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2024.10.2 Wed

5年振りの開催はGI「東京島酒」でおもてなしHBA東京支部主催「第13回 創作カクテルコンペティション」 川勝隆斗(京王プラザホテル)が優勝「都知事賞」を獲得

一般社団法人 日本ホテルバーメンズ協会 東京支部主催
(一社)日本ホテルバーメンズ協会(H.B.A. 野田浩史会長)は、同会東京支部(森祐介支部長)主催による「第13回 創作カクテルコンペティション “Dear Tokyo~カクテルで紡ぐストーリー~” GI「東京島酒」でおもてなし」を9月29日に開催。今年3月13日に「東京島酒」が地理的表示(GI)に指定されたことを記念した今大会は、島酒をベースにしたカクテルに36人のバーテンダーがチャレンジ。京王プラザホテルの川勝隆斗が総合優勝を果たし、「東京都知事賞」と創作カクテルコンペティション優勝杯、そして勝利者だけが羽織るブルージャケットを獲得しました。

 

「東京島酒」のGI指定を記念。
ゲストも審査に参加する「アイランドカウンターコンペティション」


これまで12回にわたり行われてきたHBA東京支部によるカクテルコンペティションは2019年大会を最後に新型コロナウイルスによる自粛などを経て5年振りの開催となりました。過去の大会では、チーム戦や竹芝桟橋・竹芝客船ターミナルでの、屋外コンペティションなどさまざまにスタイルを変えて行なわれてきた、お客さまとともに楽しむコンペティションであるのも特徴のこの大会。今年は、36人のバーテンダーが、会場中央に配置されたアイランドカウンターの内側から来場者にカクテルを振る舞い、ゲスト自らも審査に参加するコンペティションといたしました。

ショートカクテルのベースには東京七島酒造組合の「東京島酒」の使用を規定。「東京島酒」は3月に地理的表示(GI)に指定された、さつまいもと麦麹、伊豆諸島の島内で採水した水のみを原料とした蒸留酒で、焼酎のGIは2006(平成17)年以来の18年ぶりで、日本では、「壱岐焼酎」「球磨焼酎」「薩摩焼酎」「琉球泡盛」に次ぎ5件目の指定となっています。

ポイントは、「島酒の特徴をカクテルに反映できていたか」

カクテルの提供と同時に各々の作品テーマやネーミング、レシピの整合性や技術的な要素などHBAと今大会独自のレギュレーションに則った審査も行なわれ、ファイナルに進出する10人のバーテンダーを選出。ファイナルでは壇上で各々が1分間のプレゼンテーションをした後に、クラシックスタイルのカクテル調製をする試技で「都知事賞」を競い合いました。

今大会で審査委員長を務めたHBA東京支部の鎌田真理副幹事長(ザ・ペニンシュラ東京)は「『島酒』の特徴をどれだけ生かすことができているかがファイナル進出の分かれ目でした。10人のファイナリストのカクテルは総じてどれもおいしく、最後はプレゼンテーションと技術の差」と総評したのを表わすように、高い技術を見せた川勝隆斗がグランプリを受賞。ファイナルを見据えた万端な準備が感じられたプレゼンテーションも高く評価されました。

会場の様子
アイランドカウンターにて

優勝者インタビューで川勝は「プレゼンテーションは自信を持って100点、技術的にはたくさんのお客さまが視界に入って緊張してしまったのですが、最後に注ぎ切ったときに『ぴったり!』という声が聞こえてきて、自信を持って終われました。お客さまからパワーをいただきました」と喜びを語りました。
会場のグランドプリンスホテル高輪の宴会場「プリンスルーム」には600名近くのご来場があり、36種類のカクテルを楽しむお客さまの熱気に包まれました。
 

第13回 創作カクテルコンペティション“Dear Tokyo~カクテルで紡ぐストーリー~”
GI「東京島酒」でおもてなし


開催日:2024年9月29日(日)
会 場: グランドプリンスホテル高輪 宴会場「プリンスルーム」

<最終順位>

総合優勝・グランプリ 川勝隆斗(京王プラザホテル)
作品名「Golden Hour ~島影の記憶~」

2位 古川浩平(横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ)
作品名「酒来福 (しゅくふく)」

3位 松丸友哉(グランドニッコー東京 台場)
作品名「東京 KANNMI ~島酒と和種が織りなすハーモニー~」


主催:(一社)日本ホテルバーメンズ協会 東京支部および西関東支部、東関東支部
後援:東京都 産業労働局 観光部振興課
協賛:(一社)日本ホテルバーメンズ協会 協賛会各社

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