2017.02.12 Sun
その時代時代のトレンドを現代のグラスにクラシカルな装飾が施されたグラス
お酒とグラスの歴史は切っても切り離せないものですが、過去に遡ってみるとその時代背景などがグラスのデザインに反映されていたりするものです。ヨーロッパで華やかさが求められた時代には、華美な装飾が、アメリカの禁酒法の時代には、その時代の雰囲気がグラスなどのデザインに影響を与えました。
それらの時代に流行したグラスのデザインテイストを取り入れ、今現在、アンティークとしてではなく現代のグラスとして入手可能なクラシカルな雰囲気を纏ったグラスの数々をご紹介します。
千年以上の歴史を誇るヴェネツィアングラスの技術はルネサンス期の15〜16世紀に繁栄の頂点を迎え、いろいろな形態のガラス作品が世に送り出されました。このラ・ロシェール社の「Amboise」シリーズのグラスは、そのルネサンス時代のベネツィアングラスにインスパイアされ、アラベスク紋様を引き継いだ立体的な花柄でハートを象った紋様が表現されています。
製品ラインナップ
18世紀の半ば、フランスの宮廷サロン文化に最盛期を見て取れる優美で繊細な装飾は、ロココ様式と呼ばれています。ロココ様式はイタリアの貝殻装飾に由来するとも言われており、このラ・ロシェール社の「Versailles」シリーズのグラスにも、貝殻がデザインに組み込まれ、華やかな装飾となっています。
製品ラインナップ
アメリカの禁酒法時代、1920年代後半頃に人気だったグラス装飾をヒントにステムを六角形にしたこのLibbeyの「Speak easy」シリーズは、供されるカクテルに彩りを添えます。
マティーニタイプ、クープタイプの他、細身のカクテルグラスもあり、様々なシーンでお使いいただけます。
製品ラインナップ
1900年前後のフランスをベル=エポック(良き時代)と呼びますが、このベルエポックの雰囲気からインスピレーションを受けて作られたのが、イタレッセの「Wormwood(ニガヨモギ)」シリーズです。
ライン(曲線)やデコレーション(装飾)のデザインの中に、その時代の世界感を感じることができ、レトロな佇まいに仕上がっています。
製品ラインナップ
クラシカルスタイルのグラスの全ラインナップを一覧でご覧いただけます。
クラシカルスタイル グラス 全ラインナップ