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NEW2025.04.10 Thu

プレミアムテキーラでつくるマルガリータ特集3種類の柑橘で、『トレスジェネレーション』のフレーバーを引き立てるマルガリータに。

吉原 泰俊さん(アンダーズ 東京 ルーフトップ バー/東京・虎ノ門)
[PR]サントリー株式会社

日本でも、若い世代を中心に人気が高まりつつあるテキーラ。本特集では、代表的な4ブランドに光を当てながら、4人のバーテンダーがその魅力を語る。さらに、テキーラベースの王道カクテルとして親しまれている「マルガリータ」を、それぞれのアプローチでつくり上げ、その個性を引き出す。

1ブランド目は、6年~8年かけて育て上げた高品質なブルーアガべを100%使用し、3回の蒸溜と、トーストされたオークの新樽での熟成にこだわりを持つ『トレスジェネレーション』。ブルーアガベのフレッシュな風味と、滑らかな味わい、奥行きのある余韻を愉しめる、プレミアムテキーラだ。日本国内のラインナップは、『トレスジェネレーション レポサド』『トレスジェネレーション アネホ』の2種類がある。
虎ノ門ヒルズ 森タワーにあるアンダーズ 東京「ルーフトップ バー」の吉原 泰俊さんがその魅力を語り、伝統と革新を体現したブランドへのオマージュとなるマルガリータを考案する。

本物志向のお客様に語りたくなる、こだわりの原材料と製法

 

『トレスジェネレーション』は、サウザ家3世代の想いと、最新の技術を融合して造られた、新しい味わいのプレミアムテキーラだ。自家農園で6〜8年かけて栽培したブルーアガベを、贅沢に100%使用。3回の蒸溜を行い、ブルーアガベのフレッシュな風味を保ちつつ、滑らかな味わいを実現した。さらに、トーストされたオークの新樽で熟成することで、味わいに複雑さをもたらしている。フレーバーのバランスが秀逸で人気を博している『トレスジェネレーション』が、2025年3月25日、ついに日本でも発売された。

アンダーズ 東京の最上階・52階に位置する「ルーフトップ バー」は、7割以上が海外からのお客様で、英語が飛び交うインターナショナルな雰囲気。母国でプレミアムテキーラに親しんでいるお客様も多く、ワイングラスで香りを愉しみながら、ゆっくりとプレミアムテキーラを味わう姿も見られるという。ヘッドバーテンダーを務める吉原 泰俊さんは、オリジナルのミクソロジーカクテルを積極的に発信。今では、一日に200杯はカクテルの注文があるという盛況ぶりだ。
日本で発売になったばかりの『トレスジェネレーション』について、吉原さんの印象を聞いてみた。

「伝統と革新が融合したプレミアムテキーラですね。3世代にわたるクラフトマンシップを受け継ぎながら、現代の技術を取り入れ、洗練された味わいを実現しています。ブルーアガベのピュアな風味を活かしつつ、奥行きのある香りと滑らかな口当たりが印象的です。とても完成度が高くエレガントで、プレミアムテキーラと呼ぶにふさわしいと感じます」

5つ星ホテルのバーということもあり、日々、感度の高いお客様に接している吉原さん。『トレスジェネレーション』は、上質を求めるお客さまにも自信をもっておすすめできると、明るい表情で語ってくれた。

「ブルーアガベの栽培から、樽での熟成に至るまで、細部にこだわった製法が魅力ですね。ディフューザー製法により、ブルーアガベのフレッシュな甘みを引き出しているのが特徴です。ローンチに際して行われたセミナーでは、実際に、ディフューザー製法で抽出されたアガベジュースを飲むことができ、原料本来のフレーバーが際立っていて、感動しました。

蒸溜を3回行っているのもテキーラではめずらしく、香りを凝縮しながら、滑らかな口当たりに仕上がっていると感じます。さらに、トーストしたオークの新樽で熟成することにより、スパイスやバニラのニュアンスが授けられ、豊かな表情を生み出しています。

