2017.08.30 Wed
日照不足で色づきの悪い"はねだし"桃をビールに有効活用 甘い香り、とろんとした飲み口の「甘熟桃のエール」8月30日より秋のビールイベントで発売
サンクトガーレン有限会社サンクトガーレン有限会社(神奈川県厚木市/代表取締役 岩本伸久)は、1回の仕込みに山梨の桃300㎏を使用したフルーツビール「甘熟桃のエール」を、8月30日~9月3日にさいたまスーパーアリーナで開催される「けやきひろば秋のビール祭り」と、9月29日~10月15日に横浜赤レンガ倉庫で開催される「横浜オクトーバーフェスト」で樽生にて限定販売します。今後、ボトルでの販売も視野に入れています。
今年の夏は雨や曇りの日が続いて桃が色づくために必要な日差しが少なく、収穫期を迎えた桃の色づきが遅れる現象が発生しました。赤くなるまで収穫を延ばし実が熟しすぎてしまったり、雨で皮がぬれて茶色く変色してしまったりといったことが起こったそうです。サンクトガーレンではそんな“はねだし(規格外)桃”を買い取り、1個1個スタッフが種を取り細かく切ってビールへと加工しました。
ビールは大麦麦芽を使用するのが普通ですが、このビールは大麦より柔らかくトロリとした飲み口を表現できる小麦麦芽を合わせて使用。酵母も通常サンクトガーレンが使用しているアメリカンエール酵母ではなく、果実を思わせる甘くフルーティーな香りを醸すベルジャンエールの酵母を使用しました。無濾過の白濁したビールから漂う香りは甘い桃そのもので、大人のピーチネクターのような味わいです。
■発売2年目。誕生のきっかけはFacebookでの農家のSOS。
昨年は収穫時期よりもだいぶ早い5月から30度超えの日がつづき、十分に育たないまま熟してしまう桃が大量発生。その農家さんのSOSをFacebookで見かけ、このビールが誕生しました。
今年も同じ農家さんから買い取った規格外桃を使用しています。
サンクトガーレンではこの甘熟桃のエール以外にも、神奈川の規格外オレンジを使ったビール「湘南ゴールド」、長野の規格外リンゴを使った「アップルシナモンエール」などを製造・販売しています。サンクトガーレンのフルーツビールは濃縮果汁や香料に頼らず生果実の使用にこだわり、その原材料のコストを抑えるため規格外果実を有効活用しており、農家とっても弊社にとっても双方にメリットのある取り組みとなっています。
湘南ゴールド(オレンジ)ビール
http://www.sanktgallenbrewery.com/beers/shonan-gold/
アップルシナモンエール
http://www.sanktgallenbrewery.com/beers/apple-cinamone-ale/
■昨年、1日1000杯完売。今年は3倍量を準備。品種の違いも楽しめます
2016年の甘熟桃のエールは「横浜オクトーバーフェスト2016」の17日間限定で提供しました。8000杯分のビールを用意していましたが、1日で1000杯が完売するなど予想以上のペースで売れたため、最後のほうは1日の提供数を限定する事態となりました。今年は販売制限をすることのないよう3倍量のビールを準備しています。
余裕があれば、ボトルでの販売も展開する予定です。
オレンジやリンゴなど他のフルーツビールの場合、果物は1回に約500kg程度をまとめて引き取っていますが、桃は傷みが早いため7~8月にかけて100kg程度を複数回に分けて引き取っています。1回分の仕込みの桃(約300kg)を用意するにも山梨県と神奈川県を3往復する必要があります。
桃は時期によって品種が変わり、けやきひろば秋のビール祭り(8月30日~9月2日)で提供する分にメインで使ったのは硬めの果肉とジューシーな甘さが特徴の”あかつき”という品種です。横浜オクトーバーフェスト(9月29日~10月15日)で提供する分は、甘酸調和のとれた味わいで桃特有のとろみ感が強い”ゆうぞら”という品種がメインになっています。
販売場所・価格
●「けやきひろば秋のビール祭り」サンクトガーレンブース
日程:2017年8月30日(水)~9月3日(日)
場所:さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ
http://bit.ly/2xIRJWv
価格:Lプラカップ 約530ml 600円 / Mプラカップ 約400ml 500円
●「横浜オクトーバーフェスト」サンクトガーレンブース
日程:2017年9月29日(金)~10月15日(日)
場所:横浜赤レンガ倉庫
http://www.sanktgallenbrewery.com/event/oktoberfest2017.html
価格:500mlグラス 1,100円 / 420mlマグ 800円
サンクトガーレンについて
http://www.sanktgallenbrewery.com/
サンクトガーレンは日本で地ビールが解禁する以前より、地ビール(クラフトビール)激戦区のアメリカでビールの製造販売を行った“元祖地ビール屋”です。それがTIMEやNewsweekなどのアメリカメディアで話題となり日本のメディアに飛び火。世論を巻き込み、日本の地ビール解禁に一石を投じました。そのため、業界内では「地ビール0号」と呼ばれています。
サンクトガーレンが造るビールは、大手で主流の“ラガー”とは製法も味わいも対極の“エール”一貫主義。国内外のコンテストで数々の受賞を誇ります。そんな王道ビールの他、バレンタイン限定チョコビール、ボジョレー同時解禁の麦のワイン、一升瓶ビールなど従来のビールのイメージを覆すような個性的なラインナップでクラフトビールの魅力を発信しています。
●サンクトガーレンTwitter:https://twitter.com/SanktGallenSHOP
●サンクトガーレンFacebook:https://www.facebook.com/SanktGallenBrewery
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