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2024.12.6 Fri

2024年11月13日(水)京都発ジャパニーズ・ジン「季の美」初のバーテンダーアンバサダー3名が、就任後初となるイベントを開催!

季の美 京都ドライジン
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社が展開する「季の美 京都ドライジン」 では、初の「季の美」バーテンダーアンバサダーとして、大澤裕也氏(中野BAR CONNECT 店主)、河野成未氏(Restaurant & Bar水戯庵 メインバーテンダー)、斉藤一徳氏(Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE バーテンダー)の3名が就任した。

2024年11月13日(水)には、京都蒸溜所が手掛けるブランドハウス「季の美 House」にて、3名のバーテンダーアンバサダーによる特別イベントが開催された。このイベントでは、「季の美」を使った一夜限定のカクテルが提供され、旬のフレッシュな柚子を使ったカクテル3種を含む全6種類が振る舞われた。
その後、バーテンダーアンバサダー3名は「季の美」の京都蒸溜所を見学し、柚子狩りを体験。日本の素材や「季の美」に対する理解を深める貴重な機会となった。
今回は3名の就任後初となるゲストシフト、柚子狩りの様子、そして今後のバーテンダーアンバサダーとしての展望について伺った。

「季の美」バーテンダーアンバサダーとして初めてのイベントを終えて


初めての「季の美」バーテンダーアンバサダーイベントを迎えた3名は、それぞれの視点で「季の美」に向き合い、ブランドの未来を担うバーテンダーアンバサダーとして新たな一歩を踏み出した。イベント当日は、海外からのゲストも多数参加し、日本の素材を感じさせるカクテルに対して大きな関心を示していた。カウンターでは、ゲストとの活発な会話が絶え間なく交わされ、賑やかな雰囲気に包まれていた。3名はイベントの様子について、次のように振り返っている。

斉藤さん「企画準備から当日まで多くの方のご支援をいただき、充実した時間を過ごすことができました。店の営業でもそうですが、イベントではこちらから席に出向き、積極的にゲストとコミュニケーションを取ることを意識的に行いました。カクテルの味や香りだけではなく、その時間から生まれる体験価値をお届けできたと自負しています」

河野さん「初めて伺う場所で、自分ができること、喜んでいただけるカクテルについて考え、これまで以上に『季の美』と向き合う濃密な時間を過ごしました。蒸溜所の見学や柚子狩りを通して、製品の貴重さを実感し、多くの方にこの魅力を届けたいという思いが一層強まりました。今回は柚子を使ったカクテルなど、日本を強く感じられるメニュー構成だったので、ゲストの皆様が大変興味を持って話しかけてくださりました。日本の魅力の一つとして、季の美を愉しんでいただけたのであれば、これほど嬉しいことはありません」

大澤さん「イベントには遠方から足を運んでくださったゲストもいらっしゃり、普段のお店ではお会いできないエリアの方々と『季の美』を通じて交流できたのが、とても嬉しい経験でした。ゲストからの『季の美』への深い愛情を強く感じました。そのように思い入れのあるブランドのバーテンダーアンバサダーとして、どんなカクテルを作るのか期待されていると感じ、一種のプレッシャーを覚えつつも、自分を奮い立たせる非常に良い機会になりました」

当日提供された日本を強く感じられる6種のカクテルメニュー


イベントでは、3名のバーテンダーが手掛けたオリジナルカクテル6種類が提供された。「季の美」の魅力を存分に引き出した独創的な作品が並び、ゲストは日本らしさを感じつつ、オリジナリティに溢れるカクテルを愉しんだ。カクテルメニューには、日本の素材が多く使用されており、香り高く爽やかな風味が会場を包み込む。

左から順に、斉藤一徳さんが手掛けた「Reverse Martini High-Ball」と「How’s Kyoto Mr. Gibson」。
「Reverse Martini High-Ball」は、マティーニのジンとベルモットの比率を逆転させ、ベルモットパートを複雑にブレンド。柚子を使って飲み疲れない爽やかさと軽やかさを実現している。
「How’s Kyoto Mr. Gibson」は、スモーキーさを感じる「季の美 京都ドライジン エディションK」をベースに、トマトの旨味を加えたユニークなジン・カクテル。日本らしさを感じさせつつ、オリジナリティを感じる味わい。

