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バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

2024.07.22 Mon

体験してほしい超絶美味な『プレミアムバーボン』『プレミアムバーボン』で楽しみたい
バーボンベースのクラシックカクテル6選

The Premium Bourbon Experience

バーボンウイスキーはアメリカを代表するスピリッツのひとつで、その豊かな風味と歴史的背景から、多くのカクテル愛好者に愛されています。ここでは、バーボンをベースにしたクラシックカクテル6種類をご紹介します。各カクテルにはその歴史や名前の由来、そして家庭でも楽しめるレシピとつくり方を詳しく解説します。さらに、それぞれのカクテルで使用したグラスは、BAR TIMES STOREで実際に購入することができますので、お気に入りの一杯をよりスタイリッシュに楽しんでみてはいかがでしょうか。

また、今回はBAR TIMES STOREアンバサダーである長尾和明さん(Bar LIBRE池袋)に、カクテル製作をご協力いただきました。

Manhattan[マンハッタン]

「マンハッタン」は、1870年代にニューヨーク市の『マンハッタン・クラブ』で最初につくられたとされています。この説によると、社交界で影響力のあったジェニー・ジェローム(後のウィンストン・チャーチルの母)が主催したパーティーで提供され、その成功から「マンハッタン」と名付けられました。しかし、ジェロームがその時期にアメリカにいなかったという話もあり、この説は信憑性に欠くという意見もあります。

マティーニが 『カクテルの王様』と呼ばれているのに対して、「マンハッタン」は『カクテルの女王』と呼ばれています。その所以は定かではありませんが、その名が示す通り、ニューヨークの洗練された都会的なイメージから社交の場や高級バーで広く楽しまれたカクテルであることや、豊かな風味と深い味わい、美しい色合いがエレガントなことからそう呼ばれるようになったのかもしれません。

また、初期の「マンハッタン」のレシピは、現在のレシピとほぼ同じです。ライウイスキー、スイートベルモット、ビターズを使い、混ぜて提供されます。時代と共に、バーボンウイスキーが使用されることも増えました。このシンプルで洗練された味わいから、マンハッタンは今でも多くのカクテル愛好者に愛されています。

[レシピ]
・プレミアムバーボン 40ml
・スイートベルモット 20ml
・アンゴスチュラビターズ 1dash

[つくり方]
すべての材料をミキシンググラスに入れ、氷を加えてかき混ぜ、グラスに注ぐ。カクテルピンに刺したチェリーを飾る。

マンハッタンにおすすめのグラス

■アストリアカクテル(イタレッセ Wormwoodシリーズ)

シンプルなカクテルグラスを踏襲しながらも、Wormwoodシリーズの特徴である脚部分のカットにより全体の雰囲気がエレガントに感じられるデザインに仕上がっています。ベーシックカクテルのシンプルさが持つカクテルの基礎となるような力強さが、アストリアを用いることにより、さらに完璧な作品として完成します。

価格:¥3,520(税込) サイズ:高さ146mm/⌀89mm 容量:130ml 素材:結晶性 ガラス 重量:154g 製造国名:スロバキア

※グラスの詳細、ご購入はこちら

Old Fashioned[オールドファッションド]

「オールドファッションド」の誕生には諸説ありますが、19世紀半ばにバーボンの故郷であるケンタッキー州ルイビルで生まれたという説が有力です。特に『ペンデニス・クラブ』のバーテンダーが競馬ファンの客のためにつくったカクテルと言われています。また、古くからイギリスで飲まれていたスコッチウイスキーに砂糖を加え、水またはお湯で割った「ウイスキー・トディー」のレシピに似ていることから、懐古の意味を込めてこのカクテル名が付けられたとも言われています。

また、イギリスの酒類専門誌「DRINKS INTERNATIONAL」が毎年発表する「World Best Selling Classics」(世界で最も売れたカクテルTOP50)では、「オールドファッションド」が9年連続1位の座に君臨しました。世界で絶大な人気を誇るカクテルだけに、飲み手のこだわりが強く、100人いれば100通りのレシピが存在するといわれるほど。自分好みにアレンジを効かせられるのも人気の理由かもしれません。

[レシピ]
・プレミアムバーボン 45ml
・アンゴスチュラビターズ 2dash
・角砂糖 1個

[つくり方]
オールドファッションドグラスに角砂糖を入れ、ビターズを振りかけて染み込ませる。氷をグラスに入れ、プレミアムバーボンを注ぎ、オレンジスライス、レモンスライス、マラスキーノチェリーを飾り、マドラーを添える。

オールドファッションドにおすすめのグラス

■パーフェクトサーブ S.O.Fグラス

大きなアイスキューブやアイスボールを納める、理想的なサイズにデザインされており、氷が解けるのを最小限にします。25ml(シングル)を示す横のラインがデザインに加えられています。 『パーフェクトサーブコレクション』の特徴として、ステムの台座には飾りが施してあります。

