2015.08.4 Tue
ビーフィーター グローバル バーテンダー コンペティション 日本ファイナル日本代表は五十嵐 愛さんに決定
サントリーアライド株式会社
日本代表となった五十嵐さんは、2016年1月にロンドンで開催予定の世界大会に日本代表として出場します。
ここで改めて日本ファイナル開催前に BAR TIMES 編集部が取材させていただいた記事をご紹介します。
ビーフィーターのブランドサイトを覗いた時、コンペティションが行われているのを偶然知りました。世界へ挑戦できるコンペだったのでとても魅力的に感じましたね。ベースのクラシックカクテルは「ハンキーパンキー」です。日本ではあまり馴染みがありませんが、海外ではポピュラーなカクテルです。ロンドンのサヴォイホテルにあるアメリカンバーでヘッドバーテンダーを努めていたエイダーコールマンという女性が考案したもので、私も以前から大好きなカクテルのひとつでした。ロンドンでしかも女性バーテンダーが創作したという点において、運命的なつながりを感じました。でも、本大会のテーマである“進化し続けるロンドン”をどうカクテルで表現するか、難しかったですね。まず、ビーフィーターの名前の成り立ちから考え、「ビーフイーター=肉を食べる人」という意味から現代のフードペアリングをヒントにしました。“このカクテルとともに肉を頬張り、仕事に精を出す“そんな想像ができるカクテルにしようと考えました。
私が考えた「Tip Top BEEF EATER」は“食欲をそそる”が一番の特徴です。カクテルは一般的に食前か食後に飲まれますが、食中酒として相性が良く飲みながらエネルギーが満ちてくるような、そんな味わいを目指しました。そのためにはブラックパッペーとイタリアンパセリをよく潰してスパイシーさと苦味を引き出し、肉と相性の良い赤ワインでつくった自家製ランブルスコシロップとともにボストンシェーカーでワイルドにシェークするんです。肉を食べている人が目の前でこんなカクテルをつくられたらきっと飲みたくなると思いますね。ベースである「ハンキーパンキー」は、とても語感のいいカクテル名だと思います。私もそんなキャッチーなネーミングにしたくて「Tip Top BEEF EATER」と名付けました。このカクテルを飲んで“食事の時間をもっと豊かなものに”そんな願いを込めています。偶然に知った今回のコンペティション。もし日本代表になれたらこのチャンスを逃さず世界に挑んでいきたいです。
プロフィール
北海道出身。先輩に連れられた店のバーテンダーに憧れ、自分もその道を目指す。将来は世界に通用するバーテンダーになることが目標。
- ティップトップ ビーフイーター
- レシピ
- ・ビーフィーター24/45ml
・自家製ランブルスコシロップ/20ml
・バルサミコ酢/5ml
・ピンクグレープフルーツジュース/10ml
・ブラックペッパー/10粒
・イタリアンパセリ/3房 - つくり方
- シェーカーにすべての材料を入れ、マッシャーでイタリアンパセリとブラックペッパーをよく潰し、氷を入れてシェーク。塩でリムドしたグラスに注ぐ。