沖縄の新しい蒸留酒ブランド
「kagan(カガン)」開発ストーリー沖縄のボタニカルと伝統を映す
蒸留酒ブランド「kagan」誕生。
古謝雄基さん(南島酒販株式会社 商品部)
沖縄の豊かな自然が育んだ素材を使い、現代の酒類として表現するブランド「kagan(カガン)」。沖縄の言葉で「鏡」を意味し、島の恵みをこれまでにない形で映し出す新しい蒸留酒である。
観光向けのデフォルメされた商品が多いなか、泡盛の姉妹ブランド「shimmer(シマー)」とまた異なる視点と手法で沖縄産素材の可能性を最大限に引き出す。スピリッツ、リキュール、ビターズの3つのジャンルで展開し、プロフェッショナルな用途に応える本格的な酒類だ。
そして2025年3月、「kagan」の第1弾となる「たんかんスピリッツ」が登場。沖縄特産の柑橘「たんかん」の個性豊かな香りと味わいが凝縮したスピリッツは、開発者と蒸留酒の造り手、地元の農家が共創したもの。
今回は、「kagan」誕生の経緯を追いかけていく。
造り手 インタビュー記事(近日公開予定)
地元バーテンダー インタビュー記事(近日公開予定)
kagan オフィシャルサイトはこちら
「kagan Vol.1 たんかんスピリッツ」商品ページはこちら
インタビュー・文 沼 由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『EST! カクテルブック』『読本 本格焼酎。』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。