2017.11.3 Fri
トップバーテンダーがつくる「ROKU SIGNATURE」 Vol.2ROKUならではの「桜」を生かした
香味が涌き上がる“日本のマティーニ”
THE JAPANESE CRAFT GIN ROKU × マティーニーズ 大和義智四季が生んだ6種の日本のボタニカルでつくられたジャパニーズクラフトジン「ROKU」。桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子の素材を中心に、日本人の繊細な職人技で完璧なバランスを追求してつくられた特別なジンだ。
個性豊かな「ROKU」の特徴を、トップバーテンダーたちはどのように生かし、一杯のカクテルにつくりあげていくのか。7人のバーテンダーが考える「ROKU SIGNATURE」をシリーズで紹介していく。
日本の6つのボタニカルを中心につくられたジャパニーズクラフトジン ROKU。それぞれに特徴を持ったボタニカルだけに、どの素材に焦点を当て、それを引き出し、どうカクテルに生かすのか。そこにバーテンダーのクリエイティブな発想とテクニックが光る。福岡を代表するラグジュアリーホテルのひとつグランドハイアット福岡のバー「マティーニーズ」の大和義智氏がつくるROKUシグネチャーカクテルはこうだ。
ドライジンと一線を画すジャパニーズクラフトジン。
「甘味があって、繊細で、とてもバランスのとれたジンだと思います。6種のボタニカルの中でどれかが突出しているわけでもなく、すべてが見事に調和しています。特に桜葉、桜花のボタニカルはROKUにやわらかさをもたらしていると感じます。ドライジンとはまた違った良さがありますね。当店はホテルバーなので海外のお客様も多くいらっしゃいます。ジャパニーズクラフトジンの良さを知っていただくにはとても紹介のしやすいジンですね」。
繊細でありながら厚みのある味わい。
「何と言っても桜葉、桜花を使用している点です。他にはない最大の特徴だと思います。そのふたつのボタニカルによって香りや味わいに良い意味での複雑味が醸し出されています。甘味があってやわらかでとても繊細なジンですが、山椒由来の辛み、煎茶や玉露由来の苦味がありそれが全体を引き締めている、そう感じます。ただ繊細なだけではなく、素材の味わいがぎゅっと凝縮され厚みがあります。47度というアルコール度数があるからなのでしょうね」。
桜の特徴を重視した“日本のマティーニ”。
「ROKUの最大の特徴である桜を生かしたマティーニです。桜の香りはとても繊細です。その繊細な香りを引き出すために桜のリキュールでミキシンググラスと氷をリンスしROKUを上から回し入れるように注ぎ香りをまとわせます。そして桜餅を思わせるズブロッカを合わせ、しっかりと馴染ませることで下から涌き上がってくるような桜の味わいを強調しました。柑橘が際立ってしまうので仕上げのピールはしません。何よりも桜の香りと味わいを重視したマティーニです。
ジンにウオッカを合わせているので一見パンチがあるように思えますが、グラスを口に近づけた時鼻先に香る桜と舌に感じる奥深い桜の味わいはとてもスムース。きっと意外性を感じていただけると思います。また、グラスの縁にはROKUのボタニカルでもあるお茶の葉をイメージした月桂樹を飾っています。季節が春になればある程度塩味を落とした桜の塩漬けをグラスに浮かべても良いと思いますよ。日本のお客様はもちろんですが、特にマティーニのリクエストが多い海外のお客様に、香りや味わい、見た目において“日本のマティーニ”をご提案できればと思っています」。
◎大和氏によるロクシグネチャー「陽吹(はるかぜ)」のメイキング動画を下記にてご覧いただけます。
■RECIPE■
◎ROKU/60ml
◎ズブロッカ/30ml
◎ヴェルモット/10ml
◎桜のリキュール/適量(リンス用)
■つくり方■
氷を入れたミキシンググラスに桜のリキュールを入れステアをしてリンスする。氷に当てながら回し入れるようにROKUを注ぎ桜の香りをまとわせ、ズブロッカ、ヴェルモットを入れ、ステアしてグラスに注ぐ。
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