fbpx

バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

NEW2024.12.18 Wed

LEGENT特集 トップバーテンダーインタビュー日本のブレンド技術が冴える「LEGENT」は、日本のエッセンスを大切にする私のかけがいのないウイスキー

ジュリア・モモセさん(bar Kumiko/アメリカ・シカゴ)

[PR]サントリー株式会社

2024年11月26日(火)より日本で通年販売となったプレミアムなアメリカンウイスキー「LEGENT(リージェント)」。ビーム社のマスターディスティラー フレッド・ノウ氏が造ったバーボンの原酒を用い、サントリーのチーフブレンダー・福輿伸二氏がブレンドを担当。ふたりのレジェンドが新たな領域に挑戦して誕生したアメリカンウイスキーだ。
2019年より先行発売されているアメリカで「リージェント」は、どのように認知されているのか。アメリカで活躍するバーテンダーに「リージェント」の魅力を訊いた。


アメリカンウイスキー「LEGENT(リージェント)」


ふたりのレジェンドの挑戦
「山崎」「響」の開発を手掛ける福與伸二による精緻なブレンディング技術と感性、​そして、バーボンの歴史を背負うフレッド・ノウが守り続けてきた、アメリカの大地が育んだ力強いバーボンの原酒が融合。

常識を超えた新しい製法
ビーム家が200年以上の守り続けてきたストレートバーボンに、ワイン樽とシェリー樽でそれぞれ後熟させた原酒をブレンド。バーボンらしい力強さにワイン樽由来の芳醇な香りと甘み、シェリー樽由来のスパイスのような香味が加わり、これまでにない複雑味を実現しています。

「LEGENT」ホームページ
https://www.suntory.co.jp/whisky/legent/


●容量 750ml ●アルコール度数 47%
●希望小売価格(税別) 7,200円


日本とアメリカの技が融合した「LEGENT」は、日本の血を引く私が共感できるウイスキー


アメリカ・シカゴにある日本食ダイニングバー「bar Kumiko」のヘッドバーテンダーを務めるジュリア・モモセさん。同店は「The World’s 50 Best Bars」にランクインする実力を持つ。ジュリアさんは、日本酒や焼酎のカクテルも掲載したカクテルブック『The Way of the Cocktail』の著者でもある。

アメリカ・シカゴで、日本の食材を使った料理とドリンクのペアリングやカクテルを提供する「bar Kumiko」のヘッドバーテンダー、ジュリア・モモセ(Julia 百瀬)さん。2019年に「LEGENT」がアメリカで発売された時から注目をし、「bar Kumiko」の開店からずっと扱い続けている。

「アメリカのバーボンウイスキーと日本のブレンドの技術が組み合わされたLEGENTがローンチされた時、とっても嬉しくて!この複雑味や甘味に日本人の感性が織り込まれているんだと、感激しました。18歳まで日本で育ち、日本人の血を引く私がアメリカでバーを開こうと決心したとき、できるだけ日本の材料を使ったり、日本のエッセンスを取り入れたいと考えました。伝統的な清酒や梅酒、柚子酒など自分の好きな日本のお酒をいろんなアプローチで愉しんでいただきたいと思っています。日本のオーセンティックバーで日本酒や焼酎を置いているところは少ないですが、国酒を積極的に扱って、そこから日本を知ってほしいのです。その点から見ても、日米の2人のレジェンドがコラボレーションしたLEGENTのストーリーは、お客様に伝えるのにも、私個人にとっても大変魅力的です」

ジュリアさんが「LEGENT」に惚れこむ理由は、ストーリーだけではない。味わいもまた大きな要素だ。

「シンプルにおいしいから使い続けています。後熟に用いるシェリー樽とワイン樽の影響のためか、味わいに明るさと深みを感じます。タンニンやシナモンのようなスパイスの風味がきれいに出ていて、カクテルにも使いやすいのです」

シカゴのバーではシグネチャーカクテルとして、あるいはロック・水割り・ハイボールでも「LEGENT」を提供

事実、ジュリアさんは、自身のバーのシグネチャーカクテル『リージェント マンハッタン』、そして春と夏に提供する『コピーライター』というスペシャルカクテルにも「LEGENT」を使っている。
アメリカ現地での反応を訊いてみた。

 「ロックやハイボールも好きですが、LEGENTはジンジャービアで割ってロングカクテルとして飲むのも好きです。仕上げにライムピールを絞りかけて。スパイス感が加わって、すっきりした飲み心地を愉しめます」
「LEGENTを知らないお客様にストーリーをお伝えすると、とても興味を持たれます。そして味わってみて、バランスのよさに驚かれます。同業のバーテンダーたちには、その特異性を新鮮に受け止めて、オールドファッションやマンハッタンといったスタンダードカクテルに取り入れる人も。何にでも合いますし、シェリー樽とワイン樽の後熟した原酒をブレンドしている点が新しいインスピレーションの源にもなります。私もそこから、『コピーライター』や『アンダートーンズ』というオリジナルカクテルを創りました」ジュリアさんが注目する日本のウイスキーのポイントは、「ブレンドにある」と語る。その技術は、多様な飲み方にも対応できる味わいにつながっていると見ている。

「日本のウイスキーは水を足しても風味が薄まったり抜けたりせず、おいしいまま飲めるのが特徴的。そこにブレンドがすごく大切な要素としてあって、まさに日本のモノづくり魂を感じます。『できる限りのおいしいものを造ろう』という想いのもとで、革新的な技術でウイスキーを造り分けている印象です。LEGENTにはその技術が投影されています。日本ではウイスキーも割って飲む文化が浸透していますが、アメリカではストレートかロックが圧倒的に多い。そんな文化のなかでも、水割りやハイボールといった多彩な飲み方で溶け込んでいけそうです」