次に、河野成未さんが手掛けた「猩々酒友」と「Dear Ada」。
「猩々酒友」は、能楽に登場するお酒好きの精霊「猩々」をテーマにしたカクテル。劇中に登場する猩々が愛する酒を使い、「季の梅 京都プラムアンドベリーリキュール」を加えることで、日本の伝統的な魅力を表現している。
一方、「Dear Ada」は、世界的に有名なジンベースのカクテル「ハンキーパンキー」のツイスト。そこに自家製牛蒡シロップや檜ビターズ、柚子を使うことで酸味を加え、日本らしさを引き出している。

さらに、大澤裕也さんが提供した「薄柳」と「黒曜」。
「薄柳」は、シルバーフィズを参考にしたロングカクテルで、柚子ジュースをたっぷり使い、ジューシーでまろやかな口当たりが特徴。柚子の香りを飲み始めから終わりまでしっかりと感じる。
「黒曜」は、季の美のボトルカラーからインスパイアされて作られたカクテルで、黒と金を基調にした深みのある味わいに。

「季の美」の京都蒸溜所見学から柚子狩り体験


ゲストシフトを終えた翌日、蒸溜所の見学と柚子農園での収穫体験を通じて、「季の美」の魅力をさらに深く理解した3名。蒸溜所では、一瓶一瓶に込められた丁寧な工程に触れ、柚子農園では自然と人々の営みに支えられた素材の価値を再認識する貴重な時間を過ごした。柚子農園での収穫体験を通じて、それぞれが得たインスピレーションや素材への理解を次のように語る。

大澤さん「柚子ってごく当たり前に日本の柑橘。という漠然とした認識だったんですが、育成方法や実生がものすごく少ないということ。育つまでにとても時間がかかること。ルーツについても聞かせていただき、新しい発見ばかりでした。
柚子って、葉からも柚子の香りがするんですよ。枝などの果実以外の部分もカクテルに活かすことができないか、とインスピレーションを得る機会にもなりました」

河野さん「柚子狩りへ行く道中に同行してくださった方から、天候のこと、土地柄、霧が多いこと。凶作の年のこと。豊作の年のことなど、自然に関するお話をたくさん伺いました。柚子一つ一つが育てて収穫してくださる方の努力で奇跡のように生まれていることを感じ、そこから生まれる『季の美』がより尊いものだと再確認しました。」

斉藤さん「素材を育てる・販売する人たちや、その周辺の温かいコミュニケーションに直に触れることができました。素材そのものだけでなく、素材を通してその周辺要素への理解が深まる非常にいい機会でした。収穫したての柚子の香りの華やかさから、とても良いインスピレーションを得ることができました。」

収穫したてのフレッシュな柚子

バーテンダーアンバサダーとしての今後の活動


「季の美」バーテンダーアンバサダー3名は、就任後初となるイベントを通じて、「季の美」が多くの人々に愛され、支えられていることを改めて実感した。それぞれが描く「季の美」の未来像には、クラフトジン「季の美」の可能性をさらに広げるための独自のアプローチが込められている。日本の風土や文化、そしてものづくりの精神を大切にしながら、彼らがどのような活動を展開していくのか。

斉藤さん「日本の四季と深く結びつく『季の美』の特性を生かし、季節ごとに愉しめる新しいカクテルを提案し、自然と調和するジンの文化を発信していきたいです。単なるクラシックカクテルの枠を超え、 『季の美』だからこそ作れる『季の美』を使うことに意味があるカクテルを提案し、国内外の人々にその魅力を届けていきたいです。
また、バーテンダーとしての視点にとどまらず、業界やメーカー、さらには未開拓のマーケットにも目を向け、既存のコミュニティだけでなく新たなファン層とも繋がりを生み出したいです。特に、まだ確立されていない場に『季の美』を取り入れることで、新しい文化の創造にも取り組みたいと思っています。」

河野さん「『季の美』をクラシックカクテルのベースとして活用し、その特徴を生かしたツイストカクテルを多数考案し、発信していきたいと思っています。クラシックカクテルにこだわる理由は、世界的に人気のあるカクテルを通じて、国内外の多くの方々に興味を持ってもらいやすいと考えているからです。『季の美』はロンドンドライジンの血脈を持つため、世界中で活躍できる可能性を秘めているジンだと思っています。日本の特色を持ちながらも、海外の食文化にも寄り添える多様性をアピールしていきたいです。」

