2021.12.3 Fri
〜Irish Whiskey Present & Future〜アイリッシュウィスキー
オンラインセミナー
アーカイブでいつでも視聴可能!
革新的なウイスキーブランドが近年多く誕生しているアイルランド。ここ数年日本にも多くのブランドが参入しています。
イベントでは、アイリッシュ ウイスキーの概要紹介に加え、事前にお送りする注目の新鋭3ブランド6種のウイスキーを、ウイスキー評論家の土屋守さんの解説とともにご試飲いただきました。
ご視聴を希望される場合は下記アイルランド政府食糧庁Bord Biaにお問い合わせください。
メールアドレス:bordbia@candlewick.co.jp
【実施内容】
・アイリッシュウィスキーのセミナーとテイスティング
・ジョー・ムーアによるアイリッシュウィスキーのご紹介
・土屋守氏によるアイリッシュウィスキーの現在と未来、日本におけるアイリッシュウィスキー市場の解説とテイスティング
【クロナキルティ蒸留所 】
クロナキルティ蒸留所は2018年にアイルランド・コーク州南部の町クロナキルティに設立され、2019年3月からニューメイクスピリッツを蒸留しています。
同蒸留所の設立者はこの地で8世代に渡って農場を営んできたスカリー(Scully)家で、生産されるシングルポットスチルウイスキーには、同家と近隣の農場で生産された大麦が原料に使用されています。自社畑で生産された大麦を使用し単式蒸留器で3回蒸留、高品質なアイリッシュ・シングルポットスチルウイスキーを製造しています。
ニューメイクウイスキーは30,000L仕込んでおり、発売は2022年を予定しています。
Single Batch Double Oak
クロナキルティ・シングルバッチ・ダブルオーク
10年熟成(バーボン樽)されたグレーンウイスキーと4年熟成(バーボン樽)されたモルトウイスキーをブレンドし、アメリカンオークの新樽とトーストとリチャーしたボルドー産ワインオーク樽にそれぞれ3~6ヶ月間後熟。
NOSE:やわらかなスパイスの香り、バニラ、かりたての芝
生、わずかに感じるリンゴや洋梨の香りとレザーの香り。
TASTE:クベバ・ペッパー、生姜などのやわらかなスパイ
ス、かりたての芝生、ヘーゼルナッツやアーモンドのテイ
スト
FINISH:甘いバニラとスパイスの余韻が長く続く。
Port Cask Finish
クロナキルティ・ポートカスクフィニッシュ
10年熟成(バーボン樽)されたグレーンウイスキーと4年熟成(バーボン樽)されたモルトウイスキーを3~12ヶ月間ポルトガル(ドウロ)のポートワインカスクフィニッシュ。
NOSE:フレッシュな甘いリンゴや熟れたピーチの香り。
クリーミーでほんのりと木の香りを感じる。
TASTE:チェリーやレーズンを思わせるフルーティーな
味わい。カルダモンやチリなどのやわらかなスパイス感。
FINISH:やわらかなスパイスと、ほのかなチョコレート感
が程よく続く。
【ティーリング蒸留所】
ティーリングウイスキー社はアイルランドのダブリンに本拠を構えるインディペンデントボトラーとしてスタートしました。
アイリッシュウイスキー業界にアイルランドの“独立”の気運を再び取り戻そうと、当時のクーリー社の社長であったジャック・ティーリング氏が、クーリーを離れて2012年に設立し、アイルランドの蒸留所と樽の供給に関する契約を結び、使用する樽を長期にわたり確保することに成功。
ボトラーとしてのティーリングは大成功を収めました。
ティーリング家はダブリンでウイスキーの生産が盛んだった1700年代に既にウイスキーの蒸留所を所有していましたが、ダブリン市内の蒸留所がすべて閉鎖されてから約125年ぶりに稼動を始めたのがこの新しいティーリング蒸留所です。
ティーリング シングルモルト ウイスキー
定番のエントリーモデルとしては「スモールバッチブレンデッド」と「シングルグレーン」がありますが、このシングルモルトは熟成年数表記が無く、シェリー、ポート、マデイラ、ホワイトバーガンディとカベルネソービニオンの5 種類の樽でフィニッシュしたモルトをブレンドしています。
【オフィシャルテイスティングノート】
香りはメロン、イチジク、トフィーにレモンがあふれてくる。
味はドライフルーツ、シトラス、バニラ、スパイスにクローブがバランス良くミックスされている。
フィニッシュは長くて甘く、樽のドライなタンニンと調和している。
ティーリング ディスティラリー シングルポットスティル
大麦麦芽50%、未発芽大麦50%をそれぞれ3 回蒸留しており、バージンオーク、ワインカスク及びバーボンカスクで熟成された樽をブレンドし、同蒸留所で蒸留した初のウイスキーです。
【オフィシャルテイスティングノート】
香りは若いモルト、食パン、ニューボーンモルト、ライトなレーズン、奥にフルーツ紅茶。
ボディのファーストインパクトは若いモルトの甘み、ボディのミドルぐらいから特徴的なオイリーさとライチキャンディーのようなフルーティーな甘みが出てくる。
フィニッシュは青いフルーツの皮、ライトなビターが心地よく続く。
【スリーブ・リーグ蒸留所】
ザ レジェンダリー シルキー アイリッシュ ウィスキー
2度軽くチャーを施し、2-3回蒸留した最高級のアイリッシュシングルモルト、バージングレーンウイスキー、そしてほのかなピーテッドシングルモルトをブレンド。
驚くほど滑らかで、青りんごと7種の洋梨、ブリオッシュ、バタースコッチの香りに、わずかにスモーキーな香りが加わります。
ワールド・ウイスキー・アワード 2021でワールドベスト・ブレンデッドアイリッシュウイスキー 受賞
ザ レジェンダリーダーク シルキー アイリッシュ ウィスキー
2-3回蒸留した最高級のアイリッシュシングルモルト、まろやかなグレーンウイスキー、ピーテッドシングルモルトをブレンド。
リッチでスモーキーな味わいで、塩キャラメル、リコリス、ダークチョコレートの風味を持ちます。
サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2021で
ワールドベスト・ブレンデッドアイリッシュウイスキー受賞