
NEW2025.04.10 Thu
新たな魅力を発見するプレミアムテキーラの世界テキーラを生み、育て、発展させた「サウザ家の3人」。彼らに敬意を表して名付けられた「TRES GENERACIONES(3つの世代)」
[PR]サントリー株式会社『トレスジェネレーション』は、サウザ家3世代の想いと、最新の技術を融合して造られた、新しい味わいのプレミアムテキーラです。自家農園で6〜8年かけて栽培したブルーアガベを、贅沢に100%使用。3回の蒸溜を行い、ブルーアガベのフレッシュな風味を保ちつつ、滑らかな味わいを実現しました。さらに、トーストされたオークの新樽で熟成することで、味わいに複雑さをもたらしています。ブルーアガベの豊かな風味と、奥行きのある余韻を楽しめる『トレスジェネレーション』は、食中酒としても、ひとりでゆっくりとお酒を味わいたいシーンにも、寄り添ってくれます。
3世代にわたる情熱──『トレスジェネレーション』の原点
『トレスジェネレーション』が造られているラ・ペルセベランシア蒸溜所は、テキーラを生み、育て、発展させた、サウザ家の3世代にわたり、継承されてきました。創業者はドン・セノビオ・サウザ氏。幼い頃に父親を亡くしたセノビオ氏は、15歳から働き始めます。アガベの栽培や蒸溜を学び、30歳を過ぎて独立。1873年に、ラ・ペルセべランシア蒸溜所を創業しました。以来、この地で150年以上にわたり、上質なテキーラを生み出しています。
蒸溜酒に“名前”を与えた革命家。“テキーラの父”、セノビオ・サウザ
セノビオ氏は、現在につながる新しい製法や設備を導入していきました。ラベルに初めて“テキーラ”と記したのも、セノビオ氏です。それまで、アガベを原料とした蒸溜酒は全てメスカルと呼ばれていました。1873年、セノビオ氏は、蒸溜したてのスピリッツをボトリングし、テキーラと記されたラベルを貼り、アメリカのニューメキシコ州で開催された酒類コンペティションに出品しました。1873年はテキーラが誕生した年であり、テキーラが初めて他国へと渡った記念すべき年になったのです。セノビオ氏は、たちまちにして業界に革命を起こしました。現在、セノビオ氏は“テキーラの父”と呼ばれています。
創業者のドン・セノビオ氏。“テキーラの父”として知られるセノビオは、初のテキーラ蒸溜所であるラ・ペルセべランシアを創設した。
国民的スピリッツへと押し上げた2代目の手腕
1903年に後を継いだのが、息子のドン・エラディオ・サウザ氏です。エラディオ氏は蒸溜所を拡大、改装し、基盤を固めていきました。そして、テキーラをメキシコの国民的スピリッツにすることに大きく貢献したのです。
メキシコでは樽売りが一般的であった時代に、瓶詰めによる販売を拡大させたのも、エラディオ氏の功績です。ヨーロッパにもテキーラを輸出するようになりました。
セノビオの息子であるドン・エラディオ・サウザ氏は、テキーラをメキシコの国民的スピリッツにすることに大きく貢献した。
原産地呼称の制定で守られた、テキーラの誇り
1946年には、エラディオ氏の息子 ドン・フランシスコ・ハビエル・サウザ氏が社長に就任しました。3代目となるハビエル氏は、海外の販売拠点を拡大させ、世界のサウザへと名を高め、自社製品のみならずテキーラというスピリッツを世界に認知させました。
当時、世界各地でテキーラの模造品がつくられ、テキーラのイメージダウンにつながる懸念がありました。テキーラの高い品質を守るために、ハビエル氏はメキシコ政府へ働きかけます。そして、1974年に、「テキーラの原産地呼称」を成立させました。メキシコ政府機関がテキーラを管理することになり、規定に即したものだけがテキーラを名乗ることができるようになったのです。
ドン・フランシスコ・ハビエル・サウザ氏はテキーラがメキシコでのみ製造されるように請願し、その働きによって「テキーラの原産地呼称」が与えられることになった。
