
NEW2025.03.14 Fri
ウッドフォードリザーブ カクテルコンペティション
「A SPECTACULAR DISCOVERY 2nd JAPAN FINAL」大会レポートバーで過ごす時間や空間を表現した五感で楽しむオールドファッションドで優勝を果たす
BAR TIMES レポート大会のテーマは“五感で楽しむオールドファッションドカクテル”。全国のバーテンダーから選出されたファイナリスト8名の熱い戦いをレポートする。
「ひと口ごとに五感がきらめく200以上の味と香り」の特徴を引き出す
「五感で楽しむ オールドファッションド」で勝負
第2回目となる「A SPECTACULAR DISCOVERY 2nd JAPAN FINAL」には、全国各地100名以上のバーテンダーが参戦したなかから、オールドファッションドの独自のアプローチで勝ち残った若きバーテンダー8人の姿があった。
審査員には、ウッドフォードリザーブのアジア・ブランド大使であるホリー・グラハム氏、「世界のベストレストラン50」、「アジアのベストレストラン50」の日本評議委員長の中村孝則氏、ホテルバーメンズ協会の名誉顧問 渡辺一也氏、プロフェッショナルバーテンダーズ機構チェアマンである宮崎優子氏、日本バーテンダー協会理事で令和4年愛知県優秀技能者表彰した吉家知也子さん、という錚々たるメンバーだ。
本大会の趣旨は、ウッドフォードリザーブの「ひと口ごとに五感がきらめく200以上の味と香り」の特徴を引き出し、五感を通じて楽しめるオールドファッションドを創作すること。オールドファッションドにふさわしいウイスキー、ウッドフォードリザーブの魅力を広く伝え、日本の若手バーテンダーの豊かな発想やバーテンディング技術を披露することで、国内外のバーカルチャーをより一層盛り上げていくことを目的にしている。
8者8様のオリジナリティ溢れるプレゼンテーション
いよいよ、「五感で楽しむ オールドファッションド」を体現するプレゼンテーションのスタートだ。それぞれの感性が冴えるカクテルが審査員に提供され、味わいだけでなく、見た目やネーミング、コンセプト、プレゼンテーションなど多岐にわたる項目で評価がなされる。

岸田茉利奈さん(Gold Bar at EDITION/東京)
カクテル名:Five Palates Fashioned(ファイブ パレーツ ファッションド)
張り詰めた緊張感のなか、トップバッターを務め、“割烹きしだ”を舞台に「日本料理の調味料“さしすせそ”とウッドフォードが出会ったら」を想定し、日本の四季を思い起こさせるカクテルに昇華させた。

伊藤博之さん(BAR Eight Rabbit/埼玉)
カクテル名:Aroma Rosaceae(アロマ ロゼシア)
ウッドフォードを構成する200以上の香りのなかから、バラ科の香りをフィーチャー。親和性と同一性を出したカクテルを考案し、仕上げにバラの芳香水を振りかけ、蓋付きグラスに香りを閉じ込めて提供。

カクテル名:Soul on Session(ソウル オン セッション)
「魂に訴えかける甘美な味わい」をテーマに、ウッドフォードの造りとの親和性もあるペドロヒメネスを合わせ、自家製スパイスビターズをアクセントに。香りでも見た目でも期待が高まるスモークマシンを使用。

カクテル名:Cafe de Fashion(カフェ ド ファッション)
バリスタとバーテンダーの技術を調和させ『カフェで楽しむオールドファッションド』を考案。ベドロヒメネスとエスプレッソを合わせた自家製シロップと温めたスチームミルクを合わせ、デイタイムから味わえるホットカクテルに。

カクテル名:Break Time Fashioned(ブレイク タイム ファッションド)
「リラックスして自分と向き合っているときこそ五感を感じられる」と考え、ほっと安心できるオールドファッションドを制作。コーヒーコーディアルやオレンジハニーシロップ、オレンジビターを自家製し、カシスリキュールとともに合わせる。

