fbpx

バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

2024.08.19 Mon

BAR TIMES 編集企画 『ジントニックスタイル 2024』蒸溜所で感じた圧倒されるほどの芳香を
セロリビター&ティムトペッパーで再現。
『ボンベイ・サファイア』のジントニック

加藤晋悟(UPSTAIRZ) × ボンベイ・サファイア
[PR]バカルディ ジャパン株式会社

ジントニックは店の顔。シンプルなレシピだけにベースのジン、合わせる素材、つくり方などバーテンダーの想いが色濃く映し出されることから、その店の味わいの傾向が分かるという。それだけに、ジントニックには並々ならぬこだわりを持つバーテンダーが多い。そして、その味わいを求めるカクテルファンもまた多い。

今回、BAR TIMES読者からのリクエストに応え、2018年に実施した特集企画「ジントニックスタイル」の最新版として、『ジントニックスタイル 2024』をお届けする。

 
大阪・堂島浜の新たな顔として2020年に誕生したホテル「ゼンティス 大阪」。2階には、レストラン&バーラウンジ「アップステアーズ」があり、アフタヌーンティーやカクテルを楽しめる開放的な空間が広がっている。そのスタイリッシュなバーカウンターで日々カクテルを提供するのがバーテンダーの加藤晋悟さんだ。加藤さんは、2023年6月に開催された『ボンベイ・サファイア プレミアクリュ』のカクテルコンペティションで見事日本一に輝いた人物。ベースとなるジンは、もちろん『ボンベイ・サファイア』だ。 

蒸溜所で体験した素材の香りを再現。食事との親和性を高めたジントニック。

 

『ボンベイ・サファイア』の蒸溜所で体験したボタニカルの香りを再現したという加藤さんのジントニック。酸味が多く使われてるのは食事との親和性を考えてのこと。

加藤さんのつくるジントニックは、何よりも見た目が清々しい。ブルーのステムが鮮やかな大ぶりのコパグラスには、気泡に包まれた氷とライムスライスが揺れ、喉を伝う清涼感に期待が高まる。天井が高く、日差しと緑が眩しい開放的な店の雰囲気にぴったりのジントニックだ。

「テラスやカフェで軽食をつまみながら気軽に楽しむジントニックをイメージしました。酸味を持たせながらも、少し青っぽい、グリーンのニュアンスを感じる味わいに仕上げています」

アップステアーズの人気フードメニューのひとつがフィッシュアンドチップス。加藤さんは食事との親和性もジントニックの大事な要素だと考えている。

「ライムジュースは15ml。コパグラスでもこの量はかなり多い方だと思います。酸味は揚げ物や塩気の強い食事と相性がいいですから。でも、ジュースのようにただ飲みやすいジントニックにはしたくない、そこで苦味とグリーンのニュアンスを出したくてセロリビターを取り入れました。『ボンベイ・サファイア』のボタニカルのひとつであるコリアンダーは、グリーンな印象を受ける味わいです。セロリビターを合わせることで、より食事に意識を向けたジントニックにアプローチしました」

このジントニックにはもうひとつ特徴がある。それは仕上げに加えるティムトペッパーというスパイスだ。スパイスといっても香りは実に爽やか。グレープフルーツを想わせる柑橘香なのだ。ティムトペッパーを選んだのは、『ボンベイ・サファイア』の蒸溜所である「ラヴァーストーク・ミル蒸溜所」を訪れた際の体験からだという。

「シトラスやスパイス、少し土っぽい香りがぶわっと私の全身を包み込んで、本当に凄まじいほどの芳香でした。ああ、これが『ボンベイ・サファイア』のボタニカルなんだなって。あれは忘れられない、とても貴重な経験でした。その香りを再現したくてフレッシュなピールでなく、あえてティムトペッパーを使うことでドライなシトラスの風合いを表現しました。香りがこもるコパグラスを使用しているのも、グラスに口を近づけた時、私が蒸溜所で感じたあの香りをお客様にも体験していただきたいからなんです」