2025年3月、日本発売決定。世界が注目する“3つの世代”
テキーラを生み、育て、発展させたサウザ家の3人に敬意を表して誕生したブランドが、『トレスジェネレーション(3つの世代)』です。ボトルに配された3本のラインは、テキーラをメキシコのスピリッツとして世界に広めた、サウザ家の3人の情熱を讃えています。
『トレスジェネレーション アネホ』は、3代目となるハビエル氏が生み出した製品。1973年当時、メキシコの富裕層の間では、特別なシーンにコニャックなどの熟成酒が飲まれていました。しかし、どんなシーンでもメキシコの国民的スピリッツであるテキーラが飲まれて欲しい…というハビエル氏の想いから生み出された、プレミアムテキーラなのです。
世界的なコンペティションで高い評価を得ている『トレスジェネレーション』が、2025年3月25日、日本で新しく発売されることになりました。
苗から8年、自家農園で丁寧に育てた“特別な一本”へ
『トレスジェネレーション』の造られているラ・ペルセべランシア蒸溜所は、メキシコの中西部・ハリスコ州のグアダラハラ市近郊のテキーラヴァレーにあります。素晴らしい香味のテキーラを造るには、ブルーアガベの質が重要です。多くのテキーラメーカーが契約農家に受託栽培していますが、ラ・ペルセべランシア蒸溜所では大部分を自家農園で栽培し、『トレスジェネレーション』には自家農園のブルーアガベの中から特に上質なもののみを用いています。種の受粉から芽を育てて苗を生み、畑に植えて6〜8年の歳月をかけています。生育状況、水の供給、収穫の日など、子供の成長を見守るように大切に栽培していきます。農薬を避け、ピニャから採れるアガベ繊維を堆肥に使い、自分たちで維持している水脈から水を与えています。できる限り自然のままの状態を保つようにしているのです。
ラ・ペルセべランシア蒸溜所では大部分のブルーアガベを自家農園で栽培している。
ラ・ペルセべランシア蒸溜所は、テキーラヴァレーの中核的な地域にあり、素晴らしいブルーアガベが育つ土壌に恵まれています。収穫のタイミングを知るのはヒマドールと呼ばれる古くからの技術を伝承する職人たち。創業時から脈々と受け継がれてきた技術と情熱を収穫時に発揮します。収穫の時、ヒマドールはコアと呼ばれる湾曲した刃のある道具でブルーアガベの葉を切り落とし、24時間以内にピニャを蒸溜所に運ぶのです。数日間、太陽の下に放置する蒸溜所があるなかで、ラ・ペルセべランシア蒸溜所は収穫されたその日のピニャを仕込みに用います。フレッシュな状態で仕込むからこそ、最良のアガベジュースが採取できるのです。
ブルーアガベを収穫するのは、ヒマドールと呼ばれる古くからの技術を伝承する人々。
採れたてのブルーアガベをシュレッダーで細かくし、アガベジュースをつくる。
ディフューザー製法と秘伝の酵母。純粋な味わいを生む技術
仕込み水は、火山岩で濾過された新鮮な水。糖分の抽出には、ディフューザー製法と呼ばれる手法を採用しています。採れたてのブルーアガベを粉砕し、ディフューザー装置で85度の温水をかけ、糖分を抽出し、アガベジュースを造ります。そして、圧力タンク内で120度の蒸気により加水分解して、糖化を促していきます。一般的な製法では、ブルーアガベを切り割り、それをまるごと蒸煮して圧搾しますが、ブルーアガベの繊維に由来する不要な香味成分を抽出してしまうことにもなります。ラ・ペルセべランシア蒸溜所では、フレッシュなブルーアガベ本来の旨味を逃さないために独自の抽出、糖化法を用いているのです。
発酵工程は、創業者・セノビオ氏から研究を続けて磨いてきた特別な醸造法です。抽出したアガベジュースに3代目・ハビエル氏が生んだ秘伝の酵母を入れて発酵させます。不要な微生物が入らないように口を閉じられたステンレス発酵槽で、ラ・ペルセべランシア蒸溜所独特のナチュラルなアガベフレーバーを生み出すようにしています。
