2024.09.18 Wed
体験してほしい超絶美味な『プレミアムバーボン』禁酒法以前の力強いフレーバーを、現代の技術で洗練させて復刻! 『ノブ クリーク』『ブッカーズ』『ベイゼルヘイデン』
The Premium Bourbon Experience[PR]サントリー株式会社
『ノブ クリーク』『ブッカーズ』『ベイゼルヘイデン』は、禁酒法が施行される1920年以前の力強かったバーボンウイスキーのフレーバーを、現代の技術を用いて洗練された形で復刻させた、プレミアムバーボンです。長期熟成がもたらす深遠なフレーバーが特徴の『ノブ クリーク』、少数の選び抜かれた良質な樽のみをボトリングする“スモールバッチバーボン”の先駆けとなった『ブッカーズ』、ライ麦比率の高いマッシュビルを用いた『ベイゼルヘイデン』と展開し、バーボンウイスキーもフレーバーの幅を愉しめることを広めました。
禁酒法が施行される1920年以前のバーボンは、力強いフレーバーで人々を魅了していました。そうしたフレーバーが生まれた背景のひとつとして、1897年に制定された法律『ボトルド・イン・ボンド法』があります。当時、水で薄めた粗悪品や混ぜ物をしたイミテーションウイスキーが出回り、市場の混乱を招くとともに、酒税という国家財政への影響が懸念されていました。そこで、1蒸溜所で1シーズンのうちに蒸溜したものだけを樽詰めし、政府税官吏監督のもとで4年以上熟成、アルコール度数50%以上で瓶詰めする、という条件を満たした製品に限り“ボンデッド”または“ボトルド・イン・ボンド”と名乗ることができるという法律が定められたのです。この品質保証により、深遠で力強いリッチなバーボンが充実していきました。
ビーム家の6代目のマスターディスティラー、ブッカー・ノウ氏は、そんな往年の味わいの復刻を目指して、最上級の原料を厳選し、仕込みから蒸溜、貯蔵までこだわりぬいたバーボンウイスキー造りに取り組みました。200年以上にわたりウイスキー造りを続けてきたビーム家の技術を結集し、進化させます。そして、1988年に『ブッカーズ』、1992年に『ノブ クリーク』と『ベイゼルヘイデン』を相次いでリリースしました。ブッカー氏は、“本来あったバーボンの姿”に、進化した現代の技術を取り入れ、洗練された形でよみがえらせたのです。
製法とフレーバーにこだわった、少量生産されたスモールバッチのバーボンウイスキーは、革新的でした。『ノブ クリーク』『ブッカーズ』『ベイゼルヘイデン』は、造り手の特別な意図や思想が色濃く反映された、まさにプレミアムなバーボンなのです。やがて、人々の間でプレミアムバーボンというカテゴリーで認識されるようになっていきました。
ビーム家は製法を明かすことがありません。ビーム家7代目のフレッド氏は「製法は門外不出」と言います。分かっているのは厳選した最高品質のコーン、清冽な天然水、そして自家培養してきた酵母を使うということだけです。禁酒法時代、ビーム家もウイスキー造りを中断せざるをえませんでしたが、禁酒法以後90年以上にわたり、酵母を守り抜いてきました。「貴婦人のイースト」と呼ばれる酵母は、ビーム家の家宝なのです。
蒸溜器はビアスチルとダブラーが1セット。低い蒸溜度数で蒸溜することにより、原料の香味成分を多く残しているのがビーム家のバーボンウイスキーの特徴といわれています。
熟成樽は、熟練の職人が手作業で最上質のアメリカン・ホワイトオークを製樽し、数回に分けてじっくりチャーを施しています。樽内面は、7段階の最高レベルまで強く焦がします。通称、アリゲーター・チャーといわれるように、ワニ皮を連想させるほど、木材がカリカリになるまで焼くのです。これによって樽材成分の原酒への溶出も早くなり、バーボンウイスキーを深い色合いに変え、独特のバニラ様の甘さが授けられます。