ゼンティス大阪の2階にある「アップステアーズ」。高い天井と大きな窓が設けられ、開放的な雰囲気に包まれている。


『ボンベイ・サファイア』がつくられる「ラヴァーストーク・ミル蒸溜所」。敷地内には流線型の特徴的な温室がありボンベイ・サファイアで使用されているボタニカルが展示・栽培されている。加藤さんはこの香りに圧倒されたのだとか。 

『ボンベイ・サファイア』の甘味を引き出す、ゆっくりと練り込むようなステア。

ジントニックの味わいは主に、甘味、苦味、酸味で構成される。加藤さんのジントニックでいうと、苦味はセロリビター、酸味は通常よりも多いライムジュースだ。では甘味のパートは何か。それは甘味を引き出す特徴的なつくり方にあった。

「氷を入れた状態で、ジン、ライムジュース、セロリビターをトニックウォーターと同じ温度になるまでステアします。ゆっくり、ゆっくり40回ほど回します。こうすることでジンの甘味を引き出しながら、異なる材料がひとつにまとまっていきます。混ぜるというよりも練り込んでいく、そんなイメージです。

しっかりと甘みを引き出したジンと、やや強めのライムの酸味、セロリビターとトニックウォーターの苦味がバランスを取り合うカクテルを目指しています」

一般的なジントニックのレシピは、ジン、ライムジュース、トニックウォーターといたってシンプル。しかし、このジントニックには、セロリビターやティムトペッパーといったユニークな材料が使われている。加藤さんはどこからインスピレーションを得てレシピを構成したのだろうか。

『ボンベイ・サファイア』の持つジンの甘味を引き出すよう、40回ほど練り込むようにゆっくりとステアをする。

「何かをオマージュしたというものは特にありません。ここまで多くライムジュースを入れるレシピはあまりないと思いますし、セロリビターやティムトペッパーも普段はジントニックに入れない材料ですから。強いて言うなら、ラヴァーストーク・ミル蒸溜所で出会った材料とアップステアーズの空間、そしてそこでくつろぐお客様にヒントをもらって完成したレシピなのかもしれません」

品質へのこだわりと愛情。それが『ボンベイ・サファイア』を選ぶ理由。

 

個性豊かなジンが市場にあふれる昨今、どのジンを選ぶか、どう使うか、ジントニックをつくるうえで様々な選択肢がある。加藤さんはなぜ『ボンベイ・サファイア』を選択したのか、その理由と思い入れを訊いた。

「コンペで優勝したということもありますが、私は『ボンベイ・サファイア』の品質の高さに惚れ込んでいるんです。品質とひと口に言っても様々ですが、ボタニカルへのこだわりは想像以上です。例えばジュニパーベリーは、イタリア・トスカーナ産の最高品質ものが使われていて、まるでラベンダーのようなフレグラントが特徴です。それが甘味を感じさせる元だと私は思っていて、このジントニックのようにライムの酸味が強くてもジンの骨格が崩れない理由だと感じます。他にはない、『ボンベイ・サファイア』にしかない本当に素晴らしい香りです」


蒸溜所で働くスタッフ全員が、『ボンベイ・サファイア』の品質にこだわり、ブランドへの愛情を持つことに感動。ますますファンになったと加藤さんは言う。

他にも、蒸溜所を訪れた際、加藤さんをますます『ボンベイ・サファイア』のファンにさせた“品質の高さ”を感じる場面があった。

「蒸溜所で働く方達が自由にテイスティング出来る場所があって、そこに『ボンベイ・サファイア』が何気なく置かれているんです。限定品などではないスタンダード商品です。訊くと、チーム全員がテイスティングできるように置いてあるんだそうです。この製造ロットのジンを世に送り出して良いものかどうか、それこそエンジニアやボイラーの温度管理など直接蒸溜に携わっていないスタッフも含めてみんなでチェックする。品質に対する姿勢とブランドに対する愛情を感じましたね。私もバーテンダーとして、心を込めてつくったジントニックをお客様にお出しする以上、味わいはもちろん、そのバックストーリーをしっかりと語れるジンを使いたい。だから私は『ボンベイ・サファイア』なんです」

ジントニックとはバーテンダーの想いが色濃く反映されるカクテル。加藤さんのそれは、合わせる材料やつくり方のすべてに蒸溜所で感じた想いや感動がつまっている。彼にしかつくり出せない新しいスタイルのジントニックがまた一つ誕生した。