ジュリア・モモセさんのカクテルメイキング動画


シグネチャーカクテル「Copywriter(コピーライター)」をおつくりいただきました。レシピは下記をご参照ください。

ジュリア・モモセさんの「LEGENT」シグネチャーカクテル


Copywriter(コピーライター)
梅酒やゆず酒、親和性の高い赤ワインと合わせて、チャーミングなカクテルに仕上げる。
コピーライターとは、幾度も書き直したり、文章をあるパートから別のパートへと入れ替えたり追記を繰り返し、よりよいものを仕上げる人。ケンタッキーバーボンをベースに、ブレンドの技術を融合させて新しい味わいを創り上げたLEGENTのストーリーをカクテル名に命名。熟成感の深い梅酒を用いることでLEGENTの深い味わいとリンクさせながら、チャーミングな甘酸っぱさも感じられる。親和性の高い赤ワインをフロートして見た目も華やかに。自身のバー「bar Kumiko」(シカゴ)では春と夏のみ提供。

『Copywriter』
〈材料〉
・リージェント…1oz(約29.5ml)
・水戸の偕楽園 5年梅酒(梅酒) …0.25oz(約7.4ml)
・シロップ …0.25oz(約7.4ml)
・司牡丹 山柚子搾り ゆずの酒 …0.5oz(約14.8ml)
・レモンジュース …0.5oz(約14.8ml)
・赤ワイン(シラー or ガメイ)  …0.5oz(約14.8ml)
〈つくり方〉
シェイカーに、赤ワイン以外の材料と氷(分量外)を入れ、シェイクする。グラスに注ぎ、ワインをフロートする。



Amber Tones(アンバートーンズ)
ワイン樽とシェリー樽で後熟した原酒をブレンドしたLEGENTに、シェリー酒と軽やかな白ワイン使ったヴェルモットという親和性の高い材料を組み合わせ、柔らかくも奥深い味わいに。仕上げに鮮烈なグリーンカルダモンの香りとフレーバーが広がるリーンスクラッピーズビターズを最後にたらし、香り高く仕上げる。

『Amber Tones』
〈材料〉
・リージェント …1oz(約29.5ml)
・シェリー アモンティリャード…0.25oz(約7.4ml)
・ベルモット ドラン シャンベリー ドライ…1.5oz(約44.4ml)
・コアントロー …0.25oz(約7.4ml)
・スクラッピーズ ピターズ グリーン…1drop
・ジャパニーズビターズ 紫蘇 …1dash
(ガーニッシュ)・レモンピール
〈つくり方〉
ミキシンググラスに、スクラッピーズビターズ以外の材料と氷(分量外)を入れてステアする。大きめの氷を入れたオールドグラスに注ぎ、レモンピールを飾り、スクラッピーズビターズを垂らす。



Legent Manhattan(リージェントマンハッタン)
酸味と深みがあり、明るいトーンの味わいも持ち合わせるLEGENT。香草のフレーバーや、甘味と酸味のバランスがあたかもブドウを思わせる梅酒を用い、やさしい飲み口のマンハッタンに仕上げる。いっそうの複雑味を加えるため、ビターズはアンゴスチュラだけでなく、ペイショーズビターズも使用。 自身のバー「bar Kumiko」(シカゴ)のシグネチャーカクテル。

『Legent Manhattan』
〈材料〉
・リージェント …1.5oz(約44.4ml)
・コッキ ヴェルモット・ディ・トリノ …0.5oz(約14.8ml)
・ベネディクティン dom …0.25oz(約7.4ml)
・賀茂泉 梅酒 …0.25oz(約7.4ml)
・ペイショーズ アロマティック カクテル ビターズ…2dash
・アンゴスチュラ ビターズ …2dash
(ガーニッシュ)・アマレナチェリー
〈つくり方〉
ミキシングティンに、すべての材料と氷(分量外)を入れてステアする。クープグラスに注ぎ、アマレナチェリーを飾る。

ジュリア・モモセ(Julia 百瀬)
「The World’s 50 Best Bars」にランクインするシカゴの日本食ダイニングバー「bar Kumiko」の共同経営者、ヘッドバーテンダー。奈良県生まれ。教師として来日したアメリカ・ペンシルバニア出身の両親のもとに生まれる。18歳まで奈良県と京都府で暮らす。大学進学のため渡米。知人に連れて行ってもらった京都のバーでバーテンダーの仕事に感銘を受け、バーテンダーの道へ。アメリカではバーのアシスタントとして働きながら、バーテンディングを独学。2018年、シカゴに「bar Kumiko」をオープン。2022年にはミシュランガイドのエクセプショナル・カクテル賞を受賞する。日本酒や焼酎のカクテルを多種掲載した著書『The Way of the Cocktail』(2021年)が、翌年に全米料理界の最高の名誉ともいえる「ジェームズ・ビアード賞」を受賞。2023年春より、同バーの地階にウイスキーと焼酎に特化したバーを開店。


インタビュー・文 沼 由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『EST! カクテルブック』『読本 本格焼酎。』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。

サントリー「LEGENT(リージェント)」オフィシャルサイト
https://www.suntory.co.jp/whisky/legent/

関連記事はこちら

PAGE TOP