2016.02.17 Wed
東北ビールメーカー5社参加、東北から世界レベルのビールをお届け 「東北魂ビール」初の一般販売!「麦酔ラガー」ボトル2月18日限定発売!
世嬉の一酒造株式会社(いわて蔵ビール)いわて蔵ビール(運営:世嬉の一酒造株式会社、所在地:岩手県一関市)は、東北で運営する酒造メーカー4社と共同で第5回「東北魂ビールプロジェクト」を始動し、2015年12月9日、10日に新ビール「麦酔ラガー(ばくすいらがー)」の醸造を行いました。無事醗酵も終了し、ボトルでの販売の準備が整いましたのでご報告申し上げます。
東北魂ビールプロジェクトでは初めて、一般消費者向けにボトル販売を限定2,000本で2016年2月18日に開始いたします。
<東北魂ビールプロジェクト>
http://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/tohokusoulbeer
■「東北魂ビールプロジェクト」について
「東北魂ビールプロジェクト」は岩手県所在の当社が中心となり、福島県の福島路ビール(運営:有限会社福島路ビール、所在地:福島県福島市)、秋田県のあくらビール(運営:株式会社あくら、所在地:秋田県秋田市)の3社で始まりました。
各社のノウハウや技術を出し合い、世界レベルのビール醸造をすることで、企業と地域の発展を目指す業界初のプロジェクトです。
2011年の震災から、それぞれの自助努力で復活してきた際に「やはり品質向上なくては未来はない!」という思いから勉強会や新製品の醸造を行っております。
2013年11月より開始し、5回目となる今回はさらに2社が参加し、高アルコールなラガービール「麦酔ラガー」を醸造いたしました。
これまでは飲食店向けに樽のみで販売していましたが、今回は幅広く当プロジェクトを周知させる目的で、限定となりますが、一般向けにボトルビールを販売いたします。
■東北魂ビールプロジェクト「麦酔ラガー」概要
<特徴>
アルコール度数8.6%のラガースタイルビールです。ラガースタイルビールとは、貯蔵工程で熟成させたビールで、飲みやすい金色のビールです。
今回醸造したビールは、ビールの液種としてはインペリアルラガーで、高アルコールのラガービールです。(通常のビールは5%程度)
高アルコールにすると、非常に香りが良く、かつボディがあり、酔いやすいのですが、宮城県産のゆずを使用することで、さっぱりとしたのど越しと後味を実現しました。
<ネーミングについて>
高アルコールのビールにするため、麦芽を通常の2倍以上使用し醸造しております。麦をたくさん使用し、楽しく酔えるので麦酔(ばくすい)と、麦の味に酔いしれてほしいという意味が込められています。
商品名 :麦酔ラガー(ばくすいラガー)
原材料 :麦芽・ホップ・ゆず(宮城県産)
アルコール度数:8.6%
特徴 :香りが良く、ボディもしっかりしているが、飲みやすい
限定数 :2,000本
販売開始日 :2016年2月18日(木)
価格 :600円(税別)
容量 :330ml
販売箇所 :当社オンラインショップ・取り扱い酒販店
<オンラインショップ>
http://www.sekinoichi.com/
■「東北魂ビールプロジェクト」略歴
・2013年8月 ビールイベントの場で3社が意気投合してスタート
品質向上なくして本当の復興は難しい、各ビールメーカーのノウハウを出し合う勉強会の開催を決定
・2013年11月
第1回東北魂ビールプロジェクト始動(会場:いわて蔵ビール)
アップルジンジャーIPA(アメリカンスタイル東北アレンジ)を醸造
・2014年4月
第2回東北魂ビールプロジェクト(会場:みちのく福島路ビール)
シングルホップラガー(ドイツスタイル東北アレンジ)を醸造
・2014年11月
第3回東北魂ビールプロジェクト(会場:あくらビール)
いぶりエール(イギリススタイル東北アレンジ)を醸造
・2015年4月
第4回東北魂ビールプロジェクト(会場:仙南シンケンファクトリー)
Summer Blooming Ale(ベルギースタイル東北アレンジ)を醸造
・2015年12月
第5回東北魂ビールプロジェクト(会場:いわて蔵ビール)
麦酔ラガー(インペリアルラガースタイル)を醸造
・2016年2月
初のボトル販売を行います。
■参加メーカーの詳細
・いわて蔵ビール (岩手)
http://www.sekinoichi.co.jp
1995年、造り酒屋である世嬉の一酒造のビールブランドとして誕生。クラフトビールとして日本で初めてモンドセレクション金賞、ビールの世界大会「ワールド・ビア・カップ」受賞をはじめ、ビールの世界大会で多数受賞。現在は、岩手・東北らしいビール造りを世界に広めるべく、アメリカ、シンガポール、台湾をはじめ輸出にも力を入れています。
・みちのく福島路ビール (福島)
http://www.f-beer.com/
1995年、福島市郊外の丘陵に広がるアンナガーデンに創蔵した、家族で営むクラフトブルワリーです。
吾妻山系の雪融けが恵む天然水を使用して醸造しており、「ワールドビアカップ」で受賞するなど品質のよいビール作りを行っています。震災後の風評被害に負けず、福島の果物等を使用してビール醸造を行い評価を得ています。
・あくらビール (秋田)
http://www.aqula.co.jp/
1998年、秋田旧市街中央部の小さな地ビール醸造所あくらでは、ドイツ・ミュンヘンのバイエルンスタイルを範とし、舌にも身体にも美味しい、さまざまなクラフトビールを醸造しています。2015年度「ワールドビアアワード」で金賞を受賞するなど世界レベルのビールを醸造しています。
・仙南シンケンファクトリー (宮城)
http://www.ja-miyagisennan.jp/einou/1417.html
JAが母体となったブルワリー。近年、若手ブルワーが入社し、積極的に活動しています。「インターナショナルビアカップ」で金賞を受賞するなど躍進中です。
・遠野 ズモナビール (岩手)
約200年続いた酒造りの伝統と南部杜氏の技術を生かしながらも、ビール造りには初心者であることを常に忘れずにビールを造っております。
■会社概要
社名 : 世嬉の一酒造株式会社
代表者 : 代表取締役社長 佐藤 航
所在地 : 〒021-0885 岩手県一関市田村町5-42
URL : http://www.sekinoichi.co.jp/
大正7年に岩手県一関市に創業した老舗の造り酒屋。常に新しいことに挑戦し続ける社風は、老舗ではあるもののベンチャー精神に溢れています。
1955年に「いわて蔵ビール」のブランドでビール事業を立ち上げました。従業員3名の小さなマイクロブルワリーですが、その品質は世界で評価され、ワールドビアカップやワールドビアアワードで多数受賞。現在、国内のビアバーだけでなく、世界(アメリカ、シンガポール、台湾)などからも引き合いのあるビールです。