『ボンベイ・サファイア』をベースにした「Bal de Gin & Tonic(バル デ ジントニック)」。アップステアーズの開放的な雰囲気にぴったりの清々しさ。

「Bal de Gin & Tonic(バル デ ジントニック)」
〈レシピ〉
・ボンベイ・サファイア:50ml
・ライムジュース:15ml
・セロリビター:1drop
・トニックウォーター:120ml
・ライムスライス:1枚
・ティムトペッパー:適量
〈つくり方〉
①グラスに氷を入れ、ステアし、余分な水気を切る。
②ジン、ライムジュース、セロリビターを注ぎ40回程度ステアする。
③トニックウォーターを注ぎ、ライムスライスを入れ、ティムトペッパーを振りかける。


「Bal de Gin & Tonic(バル デ ジントニック)」のメイキング動画はこちら 

ショートをロングに。マティーニテイストのボディ感あるジントニック。

 
今回、加藤さんには、カクテルコンペティションで優勝した『ボンベイ・サファイア プレミアクリュ』をベースにしたジントニックを特別につくってもらった。

「このレシピは、『ボンベイ・サファイア』のアンバサダーであるサム・カーター氏が考案したもので今でも繋がりのある彼とレシピや作り方について話合い、自分なりにアレンジして作りました。プレミアクリュ自体、マティーニのために開発された背景もあり、アルコールをしっかりと感じられるマティーニテイストのジントニックです。
プレミアクリュは、スペイン・ムルシア産のレモンがボタニカルのひとつとして使われていることから、スペインの国酒であるシェリーを合わせ、地中海で多く栽培されるオリーブを添えたメディタレーニアンのジントニックです」

世界的にローアルコール化が進む中、アルコール度数の高いショートカクテルをソーダやトニックウォーターでアップし、ロングカクテルとして楽しむ傾向が増えているという。とは言え、マティーニテイストということもあり、ほどよいボディ感のある味わいが特徴的なジントニックだ。


大会で優勝した『ボンベイ・サファイア プレミアクリュ』をベースにした「Mediterrish Gin & Tonic(メディタリッシュ ジントニック)」はマティーニテイストのジントニック。ボディ感のある味わいが特徴。

「Mediterrish Gin & Tonic(メディタリッシュ ジントニック)」
〈レシピ〉
・ボンベイ・サファイア プレミアクリュ:30ml
・マンサニーリャ シェリー:10ml
・トニックウォーター:適量
・レモンピール、オリーブ(ガーニッシュ)
〈つくり方〉
①グラスに氷を入れ、ジンとシェリーを注ぎステア。
②トニックウォーターで満たし、レモンピールとオリーブを飾る。

加藤 晋悟(かとう しんご)


三重県出身。大学卒業を機に地元で就職をと考え伊勢志摩にあるアマンリゾートの1つアマネムでレストランサービスを始める。その後、バーテンダーを志し奈良県のThe Sailing Barで勤務をはじめ、2023年にボンベイ・サファイア プレミアクリュ カクテルコンペティションで優勝。現在は、大阪のホテルゼンティスアップステアーズのバーテンダーとして勤務をしている。
 
UPSTAIRZ( アップステアーズ)


アフタヌーンティーやカクテルが楽しめるバーラウンジ。高い天井と大きな窓、そこから優しい日差しが心地よいスタイリッシュな空間。ハーブやスパイス、旬のフルーツを使用したオリジナルカクテルや、希少な国産ウィスキーを数多く取り揃えている。また、メニューに記載されているカクテルだけでなく、その時の気分や好みに合わせた一杯も提供する。

大阪府大阪市北区堂島浜1丁目4-26 Zentis Osaka 2F
アクセス:大阪駅徒歩12分、JR東西線北新地駅徒歩4分、地下鉄四つ橋線肥後橋駅徒歩4分
営業時間:2時~24時
TEL:06-4796-3200

ボンベイ・サファイア公式サイト Instagram Facebook


ジントニックスタイル 2024

関連記事はこちら

PAGE TOP