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2019.06.4 Tue
トニックウォーターの原点
ボンベイ・サファイア トニックエッセンス
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ジントニックの起源は大英帝国時代までさかのぼります。すでにキナがマラリアに有効であることは知られていましたが、苦味が強く飲みにくいものでした。ジンがキナの苦みをやわらげることが発見されると、イギリス将校達がジンとキナを一緒に楽しむようになり、ジントニックが誕生したと言われています。1840年頃には年間700トンものキナ樹皮が英国人により消費されていました。第二次大戦中の英国首相チャーチルは「ジントニックは、英国の全ての医師より、英国人の命と心を救った」と評しました。
キナとキニーネの違い
・キナ=植物
・キニーネ=精製された成分
トニックウォーターの苦味成分には、クワッシャー(にがき由来)やナリンジン(シトラスの皮由来)などがありますが、キナ由来の苦味は独特で、他の苦味成分と比べ舌への吸着が弱く、時間とともに重みのある苦味を感じることが出来ます。後を引く心地よさもキナならではの特徴で他の苦味成分では再現しにくいと言われています。
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キナ樹皮