2019.10.28 Mon
BAR TIMES 読者おすすめ旅先のバー旅先バー巡り 札幌編
BAR TIMES アンケート素敵なバーとの出会いは旅行や出張の大きな楽しみです。慣れない街で良いバーを探すには、その街をよく知るバーラバーに聞くのが一番。そこで、こよなくバーを愛するBAR TIMES 読者の皆様に札幌のおすすめバーをアンケートしました。
※ランキングではありません。順不同で店舗名と皆様から寄せられたコメントをご紹介します。※店舗名のみのご紹介とさせていただきます。それぞれのバーの場所を調べて、どの順番でホッピングするか考えるのもバー巡りの楽しみです。住所などはご自身でお調べになってバーに辿り着いてください。
バー キメラ
- オールドリキュールと紅櫻蒸溜所のジンが多くあり、オーナーの技術も確かです。
The bar nano gould.
- 年に1・2度札幌を訪れる程度だが、2回目にして好みなどを憶えていてくれて勧めてくれるお酒も的確で、居心地が良いし様々なシーンで使える。
- 札幌のバーといえばバーやまざき、ドゥ エルミタアヂュ、あるいはbar一慶の名をよく聞くが、同じく頻度高く耳にするのがthe bar nano gould.だ。the bar nano gould.のオーナーバーテンダーの富田氏は、2007年に1号店the bar nano.を立ち上げ、2013年には愛聴するグレングールドから名を取り2号店the bar nano gould.を築いた。1号店the bar nano.はカジュアルバーよりはモノトーンに彩られ、オーセンティックバーよりは柔らかさ漂い、バーテンダーがメイキングしている時の緊張感と、それを飲んでいる時の居心地の良さの緩急が心地よい。the bar nano.で提供されるフレッシュフルーツカクテルは、素材から抽出される甘や酸をアルコールと掛け合わせ旨味に転換しながらも、核となる香りや味は仄かに保たれたまま我々の味覚に届けられる。スタンダードカクテルは、独自の発想と計算に裏付けられたレシピと、その組み合わせに対しての必然性が保たれ、我々に新たな発見と次のオーダーへの期待を与えてくれる。the barnano.を立ち上げ5年、30代半ばに差し掛かる富田氏は新たな表現の場として、the bar nano gould.を拓いた。恐らくという譲歩付きだが、富田氏は当時傾き始めたバーに対してのニーズの変化を冷静に観察し、多様に広がるカクテルに対しての可能性には、疑いと探求心を同列に示しながらも、そこから流れる刺激を自身のバーテンダーとしての感性にインプットしたはずだ。そのインプットされた感性は次第に広がり溢れ、その感性をアウトプットするにはthe bar nano.という空間だけでは収まりきらないと感じとったのだろう。そこでさらに奥行深く、多彩な表現を還元出来る場を求め富田氏はthe bar nano gould.を立ち上げたのではないか、と想像してしまう。あるいは特定の価値を掘り下げ、さらなる深みを追求し続けるバーテンダーに対して、富田氏はバーテンダーとしての表現の幅を広げ、新たな領域へと踏み出したのかもしれない。その富田氏が築いたthe bar nano gould.は 和と洋、緊張と緩和、自己と他者、明と暗、知性と感情と至るところに対の価値が同居している。そのような空間で提供されるカクテルは、味わう前から味覚が刺激され、味わった後の余韻の深さから、しばらく次のオーダーを熟考させられてしまう。富田氏をあえて異種で例えるなら、ジャズという領域の中で自身の美学を音に閉じ込め、それをどこまでも深く美しいメロディに昇華させたビルエバンスに対し、クラシックという領域だけに自身の表現を留めることなく、新たな革新へと踏み出したグレングールドの方に傾くのかもしれない。異端とは紙一重のところで、正統を保ち聴衆を揺さぶるのがグレングールドであり、バーという空間で我々を魅了するのがthe bar nano gould.であり富田氏であると感じながら、次のオーダーをじっくりと考えている。
