2017.12.22 Fri
トップバーテンダーがつくる「ROKU SIGNATURE」 Vol.5ラムネが引き出すROKUの旨味。
外国人ゲストに伝えたい“日本のおいしさ”
THE JAPANESE CRAFT GIN ROKU × Peterバー 中村充宏四季が生んだ6種の日本のボタニカルでつくられたジャパニーズクラフトジン「ROKU」。桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子の素材を中心に、日本人の繊細な職人技で完璧なバランスを追求してつくられた特別なジンだ。
個性豊かな「ROKU」の特徴を、トップバーテンダーたちはどのように生かし、一杯のカクテルにつくりあげていくのか。7人のバーテンダーが考える「ROKU SIGNATURE」をシリーズで紹介していく。
日本の6つのボタニカルを中心につくられたジャパニーズクラフトジン ROKU。それぞれに特徴を持ったボタニカルだけに、どの素材に焦点を当て、それを引き出し、どうカクテルに生かすのか。そこにバーテンダーのクリエイティブな発想とテクニックが光る。東京を代表するラグジュアリーホテルのひとつザ・ペニンシュラ東京「Peterバー」の中村充宏氏がつくるROKUシグネチャーカクテルはこうだ。
“ものすごい優等生が転校して来た!”
高レベルでまとまった洋酒の良さと和の要素。
「ボトルデザイン、ロゴ、味わい、ネーミングからひと言で言うと、かわいく、愛くるしいという感じがしました。全体的なコンセプト、絶妙にまとまりのある味など、何でもでき、バランスが良すぎて目立つ生徒のような感じがするので、ものすごい優等生が転校して来たイメージです。洋酒の良いところをきちんと取り込み、和の要素をプラスして高いレベルでまとめていると感じます。」
最初から最後まで続く香味の移り変り。
日本らしい厚みのある味わい。
「埋もれない味わいや存在感。独特でユニークな立ち位置が、世界における日本と同じ感じがしており、他の素材に混ざっても、しっかりとした主張があるところが最大の特徴だと思います。桜の甘味から始まり、柚子の香りが来て、玉露の旨味が奥行きを出し、最後は山椒の爽やかな辛みへと続く。きちんと味の展開が考えられているんです。とても日本らしい厚みのある味わいですね。」
ラムネで記憶に残る味わいと玉露の旨味を引き出し
日本人がおいしいと感じている部分を伝えたい。
「カクテルメニューをリニューアルする際、コンセプトとなったのが “モダンジャパニーズ”、日本の材料を生かしたカクテルでした。国産のラム、ハブ酒、日本原産リキュールなど様々ありますが、やはりジャパニーズジンを使いたくて迷わずROKUを選びました。ザ・ペニンシュラホテルズでは、白い制服と白い帽子、白い手袋を身につけたアイコン的スタッフがいて、『ページボーイ(或いはガール)』として親しまれています。そのホテルのアイコンからインスピレーションを受け、ROKUのイメージと味わいを生かした可愛らしいカクテル『リトルページボーイ』をつくりました。
ペイショーズビターズの柔らかな甘味が桜の花の味わいを押し出し、茗荷が山椒の辛味をより印象的にします。日本人にはどこか懐かしさを感じさせるラムネは外国人のお客様には珍しく、記憶に残る味わいをつくり出します。またラムネの炭酸がROKUの持つ玉露の旨味をより長く舌の上に保たせてくれます。昨今の世界における日本料理の人気から、日本の味わいに馴染みがある外国の方々は多くいらっしゃいますが、お茶の旨味となると意外に知っている方は少ないのではないかと思います。『リトルページボーイ』は、お茶の材料を加えないことで、ROKUそのものが持つ煎茶、玉露の味わいを引き出しています。このカクテルを通して、日本人がおいしいと感じているお茶の旨味や甘味を外国の方々に伝えることができれば嬉しいですね。」
◎中村氏による「リトルページボーイ」のメイキング動画を下記にてご覧いただけます。
■RECIPE■
◎ROKU/30ml
◎茗荷を漬込んだエルダーフワラーリキュール/15ml
◎ペイショーズビターズ/5dash
◎レモンジュース/5ml
◎ラムネ/適量
■つくり方■
シェーカーにラムネ以外の材料と氷を入れシェイク。氷の入ったグラスに注ぎラムネを入れ、レモンとライムのスライスを飾る。
▼ブランドサイト
http://www.suntory.co.jp/wnb/rokugin/
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