スコッチに比べ熟成がダイナミックに進むケンタッキー州で、長期熟成のクラフトバーボンを誕生させることは、困難をともなう挑戦でもあります。フレッド氏はアメリカン・ホワイトオークの品質にはじまり、チャーの具合まで、厳しくチェックしています。
クラフトバーボンにおいては貯蔵庫内での熟成樽の位置まで厳密に考えられています。フレッド氏は、熟成中の樽の状況を注意深く見守り、常に原酒熟成の進捗や品質維持のためのチェックを厳しく行っているのです。
フレッド氏は「ウイスキー造りに妥協はゆるされません。とくにクラフトバーボンと呼ばれ長期熟成のプレミアムな製品には、自分の感性を信じつつもより高いレベルの品質を生むようにと全霊を傾注しています」と語ります。ビーム家の200年を超えるクラフトマンシップが、不朽の名作を生みだし続けているのです。
ブランド名は、ケンタッキー・ヒルにある小川が由来となっています。ケンタッキー州出身の第16代大統領リンカーンが幼少期を過ごした土地であり、この力強いバーボンにアメリカの最も偉大な大統領の育った地の名を冠したのです。
独特の形状のボトルは禁酒法時代からインスピレーションを得ています。禁酒法が施行されていた約14年間、人々はブーツに隠しやすい形状のフラスクボトルに酒を入れて持ち歩いていました。その形状を、オマージュとしてボトルに取り入れたのです。ラベルの紙質やデザインは、新聞紙にボトルを包んで持ち歩き、取締官の目を盗んで飲んでいたことから着想を得ました。
造り手の思想と理想がつまった、洗練された力強さを愉しめるのがプレミアムバーボンなのです。
『ノブクリーク』はジムビーム蒸溜所の中でも特に長い、9年以上の長期熟成が特徴です。バーボンウイスキー造りにおいては、バーボンバレルと呼ばれる約180リットルの小さな樽を使い、短い年数で熟成のピークを迎えるのがスタンダードでしたが、ホワイトオーク樽の品質、チャーの加減にこだわり、熟成中の樽の状況を厳しく見守るなどして、長期熟成を可能にしました。
『ノブ クリーク』には柔らかいフルーティーさも潜んでおり、ハイボールをはじめ、マンハッタン、オールドファッションド、ミントジュレップなどのカクテルのベースにもおすすめです。
『ノブ クリーク』
プレミアムバーボンと呼ばれるバーボンウイスキーのなかでも特に長い、9年を超える熟成をした逸品『ノブ クリーク』。ビーム家6代目のブッカー・ノウ氏が禁酒法以前の“本来あったバーボンの姿”を目指して復刻させました。アルコール度数50%の力強いバーボンです。ナッツをともなった樽香に、柔らかいフルーティーさも潜み、リッチなコクが感じられます。
■テイスティングノート
色:琥珀色。
香り:バニラ・ナッツ・オークの樽香。
味わい:力強いバニラの甘み・キャラメル・かすかにスモーキー。
フィニッシュ:リッチな甘い余韻が長くつづく。
■商品スペック
・アルコール度数/50% ・容量/750ml
■受賞歴
2014 Gold – International Spirits Challenge
ビーム家の6代目マスターディスティラーを務めたブッカー・ノウ氏が、ビーム家主催のバーベキュー・パーティーで賓客だけに振る舞い続けるうちに、あまりにも評判が良いので、1988年に製品化したのが『ブッカーズ』です。自身の名前を冠した、ブッカー氏の最高傑作。スモールバッチバーボンの先駆けともなりました。
ボトリングに際して、水を加えず、冷却濾過も行わずに、熟成樽からそのままボトリングするのが特徴です。そのため、リリースされるバッチごとに、熟成年やアルコール度数も異なってきます。熟成年数は、6~8年。『ブッカーズ』としてボトリングされる基準は、芸術、科学、大自然の摂理の融合から生まれた傑作であること。樽出しそのままの力強さと、しなやかさを両立したフレーバーは芸術作品のようで、同じものは2つとないのです。
熟成庫の中央付近にある樽が選ばれることが多いのは、適切な温度や湿度によって風味の深さや濃厚さが極大化するからだそう。現在、フレッド・ノウ氏によって、さらに高い香味を目指して、造りこまれています。
