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NEW2025.11.27 Thu

「チョコレートは飲み物です〜CHOCOLATE;the DRINK〜」イベントレポートカクテル&モクテルで“チョコを飲む時代”へ!

[PR]株式会社 明治

カカオの新しい魅力を伝え、もっとチョコレートを愉しんでもらいたい——

99年間にわたってカカオ豆からチョコレートをつくり続けてきた明治では、そんな想いを形にするべく、チョコレートの新しい愉しみ方を研究・発信を続けてきた。
2025年11月、書籍『CHOCOLATE;the DRINK』の発売を記念して、チョコレートドリンクに特化した「チョコレートは飲み物です〜CHOCOLATE;the DRINK〜」イベントを開催。「明治チョコレートカクテルレシピプロジェクト」の審査員も務めた「Bar 石の華」オーナーバーテンダー・石垣忍さん、カカオとボタニカルがテーマのバー「memento mori」などを営むバーテンダー・南雲主于三さん、「テオブロマ」のオーナーシェフでショコラティエの土屋公二さんが登場。スペシャルゲストに俳優の速水もこみちさんを招き、チョコレートドリンクメーカーを使ったカクテルやモクテルの披露やトークセッションが行われた。

3人のプロと速水さんとのトークセッションの様子。
チョコレートは飲んで愉しむ時代に突入

チョコレートのカクテルやモクテルといった、ドリンクにフォーカスした書籍『CHOCOLATE;the DRINK』が発売された。これは、2025年1月に実施した、明治のチョコレートドリンクメーカーを使った 「明治チョコレートカクテルレシピプロジェクト」で、全国のバーテンダーがカクテルを考案。474ものレシピの中から厳選した19のレシピと、チョコレートマニアとつくりためてきたレシピの数々を収録し、チョコレートの新しい愉しみ方を提唱するものだ。 
チョコレートドリンクメーカーは一般発売され、本格的でおいしいチョコレートドリンクが気軽につくれるようになった。

石垣さんは「おかげで、鍋に付きっきりじゃなくても洗い物を多く出さなくても、簡単につくれるようになりました。一般の方にもチョコレートドリンクが一気に普及するのではないでしょうか」

南雲さんは「歴史を振り返ると、チョコレートは古来長らく飲みものとして愉しまれていました。食べるだけじゃない味わい方でチョコレートの魅力を知るいい時代が来たと思います」と、コメントを寄せる。

ここで、チョコレートドリンクメーカーを使って、土屋さん、石垣さん、南雲さんがドリンクを製作。速水さんに味わってもらった。

「土屋さんのドリンク“のむチョコ~スパイシーシナモン~”は、シナモンの香りがよく、胡椒でぐっと味が締まりますね!塩も入っていて深い味になります。僕もやってみたい飲み方です。石垣さんのアルマニャックを使ったカクテル“アルマニャック・シェカラート”は、エスプレッソ感もあって後味がすごくいい。泡のテクスチャも新鮮です。南雲さんのホットカクテル“ラングール”は、胡麻油を使われるのが意外です!ふんわり香る香ばしさもいいですね。勉強になるなぁ」

チョコレートが好きで、自身も普段からこのチョコレートドリンクメーカーを愛用しているという速水さん。
「持ち運びやすく、チョコレートを火にかけずに溶かせるのがすばらしいですね。水筒に入れて、仕事の現場によく持って行っています」とその使い勝手も高く評価します。 

書籍にも掲載されている土屋さん考案の“のむチョコ~スパイシーシナモン~”の特徴を聞く速水さん。

“のむチョコ~スパイシーシナモン~”を実際に速水さんがステージ上で実践。

3人のプロが語る、チョコレートをドリンクにする際のポイント 

チョコレートドリンクメーカーを使ったドリンクを製作し、土屋さん、石垣さん、南雲さんは、チョコレートドリンクのポイントをこう語る。

「いつも気をつけているのは香りです。固形のままより、温めた方がより酸味やキレがたつものですし、香りもまた部屋の中いっぱいに立ち込めるほど広がります。カカオの品種や個性を生かすことを大事にしています」(土屋さん) 