原材料から製法まで上質を追求した『トレスジェネレーション』は、本物志向のお客様にアピールしやすいですね」

『トレス ジェネレーション』各ラインナップの味わい

 

吉原さんに『トレス ジェネレーション』の2種類をテイスティングしてもらう。料理人としてのキャリアもある吉原さんには、フードペアリングの可能性も聞いてみた。 
まずは、トーストしたオークの新樽で4か月間の熟成をした〈レポサド〉から。

『トレス ジェネレーション レポサド』
「フレッシュなブルーアガベの香りがしっかりとありながら、ほんのりとした樽香とバランス良く調和していますね。奥から、白い花のような甘みも顔をのぞかせます。特筆すべきは、長い余韻ですね。ハーブを想わせるグラッシーな香りから、ホワイトペッパーのようなドライな香りへと、余韻が展開していきます。香りがグラッシーなので、ハーブを使った料理とも合いそうですね」

続いて、トーストしたオークの新樽で12カ月間の熟成をした〈アネホ〉をテイスティング。『トレスジェネレーション』は、〈レポサド〉と〈アネホ〉の違いは、熟成期間だけだという。

『トレス ジェネレーション アネホ』
「淡い琥珀色で、『トレス ジェネレーション レポサド』に比べると、樽感がありますが、『トレスジェネレーション』の特徴であるフレッシュなブルーアガベの香りはしっかりと感じられます。キャラメルやバニラ、トーストしたオークの香りに、ブラウンシュガーのほのかな甘みと、温かみのある余韻が、じんわりと続きます。当店で人気のあるエスプレッソマティーニにも、応用ができそうですね。心地良い樽感が、コーヒーのフレーバーとの相性の良さを感じさせます。スモーキーな余韻もあり、燻製料理にも合いそうですね。バニラの甘さは、デザートと合わせても良いと思います」

 

酸味と塩味を抑え、『トレスジェネレーション レポサド』のフレーバーを引き立てる
エレガントなマルガリータに

 

オリジナルマルガリータの『エセンシア トレス』。ブルーアガベの芳醇な香りと、3種類の柑橘のハーモニーが心地よい。テクスチャーも滑らかで、テキーラ初心者の方も親しみやすい、エレガントなマルガリータだ。

オリジナルのマルガリータを創るにあたって、吉原さんが選んだのは『トレスジェネレーション レポサド』。その理由とカクテルのポイントをこう語る。

「フレッシュなブルーアガベの香り、ほのかな樽香、スパイシーなアクセントがバランス良く調和しているので、『トレスジェネレーション レポサド』を選びました。特に、万人受けするバランスの良さが、マルガリータに最適だと思いました。

今回、考案したマルガリータは、『エセンシア トレス』と名付けました。エセンシアは、スペイン語で本質の意味。テキーラの歴史と進化の本質を体現した『トレスジェネレーション』へのオマージュ作品です。

ブランド名にもなっている、サウザ家の3世代に敬意を払い、3種類の柑橘を用いました。柑橘には、それぞれ、過去・現在・未来の意味を持たせています。ライムは、伝統的にテキーラと一緒に扱われてきた歴史があります。オレンジは、マルガリータの確立に貢献し、カクテル文化を象徴するのがオレンジリキュールであることから、現在の象徴として。グレープフルーツは、『トレスジェネレーション レポサド』が持つ白胡椒のニュアンスと溶け合う繊細な香りを持っており、新しい柑橘として、未来を表しています。3種類の柑橘を調和させ、“過去を尊び、今を味わい、未来へつなぐ” 一杯に仕上げました」

