2017.01.12 Thu
ニッポン発のカクテルベーススピリッツWAPIRITS TUMUGI(1)
三和酒類株式会社原料はもちろんのこと、工程の一つひとつまで全てにこだわった「WAPIRITS TUMUGI」は、これからのカクテル界に新風をもたらすかもしれません。
ニッポン発のカクテルベーススピリッツ「WAPIRITS TUMUGI」。
それは、古くから続く「麹」を使った日本独自の酒造りを背景にして生まれました。
原料の持ち味を生かす伝統の「麹造り」、糖化と発酵を一度の工程で行う「並行複発酵」、豊かな香味を取り出す「単式蒸留法」。
この三つの技に、和の『天然ボタニカル素材』の要素を加えた、新しいニッポンのカクテルベーススピリッツです。
度数:40度
容量:700mL
美しい自然の恵みをうけて
「世界農業遺産」に認定されている大分県宇佐市。
九州の小京都といわれる山紫水明の地、日田市。
そこでは、人と人、人と自然との関係を豊かにし、美しい自然の恵みをうけて、酒造りが行われています。
日本人の食生活に欠かせない、味噌・醤油・酢・日本酒・焼酎など日本古来の発酵食品は、麹の力なしにはできません。麹は原料のもつ旨みを引き出し、豊かな味わいを与えてくれます。
また、日本の麹は 「国菌」に指定されており、世界に誇る和食文化の基礎となっています。
日本人の大切なパートナー、それが麹です。
日本独自の酒造り技法から生み出すWAPIRITS TUMUGI。
良質な「二条大麦」を使い、手間暇かけて造った「大麦麹」を原料にしています。
蒸した大麦に麹菌を加え、大麦麹をつくります。種付けのあと、寝かせ、手入れなど、多くの工程を経て出麹へとつづく麹造りは、蔵人の経験やカンがものをいう、まさに職人技の世界です。
本格焼酎の仕込みは、一次と二次仕込みの二度に分けて行われます。
コポコポと泡を発し、香りを放つ仕込みタンクの中では、大麦のデンプンを麹が糖分に変え、その糖分を酵母がアルコールと炭酸ガスに変えていく、複雑な発酵(並行複発酵)が続いています。
原料の持ち味を活かす昔ながらの単式蒸留。蒸留回数は1回。かぐわしい香りを引き出す減圧蒸留法と、深い旨みを取り出す常圧蒸留法のふたつを使い、香りと旨みの両立をはかっています。
和のテイストを持った国産ボタニカル。産地を厳選し、そして旬の時期に集めたフレッシュなボタニカルを原料に、TUMUGIのボタニカルスピリッツは作られます。
柑橘類の果皮は、内皮を取り除き冷凍した状態で、ミントは生の物を入荷します。
丁寧に醸した原酒に、それぞれのボタニカルを浸漬し、再び低温での減圧蒸留法により、素材の風味を丁寧に抽出しました。
麹の豊かな味わいと華やかな香りを持つ焼酎原酒、低温で丁寧に抽出した5種類のボタニカル原酒。
伝統の技と厳選した素材を絶妙にブレンドし、ニッポンのカクテルベースとしての独自性と世界に発信するスタンダードとしての魅力を表現しました。