2017.11.1 Wed
世界初、精油にも使われる香り高き針葉樹「コウヤマキ」を酒類に使用 4種の和歌山素材を使った香料無添加の“和製クラフトジン”「槙-KOZUE-」 新発売
中野BC株式会社全国の酒屋やバーを中心とした飲食店、百貨店、当社オンラインショップなどで販売します。新商品は、その土地由来のボタニカルで香味付けをすることにより個性を引き出す、いま世界的ブームの「クラフトジン」(地ジン)です。
ジンの定義であるジュニパーベリー(セイヨウネズの果実)に加えて、自然豊かな和歌山ならではの4つの厳選素材(「コウヤマキの葉」「温州ミカン果皮」「レモン果皮」「山椒の種」)で香味付けした、日本発・和歌山発の“和製クラフトジン”です。
「コウヤマキ」は、エッセンシャルオイル(精油)の原料として使われるほど良い香りで、その上質で清らかな“森林の香り”が、かんきつ類ならではの華やかな甘い香り(温州ミカン)とスッキリとした爽やかな香り(レモン)と上品に混じり合い、アクセントのピリっとした山椒が後味をジンらしくキリッと引き締めます。
定温で一定期間、熟成することで、植物由来の成分を液体の中で綺麗に調和させることに成功。雑味の無い透き通った味が、特長です。
世界初、希少な針葉樹を酒類に使用、森林浴しているような心地よい気分へ
最大の特長は世界で初めて、酒類や食品の原料として、希少価値の高い針葉樹「コウヤマキ」の葉を、使用している点です。「コウヤマキ」は、世界遺産「高野山」で、霊木(れいぼく)として大切にされており、スッキリとしたウッディな香りがします。口に含むと木の香りとともに、ほんのりと甘い豊かな風味が広がり、森林浴をしているような、心地良い気分へと誘います。世界でもこの“和製ジン”でしか体験できない、贅沢な時間を届けます。
コウヤマキと香りの競演、相性の良いミカンとレモンをブレンド、キレは山椒
またエッセンシャルオイルでは、「コウヤマキ」と相性が良いとされる「温州ミカン」と「レモン」の果皮もプラスして使い、香味付けしています。柑橘の香りが口当たりをやわらかくし、飲むとほのかな甘酸っぱさを感じていだだける商品です。
後味に、ジンらしいキレとスパイシーさを出すため、地元産の「山椒の種」も香味付けに使っています。甘酸っぱさもありながら、ドライな仕上りです。
香料など“3つの無添加”、天然の香り・味を一瓶に
和歌山県産の4つの素材の香味を最大限引き出すために無添加にこだわり、原材料は素材と醸造アルコールのみで、合成香料と酸味料、着色料を一切使用していません。
小仕込み、手作業で攪拌…ザ・クラフトジン
新商品「槙-KOZUE-」は、5種のボタニカル素材(和歌山県産4種、ヨーロッパ産ジュニパーベリー)を同時に、醸造アルコールの入った琺瑯(ほうろう)製のタンクに漬けこんで製造します。
当社が通常の梅酒製造で使うものよりも小さいタンクで“小仕込み”します。その間は、なるべく空気に触れないよう細心の注意を払い、やさしく手作業で攪拌(かくはん)。そうすることで、素材がもつ個性的な香り、風味を逃さずに、十分にジンの中に残しています。
各素材の味と香りが、最もバランスが良く抽出できる時間を見極め、原料を引き上げたあと、原液を蒸留します。
その後、低温で一定期間、熟成。雑味の無い透き通った味なので、おつまみ(チーズ・サラミ等)や料理(アヒージョ等)など、食事と相性の良いジンです。
コウヤマキを酒類に…構想5年の結実、商品化のヒントは女性社員の一言
商品開発のきっかけは5年前(2013年)、仏花や庭園木としての需要が多く、世界中を見ても酒類(飲料)や食用での使用例の無い、地元の針葉樹「コウヤマキ」に、社員が着目したことからです。
酒類への応用には難しそうな素材でしたが、エッセンシャルオイルや飛行機のファーストクラスのおしぼりやルームフレッシュナーに使われるほどの、香り高さに惹かれて開発に着手します。葉を梅酒や日本酒に漬けるなど使用法を探るなか、スピリッツに浸けてみると、「ズブロッカのようなフレーバードウォッカになるのでは」と閃き、試作。ウォッカの予想は外れますが、想定外の「ジン」の香りに気づきます。