価格:¥2,090(税込) サイズ:高さ81mm/⌀82mm 容量:270ml 素材:結晶性 ガラス 重量:306g 製造国名:ドイツ

※グラスの詳細、ご購入はこちら

Whisky Sour[ウイスキーサワー]

「ウイスキーサワー」は、19世紀にアメリカで誕生したクラシックカクテルで、初めてレシピが文書化されたのは1862年、アメリカのバーテンダーであるジェリー・トーマスの「The Bartender’s Guide」においてです。このカクテルの基本的な構成要素は、ウイスキー、レモンジュース、砂糖です。ウイスキーサワーの由来には、当時の海兵たちが航海中にビタミンC不足を防ぐために、レモンやライムのジュースを酒に混ぜて飲んでいたことが影響していると考えられます。

サワーというと日本では炭酸入りのドリンクを想像しますが、英語で『サワー』は「酸味がある、酸っぱい」という意味があります。つまり、シュワっとのど越し爽快なドリンクではなく、思わず口がすぼまるような酸っぱいドリンクがサワーなのです。

「ウイスキーサワー」は、レモンジュースの新鮮な酸味が口の中をさっぱりとさせるため、とりわけ暑い季節にぴったりのカクテルです。シェークすることで液体が冷やされ、ほどよい酸味と甘みがやさしい口当たりになります。また、卵白を加えたつくり方もあり、ふわっとした卵白がバーボンをより飲みやすく、まろやかな味わいにさせるとあって世界中で愛されている人気レシピです。

[レシピ]
・プレミアムバーボン 45ml
・レモンジュース 20 ml
・シンプルシロップ 10ml
・卵白 1個分
・ビターズ

[つくり方]
ビターズ以外の材料をしっかりシェークしてグラスに注ぎ、ビターズを数滴ドロップする。

ウイスキーサワーにおすすめのグラス

■Sip and Guzzle VanDyke 5oz Cocktail

飲み口が外側に広がっているVanDykeらしい独特のデザイ ン。そのため、カクテルを口に含むと、まず舌先に液体がダイレクトにあたる形状となって おり、一般的なクープグラスに比べ一口飲んだ際のアプローチが異なるのが特徴です。 シャンパンはもちろんどんなカクテルにも合わせやすいクープグラスです。

価格:¥2,530(税込) サイズ:高さ139mm/⌀89mm 容量:150ml 素材:無鉛クリスタルガラス 重量:76g 製造国名:中国

※グラスの詳細、ご購入はこちら

Mint Julep[ミントジュレップ]

「ミントジュレップ」の『ジュレップ』とは、『苦い薬を服用するための水』という意味で、その水がバーボンのアルコールをやわらげるためにミントと一緒に用いられるようになり、それが「ミントジュレップ」になったと言われています。

「ミントジュレップ」が誕生したのは、18世紀頃のアメリカ南部。当時はラムやブランデーがベースで、現在のようにバーボンベースが定着したのは19世紀後半になってから。それには、1875年に開場したケンタッキー州ルイビルの『チャーチルダウンズ競馬場』が関係していて、記念すべき第1回ケンタッキーダービーの開会式の際、クラブハウス内でバーボンをベースにした「ミントジュレップ」が提供されたそうです。

現在も「ミントジュレップ」は、毎年5月に開催されるケンタッキーダービーの会場内で販売され、2日間でおよそ12万杯も消費されるとのこと。こうした伝統は日本にも波及し、毎年5月の日本ダービーでも「ミントジュレップ」が販売されています。

[レシピ]
・プレミアムバーボン 60ml
・砂糖 2tsp
・水または炭酸 2tsp
・ミントの葉 10〜15枚

[つくり方]
グラスにミントの葉と砂糖を入れ、水または炭酸を注いでステアし、砂糖を溶かしながらミントの葉を潰す。グラスにクラッシュドアイスを詰め、プレミアムバーボンを注ぎ、グラスの表面に霜がつくまで十分にステアする。飾り用に別のミントの葉とマラスキーノチェリー、パイナップル、オレンジ、レモンなどのフルーツスライスをカクテルピンに刺して飾り、ストローを添える。

ミントジュレップにおすすめのグラス

■ジュレップカップ B 銅メッキ

「ミントジュレップ」に適した容量約360mlのステンレス製銅メッキを施したジュレップカップです。ステンレスはガラス製のグラスに比べ、熱伝導率が高いので保冷効果が持続し、長く美味しさを楽しめます。

価格:¥3,520(税込) サイズ:高さ105mm/⌀87mm 容量:360ml 素材:ステンレス/銅メッキ 重量:158g 製造国名:中国

※グラスの詳細、ご購入はこちら

Boulevardier[ブールヴァルディエ]

100年以上前から存在するクラシックカクテル「ブールヴァルディエ」。このカクテルは、アメリカンウイスキー(バーボン)とイタリアンリキュール(カンパリ)を使用したフランス生まれのカクテルというユニークな特徴を持っています。

