2020.11.13 Fri
シングルモルト・スコッチウイスキーブルックラディ ブラックアート 1994(Edition 08.1)新発売
Rémy Cointreau Japan株式会社今回発売する「ブルックラディ ブラックアート Edition 08.1 (1994)」は、その第8弾となります。
ヘッド・ディスティラーのアダム・ハネットは、「19世紀以来の伝統的なスチルハウスの蒸留器からこのスピリッツが流れ落ちて、四半世紀が経過した。当時のスチルマンは、これが時を経て ブラックアートと呼ばれる作品の8作目になるとは思いもよらなかったに違いない」と語っています。
ブルックラディ ブラックアート 08.1 1994
BRUICHLADDICH BLACK ART 08.1 1994
アルコール度数/容量 45.1度/700ml
希望小売価格(本体)36,000円
- ブラックアート 生産数量限定シリーズ、第8弾
- アダム・ハネットによる、4作目のブラックアート
- 1994年ヴィンテージ
- 26年熟成
- ノンピート アイラ・シングルモルト・スコッチウイスキー
- カスクの種類:アダム・ハネットのみぞ知る
- アルコール度数45.1% (カスク・ストレングス)
- ノン・チルフィルター、着色料無添加
- 全期間アイラ島内で熟成
- 世界限定12,000本 シリアルナンバー入り
テイスティングノート
<色>
ヘーゼル、深みのある銅
複雑に入り組んだ風味― 挑み、解き明かす喜びがある。
まず感じるのはシトラス、ライムピール、新鮮なオレンジのアロマ。それらがリッチなキャラメルと、ドライアプリコット、パイプタバコ、メープルシロップといったオークを思わせる香りと出会う。さらにオークの削りくず、こんがりと焼いたヘーゼルナッツ、ヴァニラシロップ。
レザーと洋ナシのコンポートが、蜂蜜、アプリコットジャムと共に現れて複雑さが開花する。スピリッツ本来のフローラルさがバラとゼラニウムで露わになり、そよ風に乗った野生のタイムがほのかに漂う。
あえて隠された樽の「前歴」が、スピリッツそのものの繊細な香りを阻むことなく絶妙な調和を生み出している。そのバランスの素晴らしさは衝撃的だ。これこそが、このブラックアート08.1の特徴である。
ブルックラディならではのシトラスの風味、レモンピール。そしてオークの甘さが舌の上で麗しく調和する。そのテクスチャーはまるで温かい蜂蜜のようで、メープルシロップ、クルミ、焦がしたオーク、ウッドスパイスの香りを運ぶ。
ヴァニラ、ドライアプリコット、キャラメル、チョコレートとキャラメルのショートブレッドの繊細な甘さがあふれるように舌に広がる。クリーミーで軽やかなテクスチャーは、非常に柔らかで優しい舌触りながら奥深さに満ち、フィニッシュに近づくにつれて、ブルックラディのDNAともいうべき繊細なDNAの風味が前面に押し寄せる。
穏やか。スウィートキャラメル、ドライフルーツ、サルタナレーズン、レモン風味のアイシングでコーティングしたケーキ。ヘーゼルナッツ、ミルクチョコレート。その柔らかさは心を落ち着かせる。
このエディションは、ブラックアートシリーズの中で孤高の存在と言える。スタイルはブルックラディのDNAにより近く、樽の影響そのものより、「樽での熟成がいかにスピリッツ本来の風味を際立たせていくか」に重点が置かれている。「重厚/複雑/謎めいた」過去のブラックアートの型にはめるのではなく、コンセプトを探求するために造られた、軽やかなエディションだ。
WE BELIEVE TERROIR MATTERS. ―私たちはテロワールが重要だと信じている。
ブルックラディ蒸留所は、ヘブリディーズ諸島、アイラ島の西海岸沿いにあり、1881年に設立された当時のままの伝統的な蒸留設備と、革新的なウイスキーづくりが見事に融合した蒸留所です。ブルックラディのウイスキーには蒸留所の信念が語られています。それは、ウイスキーは信頼性を持つべきだ、という考えです。どこで蒸留 され、どこで熟成されたのか。テロワールはそれがつくられた土地や原材料の大麦や水について語り、人の魂がスピリッツに命を与えるのだと信じています。
テロワールを重んじ、徹底して原産地を追及したブルックラディのウイスキーは、100%スコットランド産の大麦を原料につくられています。また、アイラ島大手の中では唯一全てのウイスキーをアイラ島内で熟成し、ノンチルフィルター、着色料無添加でボトリングしています。