人生の特別なシーンをアンダーズ 東京で過ごすお客様も多いことから、ストーリーテリング的なサービスを意識しているという、吉原さんならではのカクテルだ。

「『エセンシア トレス』を創る際は、酸味と塩味を抑え、『トレスジェネレーション レポサド』のトップからラストまでの美しく、長い香りを活かすことを意識しました。スーパーライムジュースは、果汁を少なくしてライムピールを混ぜ込み、酸味を抑えています。そうすることで、『トレスジェネレーション レポサド』のグラッシーな香りやバニラのニュアンスが際立つのです。塩味を抑えるために、塩は旨味を感じさせるフランスのゲランドの塩を採用し、口当たりの柔らかいエスプーマに加工しました。

また、柑橘を複層的に使用するのもポイントです。グレープフルーツの繊細な酸味は、『トレスジェネレーション レポサド』の白胡椒やバニラの香りを引き立たせてくれます。ピールを混ぜ込んだスーパーライムジュースや、レモンマートルティーシロップは、心地良い余韻をもたらしています。ピールの苦みを上手く使うことによって、味わいに奥深さが出るのです。

『エセンシア トレス』は、旨味のあるゲランドの塩のエスプーマの甘く優しい塩味に包まれながら、ライムとブルーアガベのフレッシュな香り、樽由来のバニラ香、白胡椒に柑橘…と複層的なフレーバーを愉しんでいただけます。余韻は、ライムやレモンマートルの香りが長く続くように構築しています。トップからラストまで味わいがゆったり流れる、エレガントなマルガリータ。是非、これから温かくなる季節に、「ルーフトップ バー」で味わっていただきたいカクテルです」

「Esencia Tres (エセンシア・トレス)」

<材料>

  • トレスジェネレーション レポサド …40ml
  • コアントロー …10ml
  • 自家製スーパーライムジュース …10ml(※1)
  • グレープフルーツジュース …10ml
  • レモンマートルティーシロップ …15ml
  • ボブズバニラビターズ …1振り
  • ゲランドの塩のエスプーマ
  • ライム

 

<つくり方>

  1. シェーカーにトレスジェネレーション レポサド、コアントロー、自家製ライムジュース、グレープフルーツジュース、レモンマートルティーシロップ、氷を入れてシェークする。
  2. 1をグラスに注ぎ、ゲランドの塩のエスプーマをのせ、ライムを添える。

  3. (※1)ライムジュース100ml、ライムピール5gをブレンドし、濾す。

「Esencia Tres (エセンシア・トレス)」のカクテルメイキング動画はこちら

吉原泰俊(よしわら やすとし)
1984年、東京生まれ。高等学校の調理科在学中からフレンチ、カリフォルニア料理店で料理人として勤務し、19 歳でバーテンダーの道へ。都内のシガーバーや横浜のバーなどを経て、2016年3月「アンダーズ 東京」(東京・虎ノ門)入社。「ルーフトップ バー」のヘッドバーテンダーを務める。「ビーフィーターグローバルカクテルコンペティション」2016・2017 ジャパンファイナリスト、「シーバスリーガルミズナラマスターズ2017」優勝、「ラ・メゾン・コアントローカクテルコンペティション2019」ジャパンファイナリスト。


ルーフトップ バー
東京都港区虎ノ門1-23-4 虎ノ門ヒルズ 森タワー アンダーズ 東京 52F
Tel: 03-6830-7739(アンダーズ 東京 / レストラン予約)


インタビュー・文 馬越 ありさ
慶應義塾大学を卒業後、ラグジュアリーブランドに総合職として入社。『東京カレンダーWEB』にてライター・デビュー。エッセイスト&オーナーバーマンの島地勝彦氏に師事し、ウイスキーに魅了され、蒸留所の立ち上げに参画。ウイスキープロフェッショナルを保有し、酒類コンペティションの審査員も務める。公社)日本観光振興協会 日本酒蔵ツーリズム推進協議会 会員。

テキーラを生み、育て、発展させた「サウザ家の3人」。彼らに敬意を表して名付けられたトレスジェネレーション』の歴史や製法、味わいなどをご紹介します。

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