ドゥ エルミタージュ
- 経験に裏打ちされた確かな技術とステキな接客で最高の島感が過ごせます。
- 中田ママの美味しいカクテルと細やかな気遣いに癒やされます。
BAR KANADE
- オーナーバーテンダーの佐藤泰代さんが素敵です。もちろん、女性一人でも気軽に行けるお店です。
- 隔年で開催されるホテルバーテンダーさん達が競う競技会で、現在のところ女性として唯一チャンピオンを獲得されたバーテンダーさんがオーナーのお店。店名のKANADEはその際の優勝カクテルの名前。技術は言うに及ばず、お酒の知識も豊富だし、接客の笑顔も素敵でついつい寛いでしまういいバーです。
トップ・オブ・プリンス
- 札幌プリンスホテルの28階にあるラウンジバー。窓に面するように配置されたシートでは素晴らしい札幌の夜景を望む事が出来、反対側のバーカウンターではカクテルコンペティション優勝者のカクテルが頂ける。大人数でも対応出来るボックスシートも完備されていて、TPOに合わせて、どんなシチュエーションでも対応してくれるのが嬉しい。
BAR MADURO
- 旅先バー巡りの趣旨から、具体的なビル名は上げませんが、すすきの中心部にあるガラス張りのビルの7Fに位置する同店。オーナーは小樽のホテルで修行された方で、その手から生み出されるカクテルは全てが一工夫を凝らしたおしゃれな作品で、眼下に広がるススキノの景色をカウンター越しに見ながらの一杯は、女性ばかりで無く、男性でさえもうっとりさせる魅力に溢れています。
- カクテルに対する姿勢がすごい。
BAR WADURO
- -和道-を表す店名通り、どこか和を感じながらもスタイリッシュなバー。季節のフレッシュな素材を使った様々なカクテルメニューがあり、どの季節に訪れても爽やかなカクテルが味わえる。テーブル席も多く、一人やカップルでの利用だけで無く多めの人数でも入りやすいが、人気店のため事前に空席を確認した方が得策。姉妹店に同ビル7FのBAR MADUROがある。
Shot Bar Vecchio
- 深夜まで開いているので同業者も良く訪れるそうです。同業者が訪れる店にハズレ無し!!。オーナーはイタリアで料理の修業もされていた味のプロ。カクテル作りには、学術的に分子レベルまで掘り下げて学ぼうとする拘りが味となって現れています。ノーチャージでお安く飲めるのも嬉しいです。少し小さめのお店なので電話で予約されてからの方がいいかもしれません。
alcozy
- ススキノでも少し南側になる中心部からは少し離れたお店。珍しいテキーラ専門店。なんと言っても、圧巻なのはそのテキーラの品揃え。東京以北では最多だとか。そして、その全てに精通しているオーナーの知識量。ビール一杯にしても3度注ぎでミルキーな泡に仕上げたりする拘りが生きる。「テキーラはアルコール度数が高く、罰ゲームで一気飲み」なんて事が恥ずかしくて出来なくなるテキーラの魅力に満ちあふれたいいバーです。
Bar Tradition
- フレッシュフルーツのカクテルが季節に合わせてその時々で楽しめフルーツの美味しさを充分に楽しめるカクテルがあり、バーテンダー さんの気さくさが心地よいお店です。
- オーナーは元ホテルバーテンダー。カウンターには多数のスパイスが置かれ、まるで調理台の様相を呈している。そのスパイスを使ってオーナーが作るカクテルはスタンダードカクテルでさえスパイシーなアレンジで飲む価値有り。又、簡易の燻製器でチップの香りをまとわせたカルーアミルクは「甘くて飲みやすい女性向けのカクテル」のイメージを一新。大人がゆっくり時間を掛けて飲む珠玉の一杯へと変貌と遂げる。
- 気さくにいろいろなお話ができ、お酒に関してもとても知識が深くいつも勉強させていただいています。とても気の利く方でささいな気遣いにいつも感心しております。
bar proof
- カクテルが美味しい。
- マスターの丁寧さ、心地の良い空間を作る気配り、お酒に対する知識、技術が高いので、とても好きなBARです。
カラスの書斎
