
NEW2025.04.22 Tue
グレングラントが、希少な樽のみを厳選した新シリーズ
『SPLENDOURS COLLECTION』を発表世界限定151本!『グレングラント 65年』が日本で数量限定で抽選販売を開始
CAMPARI JAPAN株式会社第一弾となるのは、グレングラント史上でも長熟にあたる『グレングラント 65年』。世界で151本の限定生産だ。日本では、2025年4月22日(火)より、数量限定で抽選販売が開始される。
グレングラントの180年以上の歴史にせまると共に、マスターディスティラーのグレイグ・ステーブルズ氏が『グレングラント 65年』のこだわりを語る。
グレングラント蒸溜所は、1840年、ジェームズ・グラント氏とジョン・グラント氏の兄弟によってスペイサイドに設立された。ジェームス氏は法律家・政治家として活躍、スペイサイドでの鉄道の開通にも尽力して、ウイスキーの大量輸送を可能にした。ジョン氏は穀物商として成功し、スペイサイドの蒸溜所でウイスキーづくりを学んでいた。革新的なグラント兄弟によって生み出されたグレングラントは、スコットランド以外で最初に発売されたスコッチウイスキーとも言われている。
グレングラントの華やかなハウススタイルを確立したのは、創設者の息子であるジェームズ・グラント氏、通称“ザ・メジャー”である。1872年に蒸溜所を引き継いだ“ザ・メジャー”は、ものづくりへの強いこだわりを持ち、スペイサイドのシングルモルトの中でも他に類を見ないものをつくりあげようという、強く純粋な意志があった。
“ザ・メジャー”は、ウイスキーづくりのアイデアを求めて世界中を旅し、各地の珍しく美しいものを探し歩いた。自然への深い敬意を持つ“ザ・メジャー”は、世界各地の花や植物に心を惹かれ、それらを持ちかえり蒸溜所のまわりに壮麗な庭園「ビクトリアガーデン」をつくりあげた。一日の中で、季節の中で、刻々と趣を変えていく自然の色や匂い、そして音までもが、大切なインスピレーションとなり、“ザ・メジャー”の華やかさの追求が始まった。
“ザ・メジャー”は、自らが想い描いた華やかな味わいを実現する為に、背の高いスレンダーなポットスチルの設計に始まり、水冷式ピューリファイアの搭載、そして原料からボトリングに至るまで全ての工程にこだわり、グレングラントだけの味わいと香りを生みだした。現在、スペイサイドの蒸溜所の中で、大麦麦芽の粉砕からボトリングまでを同じ敷地内で行っているのはグレングラントだけだ。
180年以上、華やかさを探求し、「まるでグラスに入った花束のよう」と評される、グレングラント。イタリアでのシングルモルト・ウイスキーの売上は、長年、No.1を誇っている。
『SPLENDOURS COLLECTION』の第一弾となる『グレングラント 65年』
グレングラントがリリースする長期熟成の限定品は、ウイスキー愛好家の話題をさらってきた。2022年には、前マスターディスティラーのデニス・マルコム氏のキャリア60年を称え、『グレングラント 60年』をリリース。1樽分の360本の限定生産で、日本では18本が抽選販売され、応募が殺到したという。
2023年には、イギリスのエリザベス女王の在位70周年へのオマージュとして『グレングラント デボーション70年』を世界で限定7本のみリリース。幻のウイスキーは、日本でも1本だけ販売された。
2024年には、グレイグ・ステーブルズ氏が新たにマスターディスティラーに就任。グレングラント蒸溜所の象徴でもある美しい庭園「ビクトリアガーデン」からインスピレーションを得た新シリーズ『SPLENDOURS COLLECTION』(スプレンダーズ・コレクション)を展開することが明らかとなった。同コレクションは、今後、数年間にわたって発表され、グレングラント蒸溜所で熟成された最も希少な樽のみを厳選した、極めて限定的なシリーズとなる。その第一弾として、『グレングラント 65年』を発売。1樽分の151本の限定生産で、日本では、2025年4月22日(火)より、数量限定で抽選販売が開始される。
