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NEW1500.11.10 Sat

バカルディ ジャパン ウイスキーアンバサダー
就任記念インタビュー
バーの枠を超え、知識と経験と多角的なアプローチで幅広い世代にウイスキーの素晴らしさを伝えていきたい

田中大智

バカルディジャパン株式会社では昨年、「エンジェルズ・エンヴィ」や「デュワーズ」「ロイヤル・ブラックラ」のウイスキーブランドの認知度向上とブランドコミュニケーションの強化を目的に、「ウイスキーアンバサダー」を募集し、全国から予想を上回る多くの応募がありました。厳正な選考を経て、お二人のバカルディ ジャパン ウイスキーアンバサダー就任が決定しました。今回はそのうちの一人、田中大智さんにお話をうかがいます。

バカルディ ジャパン ウイスキーアンバサダー 就任記念インタビュー


ウイスキーは、バーテンダーが語り手になることで、飲む人に特別な体験を提供できる

Q:はじめに、田中さんがウイスキーに興味を持ったきっかけを教えてください。

 学生の頃バー巡りが趣味だったのですが、そこでの体験が大きいと思います。行く先々で出会ったバーテンダーの方々からウイスキーにまつわる話を伺ううちにウイスキーの魅力に惹かれ、この業界に入る大きなきっかけの一つとなりました。
 ウイスキーは、ソーダ割りやオンザロック、さらにはカクテルとしても楽しめるお酒ですが、それだけではありません。そこにバーテンダーという語り手が、ウイスキーの歴史や飲み方による味わいの変化など付加価値を加えて提供することで、ウイスキーを通した体験へと昇華できることが一番の魅力だと思います。

Q:ウイスキーアンバサダーに応募した動機や就任が決まった時のお気持ちを教えてください。

 昨今、新型コロナの影響により、バー業界は大きな変革の時を迎えています。バーコンサルティングやSNSを活用した宣伝、他業種とのコラボレーションなど、従来の店舗中心の営業形態から多様な形へと進化しています。私もバーテンダーとしてキャリアをスタートして9年目を迎え、バーという枠を超えて、より多くの方にカクテルを身近に感じてもらえる新たなバー文化を創りたいと思うようになりました。そんな時に目にしたのがバカルディジャパンのウイスキーアンバサダー募集でした。直感的に「これだ!」と感じ、これまでの国際大会や様々なバーでの経験を活かし、新たな挑戦をする決意で応募しました。選ばれた時は驚きと喜びが入り混じりましたが、自分の熱意が伝わったと感じています。アンバサダー活動を通じて、バー業界に新しい風を吹き込み、斬新な企画や挑戦を形にすることで、多くの方に影響を与えていきたいと思っています。

そのウイスキーの個性を理解し、飲み方を追求する。そんな楽しみ方をお客様にも提案したい

Q:ウイスキーを飲む時、田中さんが一番大切にしているポイントや楽しみ方を教えてください。

 ウイスキーの味わいや香りがどのように生まれたのかを想像し、その個性に合わせた飲み方を追求することを大切にしています。ウイスキーは土地の気候や水など多くの要素が絡み合って生まれるため、これらの要素を味わいから紐解いていく時がウイスキーの面白さを感じることのできる最高の瞬間です。特にアメリカンウイスキーは穀物の配合によって味わいの方向性などが変わるため、その情報を基にどのようなフレーバーがあるか想像しながら飲むとよりウイスキーの奥深さを知ることができます。私自身がウイスキーを楽しむ際はもちろん、お客様にもその個性を活かした飲み方を提案するよう心がけています。

Q:では、田中さんが「エンジェルズ・エンヴィ」をお客様におすすめする際、どのようなご説明をされますか。

 「エンジェルズ・エンヴィ」は、何といってもポートワイン樽でフィニッシュしている点が最大の特徴です。その圧倒的な滑らかさは群を抜いており、バーボンウイスキーをベースとするクラシックカクテルに使用するだけで驚くような仕上がりになります。酒精強化ワイン特有のフルーティーな味わいや、樽由来のバニラやメープルの甘い香りがあるので、それらのフレーバーを存分に楽しめるオールドファッションドにするのがおすすめです。また、ライ麦由来のスパイシーさと重厚感が感じられ、私自身、この複雑さが「エンジェルズ・エンヴィ」の魅力の一つだと感じています。