調べると、「コウヤマキ」は、ジンに使用される薬草「ジュニパーベリー」の主成分「α-ピネン」を多く含むことが分かり、「和歌山初のクラフトジンが開発できるのでは」と考え、ジンの商品化へと舵を切ります。
はじめは「コウヤマキ」と「ジュニパーベリー」のみで香味付け。香りの相性は抜群に良かったものの、香りと味の双方にパンチがありませんでした。そこで、和歌山の特産物である「ウメ」「ユズ」「甘夏」等を使い、試作を重ねますが、味、香り、パンチともに満足のいくブレンドができません。
そんな中、当社のかんきつ系アロマオイルの商品開発に携わった女性研究員から、「コウヤマキのアロマオイルで相性の良い精油としてオレンジとレモンがある」というヒントを得ます。そして、各素材の良さを最もうまく引き出せるバランス、製法を導き出し、今回の商品化に成功しました。
梅塩使った「WAKAYAMAソルティドッグ」などをHPで紹介
新商品の一番おすすめの飲み方は、個性豊かなボタニカル素材の香り、味わいを最も愉しめる、シンプルな「ジントニック」です。商品は「コウヤマキ」の豊かな香りをしっかりと引き出しているため、トニックウォーターなどで割っても、香りと風味は薄まりません。
また、「温州ミカン」と「レモン」の2つの柑橘の香りのバランスがうまく調和しているので、かんきつ系のジュースとも良く合います。女性向けのフルーツ系カクテルにアレンジしやすいのもポイントです。
そのほか当社では、ソルティドッグでグラスのふちに使用する塩の代わりにウメの果肉と塩でつくる「梅塩」を使った「WAKAYAMAソルティドッグ」といったオリジナルレシピも考案しました。おすすめのカクテルレシピ全6種を、発売日と同時に当社HP上で紹介します。
ジントニック
商品1に対し、トニックウォーター3の割合で作る、定番&シンプルなカクテル
ブロンクス
材料は商品30ml、ドライベルモット 20ml、オレンジジュース 10ml。ジンに挑戦してみたい女性の一杯目にイチオシ。柑橘王国・和歌山らしいフルーツ系のカクテルレシピ
ブルームーン
商品30ml、バイオレット 15ml、ライムジュース 15mlをブレンドして完成。すっぱさが際立ちます
ミリオン・ダラー
商品45ml、ドライベルモット 45ml、パイナップルジュース 15ml。甘酸っぱくスッキリした味わい
ソルティドッグ
商品1、グレープフルーツジュース1の割合で割り、コップのふちに食塩適量。塩の代わりに「梅塩」を使用すれば、ウメの酸味がジンとバランスが良い絶品“WAKAYAMAソルティドッグ”に
SAKEメンティーニ
商品45mlに、当社の吟醸酒「文」15mlの割合で。男性におすすめの“ハードカクテル”
新商品 概要
商品名 「槙-KOZUE-」
内容量 700ml(瓶)
発売日 2017月11月1日(水)
価格 税込2,916円
販売場所 全国のバーを中心とした飲食店や酒屋、百貨店
当社オンラインショップ、楽天・Yahooの自社オンラインショップ
度数 アルコール度数47度
原材料 醸造アルコール、コウヤマキ(和歌山産)、ジュニパーベリー(ヨーロッパ産)、温州みかん皮(和歌山産)、レモン皮(和歌山産)、山椒種(和歌山産)
お問合先 073-482-1234 ※新商品に関するお問合せ先
商品名の由来
「槙(まき)」には、「こずえ」という意味があり、「樹木の先端部分/枝の先」を意味します。「こずえ」という言葉の響きから、和歌山の「緑」や「奥深さ」、「高貴さ」、「日本の四季の情景」などがイメージされ、商品の中身とマッチするよう、「槙-KOZUE-」と名付けました。
商品サイト http://www.nakano-group.co.jp/product/spirits/kozue/index.html
中野BC株式会社 会社概要
所在地 和歌山県海南市藤白758-45 設立 1961年(昭和36年)11月
代表者 代表取締役社長 中野幸治 従業員数 179人(2017年4月現在)
資本金 8000万円 売上高 31.1億(2015年9月決算)