『グレングラント 65年』は、蒸溜所に受け継がれる品質へのこだわりを体現している。グレングラントの華やかな味わいを生み出す、背の高いスレンダーなポットスチルで蒸溜された後、厳選されたフレンチオークのシェリー樽に詰められ、貯蔵庫の中で最も歴史ある伝統的な石造りのダンネージ式貯蔵庫である「ウェアハウス No.4」で熟成を遂げた。この1本には、何世代にもわたるグレングラントの技術と想いが詰め込まれており、深みのある魅惑的なマホガニー色がその豊かさを物語っている。
マスターディスティラーのグレイグ・ステーブルズ氏は、次のように述べている。
「65年という年月を経たこのスピリットの真の希少性は、グレングラントが受け継いできた揺るぎないウイスキーづくりの哲学と革新的なビジョンの証です。原酒は1958年に蒸溜されたものですが、その製造方法は今もほぼ変わらず、我々の先人たちの遺産を映し続けています。このウイスキーは、フレンチオークのシェリー樽の中での旅を通して、一生分の味わいと個性を凝縮しています。長年の熟成を経てもなお、グレングラントの独自のキャラクターを色濃く保持する、見事なシングルモルトが誕生しました。」
『グレングラント65年』のボトルは、ラグジュアリーブランドのデザインを数多く手がけるJohn Galvin(ジョン・ガルビン)と、プレミアムガラス工房であるGlasstorm(グラストルム)によって、1本ずつ丹念に手作業で仕上げられている。ボトルのインスピレーションの源も、グレングラント蒸溜所に広がる美しい庭園「ビクトリアガーデン」だ。植物が種から芽吹き、やがて育まれていく生命のサイクルを、造形美で表現している。
ウイスキーを支えるクレードル(飾り台)は上質なチェリー材でつくられ、メビウスの輪のような立体的フォルムを描き、永遠性を象徴。その中心に収められた手吹きのデカンタは、植物の命の始まりである「種」を表している。
さらにデカンタには、ブランドのアイコンである「ヒマラヤン・ブルーポピー」が繊細な彫刻であしらわれている。「ヒマラヤン・ブルーポピー」の鮮やかな色彩と儚さは、希少な命を育てる難しさを物語り、長い歳月をかけて生まれるウイスキーづくりを表現している。
品名:グレングラント 65年
容量:700ml
アルコール度数:55%
原酒:フレンチオーク製のシェリー樽熟成のシングルカスク(1stフィル)、着色料不使用、ノンチルフィルタード製法
希望小売価格:8,000,000円(税抜)
販売方法:抽選販売
抽選サイト:https://theglengrant.jp/
抽選期間:2025年4月22日~2025年5月25日
■テイスティングノート
色:魅惑的なマホガニー色
香り:シロップ漬けのトリークル(糖蜜)の甘いアロマに、完熟ブラックベリーのジューシーさと繊細な白檀
味わい:オレンジや熟したブラックチェリーの鮮やかな風味、フルーツケーキやデーツが層をなし、調和の取れた複雑な奥行き
余韻:繊細な柑橘系の風味、ほのかなスパイス、オークのニュアンスがバランスよく絡み合い、かすかなスモーク感
グレングラント蒸溜所の敷地内でボトリングまで一貫して造られる、個性豊かなシングルモルト・スペイサイド・スコッチウイスキーのラインナップをお楽しみください。
左から グレングラント アルボラリス 10年 12年 15年 18年
グレングラント アルボラリス:フレッシュでオレンジのような柑橘の香り、飽きのこない甘みが爽やかにまとまった1本。
グレングラント 10年:芳醇な青リンゴの果実感に満ちたまるで果樹園にいるような味わい。
グレングラント 12年:熟した赤リンゴの香りとナッツの香ばしさが交わった、バランスの取れたグレングラントの代表作。
グレングラント 15年:ドライイチジクのような凝縮感、バニラの甘い香りが漂う、優雅な味わい。
グレングラント 18年:他とは一線を画し、フルーティーでありながらはちみつのようにクリーミー。そして熟成された華やかな芳香。
グレングラント オフィシャルサイトはこちら:https://www.theglengrant.com/