Q:ブレンデッドウイスキーの「デュワーズ」をおすすめする際はいかがでしょうか。

 通常、ブレンド後にそのままボトリングされる工程が一般的ですが、「デュワーズ」は滑らかさを追求するために、もう一度樽に詰めて熟成させるダブルエイジ製法を用いています。それにより、一体感と二段階で感じる上質な滑らかさを体感することができます。ソーダ割りや水割りなど、飲み方に応じて様々なポテンシャルを発揮するウイスキーであり、兎にも角にも味わいのバランスが良く、是非おすすめしたいウイスキーの一つです。
 スタンダードからプレミアムなラインまで幅広い製品を展開し、ビギナーからウイスキー通までをも満足させる多彩な魅力を持っています。特に「デュワーズ」のホワイトラベルを使ったハイボールは、その爽快感で多くのファンを魅了し、日常を少し贅沢に演出する一本として、世界中で愛される理由が詰まったブランドです。

Q:シングルモルト「ロイヤル・ブラックラ」はどのようにおすすめされますか。

 スコットランド最古の蒸溜所の一つである「ロイヤル・ブラックラ」は、歴史上初の英国王室御用達となったスコッチウイスキーです。全てのボトルがシェリー樽でフィニッシュされており、モルト原酒は熟成年数毎にそれぞれ異なる種類のシェリー樽で後熟され、多彩な個性を生み出しています。そして、王のためのウイスキー(The King’s Own Whisky)と呼ばれるだけあり、その甘く華やかで気品のある味わいはストレートはもちろん、ロックや水割りでも華やかな香りをしっかりと堪能することができ、ウイスキー愛好家にはたまらない一杯となってます。

Q:最後に、今後ウイスキーアンバサダーとしてチャレンジしたいことや目標を聞かせてください。

 ウイスキーは、ソーダ割りや水割り、カクテルなど様々な飲み方で楽しめるという独自の文化を育んできました。それがウイスキーの面白さであり奥深さでもあります。言い換えれば、こうした多様な飲み方を通じて、幅広い世代の人々により多くアプローチできる可能性を秘めているとも言えます。
 私は、バーテンダーとして様々な経験を積んできましたが、初めてバーカウンターに立った時から常に意識し、大切にしてきたのは、「お客様の記憶に残る体験」を提供することです。ウイスキーアンバサダーの使命は、ウイスキーの素晴らしさを多くの方に知ってもらい、イベントや体験を通じてブランドの知識や楽しみ方を提供することにあると考えています。この点は、バーテンダーとしての姿勢と通じる部分があり、アンバサダーとして自分にしかできないアプローチで幅広い世代にウイスキーの魅力を伝えていきたいと思います。

バカルディ ジャパン ウイスキーアンバサダー プロフィール

田中 大智(たなか だいち)
日本を代表するバーテンダーの一人であり、現在コンラッド東京のバーマネージャーを務める。バーテンダーのキャリアは2017年からスタートし、ホテルバーや名店といわれるバーで経験を積む。数々のカクテルコンペティションで優秀な成績を収めており、バーテンダーとしての高い技術をもつ。今回、バカルディジャパンのウイスキーアンバサダーに就任し、ウイスキーの魅力を広める活動を通じて、業界に新しい風を吹き込むべく尽力している。


■バカルディ ジャパン ホームページ https://www.bacardijapan.jp/
■「エンジェルズ・エンヴィ」ブランドサイト https://www.angelsenvy.jp/
■「デュワーズ」ブランドサイト https://www.dewars-jp.com/
■「ロイヤル・ブラックラ」ブランドサイト https://royalbrackla-jp.com/


バカルディ ジャパン ウイスキーアンバサダー 野間真吾氏の記事はこちらからご覧いただけます。

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