2016.06.10 Fri
クラウドファンディングにて一般参加者約100名が日本酒醸造を体験 造り手の想いに触れ、限定オリジナル純米吟醸酒「as if」が完成
株式会社アンカーマン株式会社アンカーマン(東京都千代田区、和田直人社長)は、クラウドファンディングサービス、Makuakeで活動資金を調達。2月中旬より開催されたMAKE SAKE PROJECTにて醸造体験コースへの出資者約100名と共に造った純米吟醸酒『asif』が完成した。
【背景】
国税庁の「酒のしおり」によると、1973年に176万6000キロリットルあった日本酒の出荷量は2011年には60万3000キロリットルにまで落ち込んでいる。日本の伝統産業として、永く人々の生活に寄り添ってきた日本酒は、二日酔いする、オヤジ臭い、美味しくないというネガティブなイメージが先行して、日本酒ファンを十分に伸ばせていないのが現状である。その背景には、日本酒に対する「わからない」という感覚がある。誰が、どう造っているのか、どんな魅力があるのかを伝える必要があり、「消費者と酒蔵が直接つながる場を提供したい」という想いからMAKE SAKE PROJECTは開催された。
【純米吟醸酒『asif』とは】
1:as if〜まるで職人のように〜、名前に込められた想い
日本酒名『as if』。これには「まるで〜のように」という意味が込められている。造り手の想いに触れながら、参加者がまるで職人になったかのように、自分の日本酒を造り、まるで職人になったかのように、日本酒を知ってほしい、愛してほしい。そんな想いが込められている。
2:醸造は300年以上の歴史を誇る老舗酒蔵「飯沼本家」
会場となったのは、千葉県南酒々井にある300年以上の歴史を誇る酒蔵「飯沼本家」である。日本の伝統産業である日本酒を、歴史を感じられる老舗蔵で造る。飯沼本家の蔵では、明治、昭和、そして平成と、一つひとつの建物からも歴史を感じられ、脈々と受け継がれてきた伝統。その現場で造られた日本酒となる。
3:日本酒の未来へ願いを込めて、洗練されたラベルデザイン
今回のラベルデザインは海外でも活躍する藤田雅臣氏が手がけた。『as if』の文字からも日本文化を感じられるよう、漢字に用いられる「止め」のエッセンスを加え、このMAKE SAKE PROJECTが今後も続いていくこと願い、『二〇一六』を際立たせた。来年以降の『as if 二〇一七』『as if 二〇一八』も狙いとしている。
【今後の展望】
今後は提携する酒蔵を増やし、来年以降の「MAKE SAKE PROJECT」を拡大させる。飲食店や酒販店向けにオーダーメイドの日本酒開発にも取り組んでいく。