大澤さん「現在、ジャパニーズクラフトジンは種類が非常に多く、飲み手にとっては選ぶのが大変だと感じることもあると思います。しかし、ただ一度飲んで終わりではなく、継続的に愉しんでもらえるように、飲み方や愉しみ方の提案をしていきたいですね。それと『日本のものづくり』という姿勢や丁寧さを『季の美』を通じてもっと多くの人に伝えていきたいと思っています。バーの世界だけにとどまらず、様々な場所でその普及に努めていきたいです。今回の柚子狩りでの体験のように、素材や製法、背景にある文化にも深く触れ、それを発信していけるように活動していきます。そこに関わる素晴らしい方々にもスポットライトを当て、広く知ってもらいたいと思っています。」

「季の美」バーテンダーアンバサダー プロフィール

大澤 裕也 氏(「中野BAR CONNECT」店主)


10代から飲食業に携わり、接客業・調理業両方に異なる魅力を感じていた所で、当時勤務していたレストランにて【カクテル】に出会いバーテンダーを志す。オーセンティックバーを中心に経験を経て、ジントニックをもっと愉しんでもらいたいと考えていたところ、2014年頃からジンをメインに扱う機会に恵まれクラフトジンに傾倒していく。【BARの1杯目にはジントニック】を掲げ続け、現在、自店において1stオーダーの約9割がジントニックになる。基本を大切にしながら、カクテルの奥深さや面白さをどのように伝えていくかを日々模索中。

河野 成未 氏(「Restaurant & Bar 水戯庵」メインバーテンダー)


1988年生まれ。25歳の時にバーテンダーを志し、地元広島のオーセンティックBARにて修行を始める。4年勤務した後、2018年より上京。都内の複数のレストランバーにてメインバーテンダーを歴任。現在は日本橋にある「Restaurant & Bar 水戯庵」にてカクテル開発を担う。薬草酒を使ったカクテルを得意とする。

斉藤 一徳 氏(「Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE」バーテンダー)


1992年生まれ。大学卒業後、「Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE」を運営するBackpackers’ Japanに入社。バー業務並びに、他企業との企画の運営や実行に従事。外部企業の開発や、個人では他企業のバーのプロデュース、ディレクションも行う。

季の美 Houseについて


京都蒸溜所によるブランドハウス「季の美 House」は、「季の美」のつくりが学べるセミナー、ジンの歴史、店舗限定のグッズ販売など「季の美」の世界観が体験できる空間です。
店舗となる町家は元々は木材商の歴史ある建築物で、土壁や梁、石畳をできるだけ温存し、当時の雰囲気を極力残した風情ある佇まいです。
館内は「お店の間」や「展示の間」などそれぞれの「間」に「季の美」イズムを散りばめた空間を提供しており、
インテリアは「季の美」同様、地元京都の職人と積極的にコラボレーションしています。
壁紙には江戸時代から続く唐紙屋を継承する雲母唐長(KIRA KARACHO)の唐紙を用いるなど、ボトルデザインと同様に店内を四季の美しさが包みこんでいます。


「季の美 京都ドライジン」について


◆ジン蒸溜所がつくる京都ドライジン
京都蒸溜所は歴史ある京都のクラフトマンシップに感銘を受け、2014年に京都に設立されたジン蒸溜所です。

◆徹底的にこだわり抜いた素材
マイルドなお米のスピリッツをベースに、京都の農園で採れる旬の新鮮なボタニカルを積極的に使用しています。

◆11種類のボタニカルを使用
11種類のボタニカルを6つのグループに分けて浸漬抽出し、蒸溜後に「ブレンド」するという独自の製法を用いています。また伏見の伏流水を割水として使用しています。

◆英国と日本の垣根を超えた哲学と技術で製造
素材や製法のみならず、「最高品質」のジンを造るために日英のコンセプトや技術を採用しています。

◆数々の国際的な賞を受賞
IWSC2018、IWSC2021にて二度にわたり、京都蒸溜所が「インターナショナル ジン プロデューサー オブ ザ イヤー」を受賞するなど、世界有数の酒類品評会で最高賞を受賞しており、世界でもその品質が認められています。

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