2018.02.13 Tue
トップバーテンダーがつくる「ROKU SIGNATURE」 Vol.8ROKUを生かすための酒と塩
シンプルさを追求したツイストマティーニ
THE JAPANESE CRAFT GIN ROKU ×BAR BARNS 平井杜居四季が生んだ6種の日本のボタニカルでつくられたジャパニーズクラフトジン「ROKU」。桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子の素材を中心に、日本人の繊細な職人技で完璧なバランスを追求してつくられた特別なジンだ。
個性豊かな「ROKU」の特徴を、トップバーテンダーたちはどのように生かし、一杯のカクテルにつくりあげていくのか。8人のバーテンダーが考える「ROKU SIGNATURE」をシリーズで紹介していく。
日本の6つのボタニカルを中心につくられたジャパニーズクラフトジン ROKU。バランスが良く繊細な味わいだけに、どうカクテルに生かすのか。そこにバーテンダーのクリエイティブな発想とテクニックが光る。地元のみならず日本各地から多くのファンが足を運ぶ名古屋の人気店「BAR BARNS」の平井杜居氏がつくるROKUシグネチャーカクテルはこうだ。
果実も野菜もROKUも同じ。
おいしいから、生かす使い方をしたい。
「うちではフルーツを使った様々なカクテルを提供しています。ベーシックなものではレモンやライム、今の季節なら柚子やいちご、ラ・フランス、ユニークなものではかぼちゃやさつま芋といった野菜を使うこともあります。大切なのは、極力シンプルにつくること。“あなたが育てた素材をこんな風においしく生かしました”と生産者の方に喜んでいただけるカクテルにしたいんです。ROKUも同じで、こんなに素晴らしいジンをつくった方々へ“きちんとROKUを生かしましたよ”と言える使い方をしたい。ROKUはそれほどまでにおいしいジンだと思います。」
そのまま飲んでもおいしい。
これはひとつの完成されたカクテル。
「これは皆さんも口を揃えておっしゃいますが、ROKUは実にバランスがいい。以前、ROKUのセミナーで蒸溜したボタニカルの原酒を試飲した時、桜の味わいに衝撃を受けました。 “何てうまいんだ、このまま桜のジンでもいいじゃないか!”って(笑)。でもROKUとして味わうと、桜をはじめすべての素材がきちんとまとまっている。そのまま飲んでも本当においしいんです。これ自体ひとつの完成されたカクテルだと言っていい。それに、使用ボタニカルを明確にしている点もありがたいですね。どんな特徴を持ったジンなのか、背景をお客様に伝えることができますから。」
酒と塩でROKUのおいしさを生かしきる
究極にシンプルなツイストカクテル。
「そのまま飲んでもおいしい、それが私の思うROKUの特徴ならば、ROKUを生かしきる究極にシンプルなカクテルは何ができるか。そう考えた時、ジンそのものを味わうネイキッドマティーニのスタイルに、フルーティーな日本酒をほんの少し加え、塩をリムドしたツイストカクテルを思いつきました。相性の良い日本酒と塩を組み合わせることで、このジンが持つ香味をより一層引き立たせます。ROKUのボタニカルに合わせ、塩は柚子塩、抹茶塩、桜花塩の3種をグラスに沿
わせ、シンプルながら色々な味わいが楽しめる一杯にしました。また、冷やした日本酒とROKUを注ぐだけでステアはしません。混ぜきることのバランスも大事ですが、あえて混ざっていない部分を残すことでROKUのおいしさをストレートに感じていただきたいんです。飲み進めていくうちにある程度塩がなくなったら、シソのマドラーで香りにアクセントを付けます。プラスワンのフレーバーを加えることで、常温に戻ったジンを飲みやすくすることができます。最後のひと口、ふた口になると日本酒の味わいが立ってくるので、スルメをつまみに楽しむ、これがかなり合うんですよ(笑)。ROKUも日本酒も日本を代表するお酒ですから。」
◎平井氏による「ROKUジンと3種の塩のSAKEティーニ」のメイキング動画を下記にてご覧いただけます。
ROKUジンと3種の塩のSAKEティーニ
■RECIPE■
◎ROKU/60ml
◎日本酒/5〜10ml
◎柚子塩/少々
◎抹茶塩/少々
◎桜花塩/少々
◎シソの葉/1枚
■つくり方■
冷やしたグラスの縁を氷でリムドし3種の塩を付け、よく冷やした日本酒とROKUを注ぐ。くろもじ(爪楊枝)に巻いたシソマドラーを添える。
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