第4回 本格焼酎&泡盛カクテルコンペティション 小坂さん (京王プラザホテル) 
「花しぐれ」が優勝

本大会の目的は、国内で活躍するバーテンダーが國酒である本格焼酎・泡盛への認識を高めること。そして訪日外国人が最初に接するホテルやバーで、本格焼酎・泡盛を広く浸透させ、知ってもらいたいという思いが込められている。

創作カクテル部門では、「國酒を世界に人々に」というプレゼンテーマのもと、出場者の個性あふれるカクテルが登場。
優勝した小坂さんは、 焼酎をベースとした「花しぐれ」で栄光を掴んだ。

優勝した小坂さんは、「われわれ日本人が國酒である本格焼酎・泡盛のすばらしさを全国に、まずはバーテンダー、そして飲んでいただく方々がおいしいと思っていただけるようなカクテルを作り、世界の方々にジャパニーズスピリッツの素晴らしさを伝えていきたい」と話す。

“花しぐれ”それは桜の花びらをそっと濡らし去っていく時折の雨。風情ある日本の春を感じ、多くの俳人に愛されてきた季語。150年の技術と知識を注ぎ込んだ「だいやめ」は1日の疲れを晩酌をして癒すという伝統文化を伝えていく1本。
瑞々しいライチのような香気に、雫が光る艶やかな花々と清々しい檜の香りを纏い、華やかな味わいを作り出す。
春を知らせる花弁を片手に、明日の英気を養い人々に活力と安らぎを。

レシピ

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・だいやめ～DAIYAME～  焼酎  30㎖
・アフロディーテ 桜 15㎖
・ボルス パルフェタムール 5㎖
・1883 メゾンルータン レモンシロップ 10㎖
・檜ビター 2dash
・渦巻きビーツ
・ライムピール

準優勝 森西 一樹さん (ホテルメトロポリタン/東京)日本の 留酒のルーツとなった泡盛。蔵人達が何世代にも渡って受け継がれた”技”と”心”。
そして三回蒸溜製法を取り入れ新しく息吹かせた”尚 KAMIMURA”。柑橘の華やかな香りとヨーグルトを思わせる甘みはハイビスカス酵母からの所以。
先人達の知恵の結晶である國酒を、世界へ発信する我々バーテンダーこそが新時代の創始者。新しい風はいつの時代も自身で創り上げるもの。

レシピ

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・尚 KAMIMURA 40度 泡盛  30㎖
・ジャパニーズクラフトリキュール 奏 柚子  15㎖
・ボルス ヨーグルト 5㎖
・モナン ハイビスカス・シロップ 10㎖
・ブラックオリーブ
・ベルローズ
・オレンジピール

第三位 宮下 彰さん (パレスホテル東京/東京)

冠たる麦焼酎を目指した「情け嶋」の高い蒸留温度からくる甘く香ばしい香りと驚くほどすっきりとした味わいを生かし、熟した果実感、香ばしい苦み、ハーブ&スパイスや燻製感を加え、作り手の想い、バーテンダー、お客様、そして八丈島の豊かな自然など、全てが共鳴するイメージで作成いたしました。
伝統と革新、個性と 和、相反するものを互いに思いやり、悩み、考え、共存し、人々を癒し感動する「最高の一杯」を目指して。

レシピ

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・麦冠情け嶋 (麦焼酎) 30㎖
・ボルス バナナリキュール 15㎖
・奏 抹茶リキュール 15㎖
・ガリアーノ 1tsp
・ライムピール 1piece
・Ardbeg 10年 2drop

　
また、ファイナリストたちが創作した「おうちカクテル」を競うホームカクテルコンテストも開催され、
期間内に人気投票で最も多くの票数を集めた高廣さんの和ハーブの使用したおうちカクテル「Recovery Portion」が優勝を果たした。