムのすべてのプレーヤーに対して、このスピリッツの市場が国際的に力強い成長をみせていることを説明し、理解する機会となるでしょう」
(イベント主催者、IMEGのPatrick LOGER/パトリック・ロジェ CEO)
トレンドとミクソロジーの探求
モンディアル・デュ・ラムは、スピリッツ界の新たなトレンドのまさに火付け役です。国際的な講演者や専門家がワイン&スピリッツ業界におけるサクセスストーリーを紹介します。その中には、ハイクオリティな日本のウィスキー、メキシコのテキーラ、そして勿論フランスのシャンパーニュを含みます。フランスのラム酒の新しいプレイヤー達が討論に加わり、彼らの革新的な製造方法やサトウキビ栽培との関係などについて言及します。また国際的にも著名なバーテンダーらが、特にアジア諸国でのラム酒の発展に貢献しているミクソロジーの魅力的な進化を読み解きます。
ラム酒とフランス:クラフト革命の動き
この味覚革命の中で、フランスはラム酒産業のパイオニアとして位置づけられます。主に海外県をラム酒の産地としていたフランスでも、本土に新しい蒸留所がいくつも誕生したことで、国際舞台の最前線に躍り出ました。フランスの若い起業家たちは、フランス式のクラフトワークの復活を体現するスピリッツの創造に乗り出しています。大西洋の向こう側、北米に位置する仏海外領サン・ピエール島・ミクロン島からその対岸のブレストへ、ラム酒は追い風を受け、26歳から49歳の若年層のニーズが伸びている唯一の蒸留酒です。この傾向は、フランスのラム・シーンを特徴づけるイノベーションの隆盛を裏付けています。
未来への約束
充実したカンファレンス・プログラムは、パブリック・アフェアーズ、ビジネス、イノベーション、教育という4つの部門を中心に、35名を超える著名な講演者がそれぞれの知識を紹介し、ラム酒のエコシステムにおける重要な課題について議論を展開します。会期中3日間、モンディアル・デュ・ラムは才能とノウハウを称え、国際的なパートナーシップを奨励し、エコシステムに革新の精神を浸透させます。
アイデア、交流、討論が集結するモンディアル・デュ・ラムは、ラム酒の文化的・社会的側面を探求し、以下を目指します。
・世界のラム酒エコシステムを支援するための公共政策を提示
・生産者、流通業者、バイヤー間の国際的な協力関係を促進
・ラム酒業界全体の持続可能で責任ある産業モデルの推進
・ラム酒産業におけるスタートアップとイノベーションを提唱
・特に大学やビジネススクールにおいて、若者をやりがいのある教育やキャリアの道に導く
・国際的なラム酒産業における雇用機会を特定