フランスでは、片側二車線以上の大通りを “ブールヴァール” と言い、そこを肩で風を切って逍遥する “伊達男” をイメージしてつくられたそう。伊達男とは、人目を惹く、男らしくておしゃれな男性のことを言います。

重厚感あるバーボンウイスキーの味わいと、カンパリのハーバルでビターな味わい、そしてスイートベルモットの甘さがバランス良く馴染んだ世界的に高い人気を誇るカクテルです。

[レシピ]
・プレミアムバーボン 20ml
・スイートベルモット 20ml
・カンパリ 20ml

[つくり方]
氷を入れたミキシンググラスに材料を入れステアする。氷を入れたグラスに注ぎ、オレンジピールを絞りグラスの中に入れる。

ブールヴァルディエにおすすめのグラス

■Sip and Guzzle Tanto Bello D.O.F

薄いつくりのグラスでありながら、底には厚みを持たせて安定性を高めました。スタッキングも可能です。外側に向いた飲み口は口当たりよく、舌先から広がるフレーバーに満たされます。

価格:¥2,420(税込) サイズ:高さ85mm/⌀95mm 容量:330ml 素材:無鉛クリスタルガラス 重量:86g 製造国名:中国

※グラスの詳細、ご購入はこちら

Sazerac[サゼラック]

「サゼラック」の由来には諸説ありますが、世界最古のカクテルと言われています。様々なお酒をブレンドする飲み方は古くからありましたが、“カクテル”というジャンルが確立されて、初めて登場したのが「サゼラック」だったとうことです。

1850年、ニューオーリンズのバーテンダーであったセウェル・テイラーが、コニャックベースのオールド・ファッションドを提供していました。彼はフランスの「サゼラック・ドゥ・フォルジュ」というブランドのコニャックを使用してたことから、このカクテルを「サゼラック」と呼ぶようになりました。

1870年代、フランスのブドウ畑が病害虫フィロキセラによって壊滅的な被害を受け、ワイン、ブランデー、コニャックの生産が激減しました。これにより、アメリカでのコニャックの輸入も大幅に減少。そのため、コニャックの代わりにライ・ウイスキーを使用することが考案され、これがそのまま標準的なレシピとして定着しました。今ではバーボンをベースとするレシピも一般的になりました。

[レシピ]
・プレミアムバーボン 60ml
・ペイショーズビターズまたはアンゴスチュラビターズ 1dash
・アブサン 2dash
・角砂糖 1個
・レモンピール

[つくり方]
氷を入れたミキシンググラスにプレミアムバーボンとビターズ、角砂糖を入れステアする。グラスにアブサンを入れリンスし、余分なアブサンを捨てる。ミキシンググラスでステアした液体を注ぎ、レモンピールを絞って飾る。

サゼラックにおすすめのグラス

■木村硝子店 ステラ 9ozオールド

日本のハンドメイド製品です。口元は薄くなってつくられているため、飲み口がスムース。容量は270mlと氷を入れないサゼラックに最適のグラスです。

価格:¥3,190(税込) サイズ:高さ80mm/⌀80mm 容量:270ml 素材:バリウムクリスタル 製造国名:日本

※グラスの詳細、ご購入はこちら


長尾 和明(ながお かずあき)

BAR TIMES STORE 公式アンバサダー。2010年 地元香川県高松市のダイニングバーで1年間ホールサービスを学ぶ。2013年 6席だけの会員制バー「Bar HEEL」で修業。その後、「Bar HEEL」プロデュースの「Bar TIE」のカウンターに立つ。2017年「Bar LIBRE」のオーナーである清崎雄二郎氏と出会い、入社。1ヶ月でベトナムのリゾート地 ダナンに渡り、約2年間「Bar LIBRE DaNang Rooftop」のマネージャーを務める。ダナンで開催された「Tito’s vodka competition」で優勝。「OPIHR World adventurer cocktail competition」にも出場する。2019年「Bar LIBRE DaNang Rooftop」の閉店とともに帰国。2022年6月より「Bar LIBRE 池袋」のマネージャーに就任。その後も大会への出場に挑戦し、world class Japanでは、2022年に続いて2023年もtop10に入る。
※さらに詳しい長尾さんの情報はこちらをご覧ください。

Bar LIBRE(バー リブレ)
スペイン語で“自由”を意味する「Bar LIBRE」。自由をテーマにしたオーセンティックな雰囲気のミクソロジーバーだ。クラシックカクテルはもちろん、液体窒素などユニークな技法でつくるカクテルや季節のフルーツを使ったカクテルなど幅広いメニューを用意している。また、提供される器は、ガラス製グラスのほか、日本の作家による陶器で供されるカクテルもあり、味わいだけではなく見た目にも楽しませてくれる。

東京都豊島区西池袋3−25−8 相馬屋ビルB1F
HP/Bar LIBRE

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