2017.12.8 Fri
トップバーテンダーがつくる「ROKU SIGNATURE」 Vol.4ふわりと香る柚子にROKUを感じる
リッチで濃厚な味わいの巨峰カクテル
THE JAPANESE CRAFT GIN ROKU × YANAGASE 村井勇人四季が生んだ6種の日本のボタニカルでつくられたジャパニーズクラフトジン「ROKU」。桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子の素材を中心に、日本人の繊細な職人技で完璧なバランスを追求してつくられた特別なジンだ。
個性豊かな「ROKU」の特徴を、トップバーテンダーたちはどのように生かし、一杯のカクテルにつくりあげていくのか。7人のバーテンダーが考える「ROKU SIGNATURE」をシリーズで紹介していく。
日本の6つのボタニカルを中心につくられたジャパニーズクラフトジン ROKU。それぞれに特徴を持ったボタニカルだけに、どの素材に焦点を当て、それを引き出し、どうカクテルに生かすのか。そこにバーテンダーのクリエイティブな発想とテクニックが光る。創業51年の歴史を持つ神戸を代表する老舗バー「YANAGASE」の村井勇人氏がつくるROKUシグネチャーカクテルはこうだ。
ボタニカルごとに異なる蒸溜方法。
だからこそ感じる素材由来の日本的な香味。
「昨今のジャパニーズクラフトジンの中でも、日本ならではの丁寧さや繊細さがとてもよく表れたジンだと思います。ボタニカルごとに蒸溜方法を変え、バランスよくブレンドしているからこそ感じる素材由来のふくよかな甘味やさりげない香りはまさしく日本的です。出過ぎていないところがいいですね。私はお酒を人のように見ているところがあって、繊細ながらしっかりとした味わいのROKUは、日本の女性を思わせる芯の強さを感じます。」
カクテルでも香味の特徴を感じる
繊細でありがながら万能なジン、ROKU。
「初めてROKU を口にした時、柚子と桜葉由来のエッセンスを感じました。和の素材が生きたクラフトジンですから、そのままストレートや炭酸割りの方がこの味わいは伝わりやすい、カクテルベースにするのは正直どうかと思っていました。でもROKUは繊細でいて万能。カクテルでもさりげなく香味の特徴を感じさせてくれました。リッキーやフィズといったシンプルなカクテルからフルーツカクテルまで繊細に反応してくれる、それが最大の特徴だと思います。」
柚子の香りとお茶の苦味を感じる
秋に楽しむ巨峰のカクテル。
「ROKUのボタニカルにある柚子とお茶を強調したカクテルです。秋の始まりから冬の手前に楽しむカクテルをイメージし、巨峰リキュールと合わせたリッチでコクのある味わいです。ROKUが30ml に対して巨峰リキュールが20mlなので一見すると巨峰の濃さに負けてしまうと思いがちですが、お茶と柚子ジュースを加え、やさしく丁寧にシェイクすることで香りや味わいに一体感が出ます。微妙に感じるアマレットのエグ味も煮詰めることで蜂蜜のような甘さになり、
ROKUの繊細さを崩さないようにしている点もポイントです。グラスを口に近づけると仕上げに絞った柚子の香りが鼻孔をくすぐり、まずはROKUの特徴を伝えます。次に濃厚な巨峰の甘さを感じ、ROKUの香りと共にほのかなお茶の苦味を感じる。こうした女性的で繊細なカクテルができるのはROKUならではだと思います。一般的なジンですとジュニパーベリーの香りが強調されているものが多いので柚子と相まって強い香りになってしますから。当店ではジンをベースとしたカクテルはスタンダードが主でしたが、繊細で万能なROKUであれば今後、様々な楽しみ方をお客様に提案していけると思います。」
◎村井氏による「茜空(あかねぞら)」のメイキング動画を下記にてご覧いただけます。
■RECIPE■
◎ROKU/30ml
◎巨峰紫/20ml
◎お茶(伊右衛門)/10ml
◎柚子ジュース/5ml
◎自家製アマレットソース(ディサローノ)/1tsp
■つくり方■
シェーカーに材料と氷を入れシェイク。グラスに注ぎパールオニオンの飾りを付け、仕上げに柚子ピールを絞り香りを付ける。
▼ブランドサイト
http://www.suntory.co.jp/wnb/rokugin/
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