「エスプレッソ、水、チョコレートを入れて攪拌したものに、野性味が強く感じられるアルマニャックを加えました。誰でも簡単に再現できると思います。シェーカーがなければ、タッパーウェアやプロテインシェーカーでもいいんですから。泡をつくることで、液体と違うテクスチャが愉しめて飲み飽きません。最後に相性のいいオレンジの皮を絞って仕上げます。もちろん、アルコールを入れなくても十分おいしいですよ」(石垣さん)

「チョコレート、豆乳、水、胡麻油、仕上げにラム酒を加えました。コニャックやウイスキーでも合いますし、なんならアルコールを入れなくてもおいしく味わえます。水とチョコレートはもともとは原始的に混ぜて飲まれていましたが、乳化がちょっと大変。でも、チョコレートドリンクメーカーを使うときれいにできますし、胡麻油が入ることでさらにテクスチャがなめらかになります」(南雲さん)

3人のプロが制作したチョコレートドリンクメーカーを使ったドリンク。左から、石垣さんの“アルマニャック・シェカラート”、南雲さんの“ラングール”、土屋さんの“のむチョコ~スパイシーシナモン~”。

トップバーテンダーも認めるチョコレートドリンクの高い可能性

石垣さん、南雲さんという日本のトップバーテンダーの二人は、これまでバーではそう積極的に飲まれてこなかったチョコレートドリンクの可能性をどう考えるのか。話を訊いてみた。 

「バーでの提供においても、高い可能性を感じます。これまでは、よく注文が入るカクテルではありませんでしたが、お好きな方が多いのでお勧めすると喜んでいただけます。お客様自身が、そもそもバーにそういったドリンクがあると期待されていないことも大きいでしょう。でも、チョコレートドリンクメーカーというツールがあることでオペレーションの利便性が高まって、こちらからも勧めやすくなります。チョコレートドリンクというからには、副材料を合わせてもチョコレートが主役でないといけません。たとえいろんな材料を合わせてもチョコレート本来の風味を立たせることと、油分のバランスを意識しています」(石垣さん)

「カクテルでもモクテルでも、チョコレートがドリンクとして愉しまれる可能性はめちゃくちゃ高いと思います。合う副材料の幅が広く、乳製品やナッツなど汎用性が高いですよね。強いて合わせづらいものを挙げるとすれば、スイカや梨、キウイといった、味が繊細で水分の多いフルーツでしょうか。フルーツの風味が弱いとカカオの力強い味に埋もれやすいことがあります。こうしたフルーツを使う場合は、濃縮して水分を抑えるなど、ひと工夫してから合わせるといいと思います。チョコレートドリンクメーカーを使うと、人の手で乳化するよりもはるかによく混ぜられますよね。チョコレートドリンクメーカーの活用で、今後さらに合わせる材料の幅を広げられると思います」(南雲さん)

歴史はまだ始まったばかりで、まだまだ知られざる魅力を秘めている。
味わう時間帯やシチュエーションを変え、合わせる材料で味わいを多様化させ、飛躍的に多彩なシーンで愉しまれるだろう。
バーは、チョコレートドリンクの魅力を伝える大きな役割を果たす場になるに違いない。
モクテルや低アルコールへの注目が高まっている今、バーテンダーの個性が映るチョコレートドリンクがドリンクの幅をより広げること、客層の幅を広げることは十分に考えられる。次の一杯を誘う呼び水になる期待も高まるというものだ。

書籍『CHOCOLATE;the DRINK』について

2025年1月、全国のバーテンダーを対象に「明治チョコレートカクテルレシピプロジェクト」を開催し、数多くの作品から選ばれた19のレシピと、これまで蓄積してきたチョコレートマニアの作品を収録した書籍『CHOCOLATE;the DRINK』。