3回蒸溜が生む、滑らかな口当たりと凝縮された風味
連続式蒸溜器とポットスチルで3回蒸溜するのが、『トレスジェネレーション』のこだわりです。ブルーアガベのハーバルな風味が凝縮され、滑らかな味わいを生み出します。
さらに、トーストしたオークの新樽で熟成することで、スパイシーで香ばしい複雑味が加わります。原材料のブルーアガベのフレッシュな風味を活かしたまま、熟成で奥行きを出すために樽にはこだわっており、マスターディスティラー自らが選定しています。『トレスジェネレーション』のエレガントで素晴らしいバランスの風味は、こうして生み出されるのです。
世界でもめずらしい3回蒸溜。これによりアガベのフレッシュな風味が保たれた滑らかな味わいになる。
成熟した自社栽培のブルーアガベを100%使用し、3回蒸溜によってさらに純度を高め滑らかな味わいを実現しました。オークの新樽での熟成によって加えられた複雑な香りが愉しめます。
ストレートでゆっくりと味わうのはもちろん、ソーダ割にすると、さっぱりとした飲み心地で、和洋中、ジャンルを問わず食事に寄り添います。ハーバル感、シトラスのような爽やかさ、ペッパーのような心地よい辛みが料理を引き立てます。
『トレスジェネレーション アネホ』をベースにしたソーダ割り。
『トレスジェネレーション レポサド』をベースにしたパローマ。
『トレスジェネレーション アネホ』
アネホは、100% ブルーアガベの豊かな風味が特長。トーストしたアメリカンオーク樽で12カ月間熟成させることで、繊細な琥珀色、複雑で奥深い風味、独特の滑らかでスモーキーな後味が生まれます。ストレート、ロック、クラフトカクテルがおすすめ。
【テイスティングノート】
色:淡い琥珀色
香り:軽く焼いたアガベのほんのりキャラメルバニラの香りとトーストした香ばしいオークの香り
味わい:ブラウンシュガーの甘さと柔らかなオークとすっきりしたアガベの風味が調和した味わい
余韻:温かみのあるオークの余韻
【商品スペック】
・アルコール度数/40% ・容量/750ml
【受賞歴】
・2023 Silver – San Francisco World Spirits Competition
・2023 96 Points – International Wine and Spirit Competition
『トレスジェネレーション レポサド』
100% ブルーアガベから造られたレポサドは、滑らかさを出すために3回蒸溜し、その後アメリカンオーク樽で少なくとも4カ月間熟成させます。プレミアムカクテル、ストレートまたはロックがおすすめ。
【テイスティングノート】
色:明るいゴールド
香り:ペッパー、スパイス、ハーブと軽いオークの風味が調和
味わい:最初に感じるスパイシーさ、トーストしたオーク、そしてハーブと新鮮なアガベの香り
余韻:温かくてドライ、ホワイトペッパーの風味が残る
【商品スペック】
・アルコール度数/40% ・容量/750ml
【受賞歴】
・2023 Silver – San Francisco World Spirits Competition
・2023 96 Points – International Wine and Spirit Competition
文 馬越 ありさ
慶應義塾大学を卒業後、ラグジュアリーブランドに総合職として入社。『東京カレンダーWEB』にてライター・デビュー。エッセイスト&オーナーバーマンの島地勝彦氏に師事し、ウイスキーに魅了され、蒸留所の立ち上げに参画。ウイスキープロフェッショナルを保有し、酒類コンペティションの審査員も務める。公社)日本観光振興協会 日本酒蔵ツーリズム推進協議会 会員。