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2016.12.16 Fri

「ザ・グレンロセス」の伝道師 ロニー・コックス氏も絶賛の最新作12年以上の原酒を12種類織り交ぜた
『ザ・グレンロセス ヴィンテージ・
リザーヴ12年』12/12 新登場!

BAR TIMES レポート

2016年12月12日、レミー コアントロー ジャパン株式会社から新たなシングルモルトスコッチウイスキー『ザ・グレンロセス ヴィンテージ・リザーヴ12』が発売されます。
『ザ・グレンロセス ヴィンテージ・リザーヴ12』は、ザ・グレンロセスが世に送り出すシングルモルトの中で、コアとなるリザーヴ・シリーズのひとつとして登場。シリーズ初となるエイジング商品の味わいに期待が高まります。
さらに、「ザ・グレンロセス バーボン・ カスク・リザーヴ」も2017年1月30日に登場。今年 3 月に販売を終了し、非常に評価の高かった「ザ・グレンロセス アルバ・リザーヴ」を一新したアイテムです。
その魅力を伝えにこの度来日されたのが、ザ・グレンロセス ブランド・ヘリテージ・ディレクターを務めるロニー・コックス氏です。先日グランドオープンしたばかりの話題のバー&ラウンジ「トウキョウ ウィスキー ライブラリー」(東京・表参道)にてコックス氏によるテイスティングセミナーが行われました。

ザ・グレンロセスの新商品を発表するにふさわしい「トウキョウ ウィスキー ライブラリー」にてセミナーが行われました。

ロンドンで300年の歴史を誇るワイン商が造った
トップクラスの味わいを持つスコッチウイスキー

新商品『ザ・グレンロセス ヴィンテージ・リザーヴ12』のご紹介の前に、まずはブランドについてご説明します。ザ・グレンロセス蒸留所は、スコットランド・スペイサイド地区の中心部にあり、トップクラスの味わいをもたらすウイスキーとしてブレンダーたちに高く評価されています。300年の歴史を誇るロンドンでもっとも古いワイン商「ベリー・ブラザーズ&ラッド(BB&R)社」が1923年にスコッチウイスキー造りをはじめて以来、今も世界的に名の知れた様々なブレンデッドウイスキーの構成原酒として使われています。しかも、構成原酒として流通しているのは蒸留所で造られる全生産量の95%というから驚きです。


“ヴィンテージ” が身上のザ・グレンロセス。
「ヴィンテージ・リザーヴ」は全生産量のわずか3%

では残りの5%はというと、ヴィンテージとしてハウスブランドである「ザ・グレンロセス」のために確保されています。ヴィンテージとは、単に“古い”という意味ではなく熟成感やその原酒の個性がピークに達した特定の年のウイスキーを指します。決められた熟成年数に達した樽を選ぶのではなく、完璧なバランスに達したウイスキーだけを厳選しているのです。こうして選ばれた樽は、同じ年に蒸留された原酒をブレンドしたものが「シングル・ヴィンテージ」(全生産量の2%)に、蒸留年の異なる複数の原酒を織り交ぜたものが「ヴィンテージ・リザーヴ」(全生産量の3%)となります。そして今回発売される『ザ・グレンロセス ヴィンテージ・リザーヴ12』は、そのヴィンテージ・リザーヴの最新作というわけです。


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中には1973年の長期熟成原酒も。
熟成年数12年以上の原酒を12種類ブレンドした
『ザ・グレンロセス ヴィンテージ・リザーヴ12』

さて、『ザ・グレンロセス ヴィンテージ・リザーヴ12』ですが、熟成年数12年以上の厳選された原酒が“12種類”ブレンドされています。スコッチウイスキーの法律に基づき、ラベルにはもっとも若い原酒の熟成年数を表示する決まりになっていますが、12種類のうちもっとも古いもので1973年の原酒も含まれています。この古い原酒が加わることで熟成感があり柔らかく、愛らしい味わいが実現しました。コックス氏は「このリザーブは、ザ・グレンロセスの本来の姿を体現すべくつくられた」と説明。様々な樽で熟成された異なるヴィンテージを組み合わせることで、「ザ・グレンロセス」の特徴を表すシトラス、バニラ、熟れたフルーツ、スパイスの香味のバランスがとても強く感じられるとも話しました。

その香りを確かめる方法としてコックス氏が教えてくれたのが、ウイスキーを手の甲でこすり、徐々にアルコールと液体を蒸発させ香りを立たせること。実際に試してみると、このウイスキーが持つシトラスと甘いバニラの香りが漂い、確かな形として香りを感じることができました。熟成年数12年以上、ヴィンテージ・リザーヴの中でも極めて贅沢な『ザ・グレンロセス ヴィンテージ・リザーヴ12』は、スコッチウイスキーを愛する多くの日本人にぜひ味わってもらいたい最高のヴィンテージ・リザーヴであるとコックス氏は最後に締めくくりました。




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『ザ・グレンロセス ヴィンテージ・リザーヴ12』
■2016年12月12日(月)発売
■容量:700ml
■アルコール:43.5%

[テイスティングノート]
【 色 】秋を思わせる明るいゴールド
【香 り】ふわりと香るシナモンとバニラが、独特なベリー類などのレッド・フルーツ系のアロマに絡み合うように調和する
【味わい】クリーミーな口当たり。レモンとメロン細かく挽いたスパイスがほのかに感じられる
【余 韻】ハチミツがけのバニラのような甘さが続く、余韻の長いフィニッシュ




シングルモルト・スコッチウイスキー「ザ・グレンロセス バーボン・カスク・リザーヴ 」
「ザ・グレンロセス バーボン・カスク・リザーヴ」は、今年 3 月に販売を終了した「ザ・グレンロセス アルバ・リザーヴ」を一新したアイテムです。「アルバ・リザーヴ」は、ザ・グレンロセスのラインナップの中でもユニークなバーボン・カスクで熟成した原酒を100%使用したアイテムで、非常に高い評価を得ていました。今回新しくリリースされた「バーボン・カスク・リザーヴ」は、ファースト・フィルのバーボン・カスクで熟成した原酒をより多く使用。樽にこだわりを持つザ・グレンロセスならではのリザーヴ・コレクションです。バーボン・カスク由来のフレーバーを優雅にまとった芳醇さが特徴のスペイサイド・シングルモルトです。


『ザ・グレンロセス バーボン・カスク・リザーヴ』
■2017年1月30日(月)発売
■容量:700ml
■アルコール:40%

[テイスティングノート]
【 色 】淡黄色、クリアで明るめ
【香 り】フレッシュ、フローラル、ココナッツ、アメリカンオークのヴァニラ香
【味わい】柔らかくまろやか、クレームブリュレとベリー系フルーツ
【余 韻】滑らか、甘い、余韻が程よく続く




[プロフィール]
Ronnie Cox(ロニー・コックス)
蒸留を営む一族の7代目として誕生。1989年に300年以上の歴史を誇るロンドンのワイン&スピリッツ商であり、現在の「ザ・グレンロセス」ブランドオーナーであるベリー・ブラザーズ&ラッド(BB&R)社にてアメリカを中心に世界各地で活動を開始。2003年、ザ・グレンロセス蒸留所ディレクターに就任。現在はブランド・ヘリテージ・ディレクターを務め、BB&R社が最高品質を誇るシングルモルト「ザ・グレンロセス」の魅力を伝える伝道師として活動している。

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