まだまだチョコレートは愉しめる。今までのチョコレートの概念を覆し、飲み物としてのチョコレートの魅力やバリエーション豊かな愉しみ方を伝えたい、という想いのもと書籍を制作。
チョコレートマニア考案の珠玉のレシピに加え、後半には、チョコレートを愉しむ新しいシーン開拓の第一歩として開催した、バーテンダー向けの明治チョコレートカクテルレシピプロジェクトで応募数474レシピの中から見事選出された19のレシピを掲載。審査員を務めた人気バーテンダー「Bar 石の華」石垣忍さんや「memen to mori」などを経営されている南雲主于三さん考案のレシピも。合計42点が掲載された、チョコレート好きのみならず、お酒好きにもブラックコーヒー派にも読んでいただきたい1冊。
・発売日:2025年11月初旬
・価格:1,700円(税別)
・購入:各オンライン書店および全国の書店にて順次発売開始
・チョコレートドリンクメーカー+書籍 セット売り販売ページURL:https://www.amazon.co.jp/dp/B0FYD1FJPS

登壇者プロフィール
俳優・速水もこみち(はやみもこみち)

1984年8月10日生まれ 東京都出身。 2002年 俳優デビュー。第30回エランドール賞・新人賞受賞。第30回日本アカデ ミー賞・新人俳優賞を受賞。その後数多くの作品に出演。12年に渡りシリーズ化され、本年12月26日公開の劇場版にてFINALを迎える大人気連続ドラマ『緊急取調室』(毎週木曜21時~)に初回から出演。第5シーズンが現在放送中。また、かねてより好きだった料理の世界でも才能を発揮し、朝の情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)内の料理コーナー「MOCO’S キッチン」を長きにわたり担当。 多くのレシピ本を出版し、キッチングッズの監修なども手掛ける。食にまつわる数々の資格を有し、2020年には銀座三越にて自身の料理の世界観をアートとして展示する展覧会「速水もこみち FoodTrip 料理の世界展」 を開催。今年に入り「速水もこみちの世界でたった1つのレシピ」が BS日テレにて7年ぶりに復活。ABC『速水もこみちの食材探求 ロードムービー「頂!キッチン」』はSeason4を迎え、さらには BSフジ「旅する地球レストラン」など料理番組の出演も精力的に行う。大阪・関西万博シグネチャーパビリオンEARTH MART内の展示に参加、レシピを提供した。

ショコラティエ・土屋公二(つちやこうじ)

日本で初めてショコラティエという職業を名乗り、「ミスターカカオ」や「味覚の魔術師」との異名を持つ。1980年に洋菓子職人の人生をスタート。 2年後の1982年にフランスに渡り、数々の洋菓子有名店に勤務しな がら腕を磨く。 1999年に現在の有限会社テオブロマを設立、渋谷区に本店をオー プン。現在は、渋谷区富ヶ谷の本店の他、2店の専門店を 展開。 世界最大級のチョコの祭典「サロン デュ ショコラ パリ」においてCCC(クラブ デ クロ クール ド ショコラ(フランスのチョコレート品評会))から外国人部門最優秀味覚賞(2015年)や、世界のベストショコラティエ100人に選出(2019年)されるなど、名実ともに日本を代表するショコラティエ。

バーテンダー・石垣忍 (いしがきしのぶ)

「BAR 石の華」のオーナーバーテンダー。2005 IBA(国際バーテンダー協会)公認の世界⼤会(イタリア・トリノにて開催)⽇本代表として出場。最も権威のあるシニア部⾨(29歳以上)において優勝。世界⼀になる。(第40回 BACARDI MARTINIGRANPRIX 2005 ⼤会史上初、東洋⼈優勝を飾る) 国際的な美術展、⽼舗⾼級ブランドのオープン記念等でイメージカクテルの考案に当たるなど、多⽅⾯で活躍。

バーテンダー・南雲主于三(なぐも しゅうぞう) 

カカオをテーマにした⻁ノ⾨のバー「memento mori」など経営。映画「巡る、カカオー神様のフルーツに魅せられた⽇本⼈ー」出演。「あらゆる液体をカクテル化する」というミッションのもと、様々な業態をまたいで既存にない新しいカクテルを⽣み続けている⽇本随⼀のMIXOLOGIST。 都内に複数のBar及び物販店舗を運営する他酒販事業、コンサルティング、⼤⼿外資ホテルのメニュー開発、外資酒類⼤⼿との商品開発、カクテルケータリング 事業などを中⼼に事業を拡⼤。


インタビュー・文 沼 由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『EST! カクテルブック』『読本 本格焼酎。』『江戸呑み 江戸の“つまみ”と晩酌のお楽しみ』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。

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