2015.10.19 Mon
シャンパーニュ地方におけるユネスコ世界遺産登録により モエ・エ・シャンドンの「セラー」、「オランジェリー(迎賓館)」と「ホテル モエ」がユネスコ世界遺産に登録決定
MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社1743年の創業以来、「シャンパンの魔法を世界中に」という願いのもと、洗練されたシャンパンを人々に届け、魅了し続けてきたモエ・エ・シャンドン。このたび、AOCシャンパーニュ地区を代表する歴史的建造物として、フランス エペルネを中心に広がるモエ・エ・シャンドンの敷地内にある「セラー」と迎賓館「オランジェリー」、そして「ホテル モエ」がユネスコ世界遺産に選ばれました。*
モエ・エ・シャンドンの社長兼CEO、ステファン・バスキエラはこの決定を受け、「世界遺産委員会による今回の決定は、当社がその発展に取り組んできたシャンパーニュの丘陵、メゾン、そしてセラーの類いまれな価値に脚光を当てる、素晴らしいニュースです。」と喜びを語りました。また、立候補の当初より、モエ・エ・シャンドンは「シャンパーニュ景観協会(Association Paysages du Champagne)」による世界遺産登録の申請活動を支援し続けてきており、それについて、「この取り組みは、当社が常日頃より世界に向けて紹介している、魅力と活気にあふれたシャンパーニュ地方の発展につながるものです。今回の登録決定は、類いまれでかつ普遍的なシャンパーニュ地方の価値が改めて認められたということなのです。」と述べています。
*2015年7月、フランス「シャンパーニュの丘陵、メゾン、セラー」がユネスコ世界遺産に登録されました。その中に、モエ・エ・シャンドンの「セラー」と迎賓館「オランジェリー」、「ホテル モエ」が含まれています。
■シャンパーニュ地方で最大規模を誇るモエ・エ・シャンドン社の「セラー」が10月1日(木)にリニューアルオープン
エペルネ シャンパーニュ大通りに位置するモエ・エ・シャンドンのセラーが、2014年10月から約1年間にわたり行っていた改装工事を終え、2015年10月1日(木)よりリニューアルオープン、見学ツアーを再開いたしました。この改装工事は、世界遺産にも認定され国際的に重要度の高い歴史地区に構える施設として、その保全とバリアフリー対策を主な目的として行われました。今回、270年以上にわたり受け継がれてきたメゾンの精神をゲストにより深く理解いただけるよう、中庭、フランス王室と3代目当主ジャン・レミー・モエの交流の歴史を伝えるサロン、そしてブティックを改装。(ブティックでは、現在も改装前より引き続き、シャンパンやグラス、ボトルクーラーなど、モエ・エ・シャンドンの様々な商品を扱っています。)さらに、新たなエントランスを設けるとともにセラーと地上を繋ぐエレベーターを設置し、あらゆるゲストがよりスムーズに見学ツアーを行える環境を整えました。
ツアーでは、そこに眠るシャンパンボトルのみならず、ジャン・レミー・モエと皇帝ナポレオン1世の親交にちなみ名づけられた「アンペリアル ギャラリー」に収められている、ナポレオンが1807年7月にセラーを訪れたことを示す大理石のプレートや、ナポレオンの訪問の際にジャン・レミー・モエに贈られたナポレオン カスク(樽)など、貴重なコレクションの数々をご覧いただけます。フランス国内のみならず、世界中から年間数千人ものゲストが訪れる本施設。伝統と革新を重んじるモエ・エ・シャンドンの精神を肌で感じていただく貴重な機会をこれからも提供していきます。
URL: http://moet.jp/lifestyle/news/11/
【施設概要】
*全てエペルネ シャンパーニュ大通り沿いに位置しています。
セラー
シャンパーニュ地方で最大規模を誇るモエ・エ・シャンドンのセラー。
創業者であるクロード・モエが現在のシャンパーニュ大通りに土地を購入し、1743年に迎賓館「トリアノン」の屋敷の地下にセラーを設けたところからその歴史が始まります。その後20世紀末に至るまで、拡張や他のセラーとの統合が行われ、現在の全長28kmを誇るセラーが形成されました。用いられている建築様式、建築資材は多彩で、空間の広さや天井の高さも様々であり、この多様性こそモエ・エ・シャンドンのセラーの個性を最も顕著に表わしていると言えます。
現存する最古のもので19世紀にまで遡る貴重なヴィンテージ コレクションが眠っており、厳選されたブドウがシャンパンへと生まれ変わるこの天然のセラーの温度と湿度は、常に一定の状態に保たれています。
■URL: http://jp.moet.com//Visit-us/Visit-our-cellars
*2015年10月1日より、リニューアル後一般向けに再公開。
オランジェリー *非公開
かつてナポレオンをももてなしたモエ・エ・シャンドンの迎賓館。19世紀前半に建てられたこの屋敷は、ロイヤル コートシアターの装飾を担当したジャン・バティスト・イザベイ(1767~1855年)に、友人であったジャン・レミー・モエが計画を依頼したものと伝えられています。世界大戦により破壊されながらも、2003年に完全に修復され、今は建設当初の壮麗な姿を見ることができます。屋敷の正面には全長50mに及ぶ池があり、夏には、池の周りに植えられた木々の緑や鮮やかに咲いた花々が、屋敷を美しく彩ります。
ホテル モエ *非公開
1793年に、ジャン・レミー・モエによって建てられた邸宅。当時の様式とスタイルをそのままに、今なお美しく荘厳な姿を残しており、メゾンとセラーを訪れる人々を歓迎する場となっています。ホテル モエの両脇には、「トリアノン」と「ホテル シャンドン」という同じ姿をした2つの屋敷が建てられており、同敷地内にあるフランス式庭園やオランジェリーを含めた一連の建物全体と調和し、美しい景観を作りあげています。
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モエ・エ・シャンドンについて
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1743年の創業以来、成功とエレガンスの象徴として愛され続けてきたモエ・エ・シャンドン。「シャンパンの魔法を世界中に」という願いのもと、洗練されたシャンパンを世界中に紹介し、人々を魅了してきました。モエ・エ・シャンドンは、祝福と称賛のシンボル、華やかでラグジュアリーといったシャンパンのイメージそのものを創造し、人々に定着させてきたのです。時代を超え、様々なセレブレーションシーンを彩り続けるモエ・エ・シャンドン。高い品質と豊かな泡立ち、美しく芳醇な味わいで、友人たちとの日常のひと時さえも記念すべき瞬間へと導きます。
モエ・エ・シャンドンは、270年にも及ぶ伝統を重んじながら技術革新を牽引し、未来へと続く持続可能なシャンパン造りを続けています。
URL: http://moet.jp/