NEW2024.12.19 Thu
新商品「KUBOTA GIN」注目発売!あの清酒「久保田」がジン市場に参入
16種のボタニカルで里山をイメージ。
BAR TIMES編集部もテイスティング!
朝日酒造株式会社日本酒「久保田」で知られ、新潟県長岡市に本社を構える朝日酒造株式会社は、2030年に創業200周年を迎えるにあたり、「次の100年を見据えた新たな挑戦」として、蒸留酒事業に新規参入します。2024年9月12日には、本社敷地内に建設した『越路蒸留所』にて竣工式を開催、創業以来手掛けてきた日本酒に留まらず、ジン市場に挑戦することで「新しい時代のおいしさ」を切り開いていくことを目的としています。
商品名には、代表銘柄である「久保田」を採用し、将来的な海外展開も視野に「KUBOTA GIN」と英字表記を採用。「自然とのつながり」をテーマに四季や里山の風景をイメージし、「くつろぎ」と「癒し」の時間を提供するジンを開発しました。香味のバランス、繊細でまろやかな味わい、そして洗練されたデザインなど、全方位で高品質を追求しています。すでに、朝日酒造オンラインショップで発売を開始しており、新潟県内の3店舗でも販売されています(販売店の詳細はページ下部参照)。
■朝日酒造オンラインショップ/https://www.asahi-shuzo-online.jp/
■コンセプト
ジンならではの清々しさに加え、里山の自然を香りで表現しました。特定のボタニカルを際立たせるのではなく、里山にいるような複雑で豊かな香りの変化をゆっくりと楽しむことができます。飲みやすさと香味のバランス、二杯目がほしくなるようなキレの良さ、そして上質感あふれるデザインなど、日本酒『久保田』が持つ品質へのこだわりと高級感を大切にし、幅広い方々に長く愛されるジンを目指しました。
■製法のこだわり
16種類のボタニカルを個別に蒸留し、複数の原酒を製造。その後、これらの原酒を最適なバランスでブレンドすることで、香味の特徴を丁寧に仕上げています。手間のかかる製法ですが、この工程を経ることで、他にはない独自の世界観を香味として表現することができました。
■主要ボタニカル
・ジュニパーベリー :ジンとしての香りの主体で爽やかな香り
・コリアンダーシード:シトラスや枯草のようなジンらしい香り
・杉の葉、クロモジ :里山の木々で感じるグリーンな香り
・笹の葉、ヨモギ :里山の下草を思わせるグリーンな香り
・カモミール :里山の花々を思わせるフローラルな香り
・アンジェリカルート、リコリスルート :里山の土っぽさ
・甘酒 :ほのかな甘み
・四川青山椒 :シトラスのような香りと辛みによるキレ
・シナモン :甘くスパイシーな香り
・柚子 :シトラスの風味
・雪つばきの種、藪つばきの種 :オイリーな香味
・舞茸 :大地の生命感
■香味の特徴
最初にジンらしくジュニパーベリーとコリアンダーシードの香りが感じられます。その後、新緑の里山の瑞々しさや清涼感ある香りから、土の香りや下草の香りへと、時間の経過とともにさまざま香りの変化をお楽しみいただけます。
■ボトルデザイン
水面や木立といった自然の神秘性を表現したデザインは、見る人やシーンによって異なる印象を与えるように設計されています。その姿は水面のようでもあり、木立のようでもあり、森の中や田んぼの風景を思わせることもあります。見る人の心に眠る、曖昧でありながらどこか懐かしい風景を呼び起こし、思わず触れてみたくなるデザインに仕上げました。
BAR TIMES編集部では、この「KUBOTA GIN」を特別にテイスティングさせていただきました。日本酒 久保田を手がける朝日酒造さんはどんなジンをつくったのか、編集部も興味津々。まずはストレートで味わい、次いでジントニック、ネグローニ、シードル割りで試してみました。それぞれテイスティングで感じた率直な感想を以下にコメントさせていただきました。皆様のご参考になれば幸いです。
【ストレート】
ジュニパーベリーがふくよかに香り、匂いからも甘みが感じられます。口に含むと、甘みが広がり、その奥に杉やクモロジの木の香りがふわっと漂います。なかなかのボディ感があり、喉を通った後は鼻から山椒のスパイス感が抜けていきます。常温でテイスティングしましたが、冷やして味わえば甘さや香りの変化が楽しめると思います。
【ジントニック】
ストレートではボディ感を強く感じましたが、ジントニックにすると一気にスムースな味わいになりました。「KUBOTA GIN」の甘みとトニックの甘みがマッチし、とてもおいしかったです。湧き上がる炭酸が木の香りを漂わせるのも特徴です。後味はすっきりで、最後には心地良い苦味も感じました。
【ネグローニ】
「KUBOTA GIN」 はボディ感があるので、ネグローニはとってもよく合います。グッとくる重さとカンパリの薬草感、「KUBOTA GIN」の木のボタニカルの相性が良かったです。ネグローニもおいしかったですが、マティーニにも適しているかと思いました。
【シードル割り 】
ドライのシードルで割ってみました。シードルの酸味、すっきり感が甘みのある「KUBOTA GIN」 によく合います。ボタニカルにシナモンも使われているので、りんごとの相性もよく、ガーニッシュにつけたりんごを齧りながら味わうととてもおいしかったです。
「KUBOTA GIN」 は甘み、香りが豊かでボディ感もあるので、様々なカクテルベースとして楽しめると思います。
URL:https://www.asahi-shuzo-online.jp/
■久保田 NIIGATA
住所:新潟県新潟市中央区花園1-1-1 JR 新潟駅内 CoCoLo 新潟 2F EAST SIDE
電話: 025-288-1377
■酒楽の里 あさひ山 長岡駅ナカ店
住所:新潟県長岡市城内町 1-611-1 長岡駅ビル CoCoLo 長岡 1F
電話:0258-39-4560
■酒楽の里 あさひ山
住所:新潟県長岡市朝日 584-3
電話:0258-92-6070
■朝日酒造株式会社について
水田と里山の広がる新潟県長岡市朝日で1830(天保元)年に創業。それから190年余、創業地の地内を流れる清澄な地下水脈の軟水と、地域の農家とともに研究を重ねながら育てている良質な酒米、そして、越路杜氏から継承する知恵と基礎研究による技術革新で、新潟産にこだわった真摯な酒造りを続けています。すべてにおいて品質本位、そしてお客様本位であること。それが朝日酒造のポリシーです。