60%以上と高い度数ながら、冷却濾過を行っていないので滑らかなテクスチャーが特徴です。往年のバーボンウイスキーの力強さと、しなやかなフルーティーさのハーモニーが秀逸。製造年によって香味に微妙な違いがあるので、ハーフショットずつ飲み比べるのも愉しいでしょう。
『ブッカーズ』
6~8年熟成樽のなかから最高峰としてふさわしい熟成をした原酒を厳選してヴァッティング。冷却濾過や加水は一切おこなわず、そのままボトリングしていますが、高いアルコール度数を感じさせない、しなやかなプレミアムバーボンです。心地良いオークの樽香、フルーティーさのなかに密やかな独特のほろ苦さが感じられ、深い熟成感がありながら重くないバランスの良さが特徴。製造年によって度数や香味に微妙な違いがあり、それがウイスキー愛好家を魅了し続けています。(国内数量限定販売)
■テイスティングノート
色:深く濃い琥珀色。
香り:バニラ・キャラメル・オークの厚みのある香り。
味わい:高度に凝縮されたフルーツとタンニン。
フィニッシュ:リッチな余韻が長くつづく。
■商品スペック
・アルコール度数/60%以上(バッチにより異なる) ・容量/750ml
『ベイゼルヘイデン』というブランド名は、アメリカで人気のバーボンウイスキー『オールド グランダッド』に由来しています。『オールド グランダッド』をリリースしたレイモンド・ B・ ヘイデン氏は、祖父ベイゼル・ヘイデン氏を“オールド・グランダッド”という愛称で呼んでいました。ベイゼル・ヘイデン氏は1796年にウイスキー造りを開始して、偉大なディスティラーとして親しまれていました。『オールド グランダッド』のラベルには、ベイゼル・ヘイデン氏の肖像画も用いられています。
ベイゼル・ヘイデン氏が造っていたウイスキーは、他のバーボンウイスキーに比べライ麦比率が高かったと言われています。1992年に、ビーム家の6代目であるブッカー・ノウ氏が、ライ麦比率の高いマッシュビルのバーボンウイスキーをリリースした際、オマージュとして『ベイゼルヘイデン』と名付けました。
その昔、ライウイスキーが興隆した時代の懐古を込め、マッシュビルのライ麦比率を『ジムビーム』の2倍以上にしたバーボンウイスキーに挑戦しました。ライ麦独自のスパイシーさが特徴です。『ベイゼルヘイデン』はアルコール度数を40%に抑えているので、スパイシーながらもスムースなテクスチャーが愉しめます。
ライ麦由来のスパイシーさと、ハーブティーのようなフレーバーのハーモニーが心地良い。カクテルのマンハッタンやオールドファッションドのベースにもおすすめです。
『ベイゼルヘイデン』
貯蔵庫最下段で8年超、なめらかな香味のピークを迎えるまでじっくりと熟成。ライ麦比率がジムビームの2倍以上で独特のスパイシーさがあり、ハーブティーのようにも感じます。アルコール度数を40%に抑え、極めてスムーズな飲み口を楽しめます。
■テイスティングノート
色:明るい黄金色。
香り:はちみつ・ハーブ的なスパイスの香り。
味わい:ライ麦のスパイシーさとはちみつ様の甘さが共存。
フィニッシュ:ドライでクリーンな後味。
■商品スペック
・アルコール度数/40% ・容量/750ml
文 馬越 ありさ
慶應義塾大学を卒業後、ラグジュアリーブランドに総合職として入社。『東京カレンダーweb』にてライター・デビュー。エッセイスト&オーナーバーマンの島地勝彦氏に師事し、ウイスキーに魅了される。蒸留所の立ち上げに参画した経験と、ウイスキープロフェッショナルの資格を活かし、業界専門誌などに執筆する他、『Advanced Time Online』(小学館)に連載を持つ。日本で唯一の蒸留酒の品評会・東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)の審査員も務める。