2023.12.11 Mon
ホイッスルピッグでつくるClassic & Originalカクテル
マカダミアのナッティ感が思い起こす
ハワイ心地の甘く濃厚な食後のカクテル
ホイッスルピッグ 10年 × CITADEL 小原義満[PR]MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社
ライ・ウイスキーの可能性に賭けた伝説のマスター・ディスティラー、デイヴ・ピッカレルが率いるチームによって生み出された「ホイッスルピッグ」。バーモント州ショアハムにあるのどかなファームでブレンディングと熟成の研究が行われ、2007年の設立以来、複雑で深い味わいのライ・ウイスキーをつくり出し続けている。2017年にはサンフランシスコ ワールドスピリッツコンペティションで最優秀ウイスキーに輝き、国際的な注目を浴びているブランドだ。
今回、「ホイッスルピッグ」の原点ともいえる「10年 スモールバッチ・ライ」にフィーチャーし、6人のバーテンダーにその魅力を語ってもらうと共に、クラシックカクテルとオリジナルカクテルの2種を考案してもらった。そのうちの一人が、多くの飲食店がひしめく福岡・大名にある「CITADEL(シタデル)」のオーナーバーテンダー小原義満さんだ。
店内に一歩足を踏み入れると、カウンターの頭上にズラリと並ぶ自家製リキュールのボトルに目を奪われる。フルーツや野菜、スパイスのほか、パンやシリアルといった変わり種のリキュールもあり、オーナーバーテンダーである小原義満さんのカクテルに対する探究心をうかがい知ることができる。漬け込み素材に合わせてジンやウオッカ、ブランデーなどさまざまなスピリッツを扱う小原さんに対し、ライ・ウイスキーの「ホイッスルピッグ」はどのような印象を与えたのだろうか。
「初めてホイッスルピッグをテイスティングした時、そのまろやかさに驚きました。アルコール度数50%の高さにもかかわらず、ピリピリとした刺激は感じさせず、飲みやすさに溢れていました。シンプルに炭酸割りにしても十分に美味しいと思います。また、スパイシーさとリッチな甘さのバランスが完璧な形で実現しているのは、10年という稀に見る熟成期間にあると思います。そこに生産者の強いこだわりが感じられ、ホイッスルピッグの最大の魅力だと思います。
このウイスキーのもう一つの良さとしては、少量でも存在感があり、さまざまなカクテルに適しているという点です。例えば、ハーブや柑橘系の果物を組み合わせると爽やかなカクテルに仕上がり、チョコやナッツと組み合わせると、豊かな味わいを楽しむことができます。また、甘味の強いジューシーな果物と組み合わせれば、新たな味わいの世界が広がります。ホイッスルピッグは、その多彩な使い道でバーテンダーのクリエイティビティを発揮させるそんなライ・ウイスキーだと思います」
小原さんには「ホイッスルピッグ 10年 スモールバッチ・ライ」をベースに、クラシックカクテルとオリジナルカクテルを考案してもらった。まずは、自家製林檎シロップを用いたクラシックカクテル、その名も「バーモントコリンズ」だ。
「これは『ジョンコリンズ』のツイストカクテルです。自家製林檎シロップとアブサンビターズを使用することで、ホイッスルピッグの蒸留所があるバーモント州の豊かな自然を表現しました。
本来の『ジョンコリンズ』のレシピよりも、ベースとなるホイッスルピッグの分量を抑え、他の素材とのバランスを取ることを意識しました。先ほども言いましたが、このライ・ウイスキーはとても存在感があるので、20mlの使用量でも十分に味わいを感じることができます。また、ホイッスルピッグとハーブの組み合わせの良さを最大限に活かし、自家製アブサンビターズをアクセントとすることで、シンプルなレシピに複雑で奥深い要素を加えています。このアプローチにより、ホイッスルピッグの特徴を発揮し、バーモント州の自然とライ・ウイスキーの融合を楽しめるカクテルに仕上がったと思います」
- クラシックカクテル『バーモントコリンズ』
- 〈レシピ〉
- ・ホイッスルピッグ 10年 スモールバッチ・ライ:20ml
・自家製林檎シロップ:30ml
・レモンジュース:10ml
・自家製アブサンビターズ:2dash
・ソーダ:60ml - 〈つくり方〉
- ①ソーダ以外の材料をシェーカーに入れ、氷とともにシェーク。
②コリンズグラスに注ぎ、ソーダで満たす。
続いてオリジナルカクテル。「フラダンシングピッグ」と名付けられたこのオリジナルカクテルは、蒸留所のチームの一員として特別な存在であり、“チーフ・ピッグ”を務めるブタの「モーティマー・ジュニア」にフィーチャーした一杯。そのストーリーが実にユニークだ。
「甘口で濃厚、少し強めの食後酒をコンセプトに製作しました。マカダミアナッツのフレーバー、バナナリキュールなど、甘口でハワイを思わせる素材を組み合わせ、カンパリの苦味で全体の味わいを引き締めています。ホイッスルピッグとナッツは相性が良いので、このレシピにはどうしてもマカダミアナッツを使いたかったんです。ウォッシュしたマカダミアナッツオイルをホイッスルピッグだけではなく、カンパリにもブレンドし、よりナッティな味わいを目指しました。
『フラダンシングピッグ』というカクテル名は、あまりの美味しさにこのカクテルを飲みすぎたモーティマー・ジュニアが、酔っ払ってフラダンスを踊り出すというイメージから命名しました(笑)。食後に楽しむのにふさわしい甘く濃厚な味わいと、ユーモアに富んだカクテルです。我ながら、美味しい一杯が完成したと思います」
- オリジナルカクテル『フラダンシングピッグ』
- 〈レシピ〉
- ・ホイッスルピッグ 10年 スモールバッチ・ライ:15ml
(マカダミアナッツオイルウォッシュ ブレンド)
・カンパリ:15ml
(マカダミアナッツオイルウォッシュ ブレンド)
・バナナリキュール:10ml
・ペドロヒメネスシェリー:5ml
・メープルシロップ:10ml
・チョコレートビターズ:4drop - 〈つくり方〉
- 全ての材料をミキシンググラスに入れステアし、氷の入ったロックグラスに注ぐ。
小原義満(おばら よしみつ)
教員を目指し大学時代に教員免許を取得するも、在学中に飲食店でのアルバイトをきっかけに飲食業に興味を持つ。大学院卒業後、25歳で福岡のカフェバーに就職。カフェやバーでの経験をもとに、『他にはない新しいコンセプトのバーを開きたい』という想いから独立。2017年4月、CITADEL(シタデル)をオープンする。店名の「シタデル」は英語で城塞のこと。多くの人が集まる場所となるようにとの想いが込められている。バーを通じて、新しい価値とライフスタイルの提案を日々追求している。
CITADEL(シタデル)
CITADELのある中央区大名は、中洲、天神と博多を代表する繁華街の中でも流行の発信地として若い世代が多く集まるエリア。店内は木製のインテリアで統一され、明るくカジュアルな雰囲気。L字型をしたバーカウンターの頭上には、100種類ほどの自家製リキュール瓶が並び、その様子は圧巻の一言。それらのリキュールを使ったシグニチャーカクテルメニューは常時15〜20種類もあり、フルーツを使った定番のリキュールや焼き芋、クロワッサンなどユニークな自家製リキュールを使ったカクテルも楽しめる。
福岡県福岡市中央区大名1-8-40 2F MAP
Tel: 092-688-4190
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