カクテル名:Five Seasons(ファイブ シーズンズ)
日本庭園からインスピレーションを得て、日本の四季に雨期を加えた5つの季節の移り変わりをカクテルで表現。草木の色や香りが移ろいでいくように、1杯のグラスの中でさまざまな表情を見せるウッドフォードリザーブを愉しめる。

高橋大地さん(APOTHECA/京都)
カクテル名:Woodfology(ウッドフォロジー)
「味わいの研究」をテーマに、新しい学問のごとくウッドフォードリザーブの可能性を探求。冷凍して濃縮したペールエールやバニラバナナシロップなどの素材の相性や温度、ミキシングの工程を追求。仕上げにはアブサンをフランベ。

カクテル名:Gold Fashioned(ゴールド ファッションド)
ウッドフォードリザーブの香ばしさに相対的な印象のフルーティーな味わいと、甘味・酸味・苦味・塩味・旨味の五味の一体感をテーマに考案。再現性も意識した。仕上げにはエスプレッソを蒸留したコーヒーアロマウォーターをスプレー。
優勝は山田采弥さん(Mixology Heritage/東京)の手に!
優勝 山田采弥さん(Mixology Heritage/東京)
どのファイナリストにも熱い拍手が沸き起こるなか、審査員による厳正な審査を経て優勝を飾ったのは、東京「Mixology Heritage」の山田采弥さんだ。
山田さんは、昨年開催された「A SPECUTACULAR DISCOVERY」では2位を獲得。1年をかけて、この大会にかけて練習を積んできたという。今大会をこう振り返った。
山田さんに今回の優勝カクテルとウッドフォードリザーブについて、あらためて振り返ってもらった。
〈山田采弥さんプロフィール〉
山田采弥(やまだあやね)さん
2000年生まれ。コロナ禍で大学を中退し、バーテンダーとしてのキャリアをスタート。都内の会員制施設でバーテンダーを初め、2022年にSpirits & Sharingに入社。東京・虎ノ門「memento mori」に配属後、系列の東京・銀座「Mixology Salon」で勤務した後、東京・日比谷「Mixology Heritage」に。同店マスターの伊藤学さんのもとでクラシックカクテルを学ぶ。
第2位は東京「Gold Bar at EDITION」の岸田茉利奈さん、第3位は大阪「Zentis Osaka UPSTAIRZ」の加藤晋吾さんが選ばれ、惜しみない拍手が送られた。


世界のトップバーに愛されるウッドフォードリザーブ
世界売上No.1のスーパープレミアムアメリカンウイスキー(IWSR 2023)であり、世界のトップバーテンダーが選ぶカクテルベースウィスキーランキング No.1 に選ばれたウッドフォードリザーブ。オールドファッションドのベースに使われるバーボンとして、高く評価されています。アメリカ・ケンタッキー州最古の蒸溜所の一つであるウッドフォードリザーブ蒸溜所。伝統の製法を守り続けるマスターディスティラーが創り出す、このスーパープレミアムバーボンは、毎年アメリカで開催される「ケンタッキーダービー」の公式バーボンにも認定されています。バーボンでは珍しい伝統的なポットスチルでの3回蒸溜や、自社製オーク樽での熟成など、こだわりの製法から生まれる並外れたなめらかな味わいと「200以上の味と香り」の完璧なバランスが特長です。
ブラウンフォーマン社について
ブラウンフォーマン社は「市場においてこれ以上のものは存在しない」という創業当時からの約束を守り、150年以上にわたってプレミアムなスピリッツブランドを築き上げてきました。当社のプレミアム・ブランド・ポートフォリオには、ジャックダニエル、ウッドフォードリザーブ、グレンドロナック、ベンリアック、グレングラッサ、エラドゥーラ、エルヒマドール、シャンボール、ジンマーレ、ディプロマティコなどがあります。また、ブラウンフォーマンは、世界170カ国以上で事業を展開しています。
ブラウンフォーマン社の詳細情報につきましては、brown-forman.com をご覧ください。
ブラウンフォーマンジャパン株式会社の詳細情報につきましては、brown-forman.com/Japanをご覧ください。
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『EST! カクテルブック』『読本 本格焼酎。』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。