2017.11.17 Fri
トップバーテンダーがつくる「ROKU SIGNATURE」 Vol.37つ目のボタニカルは国産ミント
All Made in JapanのROKUモヒート
THE JAPANESE CRAFT GIN ROKU × BAR 画亭瑠屋 長谷川一美四季が生んだ6種の日本のボタニカルでつくられたジャパニーズクラフトジン「ROKU」。桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子の素材を中心に、日本人の繊細な職人技で完璧なバランスを追求してつくられた特別なジンだ。
個性豊かな「ROKU」の特徴を、トップバーテンダーたちはどのように生かし、一杯のカクテルにつくりあげていくのか。7人のバーテンダーが考える「ROKU SIGNATURE」をシリーズで紹介していく。
日本の6つのボタニカルを中心につくられたジャパニーズクラフトジン ROKU。バランスが良く繊細な味わいなだけに、どうカクテルに生かすのか。そこにバーテンダーのクリエイティブな発想とテクニックが光る。神奈川県日吉で32年の長きにわたり店を構える老舗「BAR 画亭瑠屋」店主・長谷川一美氏のROKUシグネチャーカクテルはこうだ。
あえて個性を抑えバランスを重視。
誰からも受け入れられる美味しさを追求。
「ROKUの印象は誰からも受け入れられる美味しさ、でした。でも実はこれって難しいことですよ。どれか一つの素材を際立たせ分かりやすい味わいにするとしたら、人によって好き嫌いが出てしまいますから。あえて個性を抑えバランスを重視したからこそ、多くの人の好まれ、様々なシーンで展開できるジンができたのだと思います。ですからバーで飲むカクテルだけではなく、炭酸で割れば和食とも合わせられる。日本の素材を巧みに調和させ、和食との親和性も高い。ROKUは「和」をキーワードとした“和みのジン”だと私は思っています」。
ROKUのバランスに色濃く反映された
ウイスキーで培われた職人のブレンド技術。
「これほどバランスに優れたジンはないですね。6種の日本の素材が実にうまく調和していて、どれか一つが際立っていることもありません。一般的に、開封して数週間もしたジンは空気に触れることで素材の香りが際立ってくるものですが、ROKUにはそれがない。バランスがいい証拠です。ウイスキーの山崎の場合もつくり分けをした原酒をブレンドしてあのやわらかい味わいを生み出します。白州も然り。ROKUのバランスの良さはウイスキーづくりで培った職人のブレンド技術が反映されているのだとつくづく感じます」。
ROKUの持ち味を損なわない、
All Made in Japanの「ROKUモヒート」。
「前述の通りROKUは非常にバランスの良いジンですから、6種の素材のどこを強調し、生かすということではなく、ROKUの良さを損なわないことに重点を置きました。こだわったのは副材料からグラスにいたるまですべて国産で統一した点です。中でも茨城県で栽培しているイエルバブエナというミントは大ぶりの葉が特徴でスペアミントと比べるとやさしい風味があります。これを7つ目のボタニカルと考えオール メイドイン ジャパンのROKUモヒートを考案しました。モヒートは比較的新しく、いい意味でいい加減な(笑)、
自由度の高いスタイルのカクテルですから、ベースがジンであってもいい。ただ繊細なROKUをベースにするのであれば、えぐ味の強いライムよりも酸味がしっかりしていながらやわらかい広島県産の大長(おおちょう)レモンの方がいいし、シロップよりも沖縄県産の黒糖蜜の方がコクがあって味わいに奥行きが出ます。一般的にはビルドでつくりますが、シェークで空気を含ませた方がROKUの風味を生かすことができます。グラスはタンブラーではなく日本の伝統と職人の技が生きるカガミグラスのロックグラスです。材料も製法もグラスも普通のモヒートとは違いますが、カクテルには遊び心が必要です。バランスの良いROKUだからこそ遊び心あふれたカクテルをつくれるのでしょうね」。
◎長谷川氏による「ROKUモヒート」のメイキング動画を下記にてご覧いただけます。
■RECIPE■
◎ROKU/30ml
◎広島県産大長レモンジュース/20ml
◎沖縄県産黒糖蜜/1tsp
◎茨城県産イエルバブエナ(ミント)/適量
◎プレミアムソーダ/適量
■つくり方■
氷を入れたシェーカーに材料を入れシェークし、クラッシュドアイスが入ったロックグラスにストレーナーを通して注ぐ。ソーダもストレーナーを通して注ぎ、ミントの葉を氷の下にくぐらせる。最後にレモンピールで香り付けをする。
▼ブランドサイト
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