NEW2024.11.27 Wed
#HennessyMyWay 2024 大会レポート「#HennessyMyWay 2024」ファイナル
大会レポート
2024年10月7日〜13日2回のオンライン審査を勝ち抜いたファイナリスト10名は、2024年10月7日から13日にかけて行われるコニャックおよびロンドンのツアーで蒸溜所見学などに参加し、11日に行われたファイナルで世界一を競いました。このツアー中の様子や大会当日の模様を通じて、ファイナリストたちが体験した出来事をお伝えします。
Day 1:Domaine de la Bataille 訪問
ファイナリストたちは180ヘクタールに広がるヘネシーのメインのブドウ畑とワイナリー「Domaine de la Bataille」を訪れました。ここでは、ヘネシーのブドウ栽培パートナーが行っている革新的な栽培技術を見学しました。続いて、伝統的なヘネシーの蒸溜所の一つ「Distillerie du Peu」を訪れ、収穫後のワインがオー・ド・ヴィに変わる工程を学びました。
Day 2:樽製造工房とテイスティング
ファイナリストたちはヘネシー本社を訪れ、新しい樽製造工房「L’Atelier de Tonnellerie」を見学しました。この工房では、職人技と芸術が融合した伝統的な樽づくりの技術を体験しました。その後、1774年に建てられた「Chai du Fondateur」を訪問し、ヘネシーの最古のオー・ド・ヴィと希少なコニャックの貯蔵庫を見学しました。続いて、ヘネシー・ビジターセンターにてコニャックのテイスティングを行い、ヘネシーの真髄に触れました。
Day 3:ロンドンでのセミナーとゲストシフト
ファイナリストたちはロンドンに移動し、ミリー・タンによるブランド構築に関するセミナーやゲストシフトに参加しました。また、前回のコンペティション総合優勝者である高橋大地氏によるゲストシフトも行われ、参加者たちにとって貴重な体験となりました。
Day 4:「#HennessyMyWay 2024」決勝
10月11日、いよいよロンドンで「#HennessyMyWay 2024」の決勝が行われ、松本 真緒さん(ザ・ペニンシュラ東京 PETER バー)、高橋 裕也さん(エクシブ有馬離宮)が、日本代表として出場しました。2回のオンライン審査を勝ち抜いたファイナリスト10名が世界一を競います。
今回のコンペティションでは、『ヘネシー V.S』および『ヘネシー X.O』の多様な表現力を引き出すカクテル作りが競われます。審査は、サステナビリティに配慮した特別なカクテル体験の提供を軸に、ストーリー性、演出、ユニークな材料、仕上げ、オリジナルの技法など、さまざまな観点から行われます。
松本 真緒さん、高橋 裕也さんどちらも日本の素材を活かし、ヘネシーの魅力を最大限に引き出すレシピでファイナルに挑みました。
今回、優勝を飾ったのは、エクシブ有馬離宮の高橋 裕也(たかはし ゆうや)さん。
Hennessy X.Oの長い熟成期間に備わったロースト、スパイシー、フルーティーさを、日本の素材である、ほうじ茶、豆茶、山椒を用いて、最大限に生かしたカクテルで見事世界一を勝ち取りました。
高橋裕也さんに加え、ザ・ペニンシュラ東京 PETER バーの松本真緒さんもトップ10ファイナリストに選ばれ、日本人バーテンダーのレベルの高さを窺い知る結果となりました。
今回の#HennessyMyWayには、自分の実力を試し、技術をさらに深めたいと思って挑戦しました。英語でのプレゼンやサステナビリティをテーマにしたカクテルづくりは難しかったですが、日本の素材とヘネシーを組み合わせる楽しさを感じました。
コンペを通して、知識や技術がどんどん磨かれるのはもちろんですが、大会が終わった後もバーテンディングへさらに励んでいくきっかけにもなります。ぜひ、挑戦を迷っている方には一歩踏み出してほしいと思います。
高橋 裕也(たかはし ゆうや)
エクシブ有馬離宮 バー・ラウンジ ヘッドバーテンダー
岩手県出身。20代前半は日本全国を周り、国内のホテル十数カ所で勤務。2020年にリゾートトラスト株式会社に入社(エクシブ有馬離宮配属)。入社を機にバーテンダー人生をスタート。
ザ・ペニンシュラ東京 PETER バー(日比谷)
栃木県生まれ。趣味は邦ロック。宇都宮短期大学附属高等学校 調理科を卒業後、2020年にザ・ペニンシュラ東京へ調理師として入社。2022年、バーテンダーに憧れを抱き、20歳を迎えると同時にPeterバーでバーテンダーとしてキャリアをスタート。