- カラスの書斎のイズミさんが自らを語ることは珍しい。自らを語ることを好まないのか、接客の在り方なのか、イズミさんは常に聞き役のままで間を持たせる。何よりイズミさんを前にして退屈することはない。例えば1人酒に向き合いたい夜にも、いつの間にか酒から目を話し、気付けばイズミさんに語りかけている。語らずもカラスの書斎は、細部までイズミさんの表現に満ちている。カクテルはイズミさんの感性が描かれ、シェイカーを振る手首は柔らかく滑らかで、ギムレットはアルコールが溶かされ優しく味覚に届く。そんなイズミさんが1度だけ自らの思いを話してくれた夜を思い出す。話すトーンや言葉はいつも通り穏やかだが、そこにはイズミさんの確かな感情が流れていた。その時飲んでいたのが、ウィスキーなのかカクテルなのかは覚えていない。自分は酒から目を離し、イズミさんの語る言葉に耳を傾けていた。それはイズミさんが誰彼でなく、自分に対して打ち明けてくれた唯一の偽りない本音だった。午前3時には薄暗く奇妙な気配漂うカラスの書斎が最も色濃くなり、そこはもはやバーカウンターではなく、イズミさんに導かれ辿り着いた館の片隅にある書斎のようになる。外に出れば夜は既に明けていて、カラスが夜街の余韻を忙しなく溶かしている。
BAR ReCalm
- 1人でバーに行く理由は様々だが、自分がBAR ReCalmに行く理由を考えた時、ただその空間にいたいからであることに気が付いた。もちろんオーナーバーテンダーの宮北さんに会いに行き、宮北さんが作る主にはウィスキーの水割を目当にしているわけだが、仮にそのいずれもなかっとしても自分はReCaImに行き続けると思う。ReCaImは、カウンターのサイズ、色合い、明るさ、装飾品、椅子の座り心地、こだわり過ぎないBGMのセレクト、音量までもが柔らかく心地よい。そう、ReCalmはお洒落というより、柔らかい。もちろんバーの空間として、かなりお洒落ではあるが、柔らかさがお洒落を凌駕しているから、お洒落であることが、そういえば、の中に紛れてしまう。それ程にその空気は柔らかく、日常の緊張感を緩やかに溶かしてくれる。ある夜ReCalmに行ったらカウンターは満席に近く、ウィスキーを2杯飲む間に宮北さんと話すタイミングはほとんどなかった。飲み終えての会計の時に少しだけ宮北さんと話すタイミングが訪れたが、その短い時間の僅か一言だけで宮北さんは、さりげなくも見事にその日自分が求めていた事を言葉にした。それは接客という枠組の中でのやりとりであるはずだが、そこに嘘、偽りがないことが伝わる。宮北さんには良い物を見つける優れた感覚と、それを良いと正直に語れる人柄が染み付いている。ReCalmは、宮北さんがカウンターに立つことで、その鼓動が広がり、くつろぎという形で還元される。そのような満足感を得られる頻度と角度が高いバーそうはなく、特に寒い冬には心底温まり、その温もりは帰途まで余韻を保ってくれる。
BAR 舞路良
- 札幌でウィスキーを堪能しようとしたら、まずここです。気取らない雰囲気、ウィスキーへの深い知識。何より楽しく味わえるところが非常に楽しい!静かにウィスキーと向き合いたい、そんな人はここに来るべきでしょう。
Bar 竹内
- 落ち着いた雰囲気。バーらしい空間だが、威圧感がない。独りで行っても、友人など複数名で行ってもいい。バーに慣れた人もそうでない人も楽しめる懐の広さ。バーテンダーさんの優しい応対や豊富な知識、提案力。
- 店名を裏切らず、竹内さんご夫妻が営まれているお店です。長年ホテルでバーテンダーとして修行されてきた竹内さんが10年前に開店されたお店で、オーセンティックなバーでありながら、バーとしては少し明るめの照明のおかげで入りやすく、広めの店内ではカウンター、テーブル席共に余裕を持ってゆったりと着席できる、くつろぎの空間と竹内さんご夫妻の笑顔でつい長居してしまう素敵なバーです。
THE BOW BAR
- オーナー楽しすぎ!玄人も唸らせるバックバー!
- ここでしか飲めない古酒がたくさんある。
ウヰスキー酒場STARMAN
- ストイック。
千歳空港 ジアス ルーク&タリー
- 旅の始まり、締めくくりにホッとできるバー。レストラン使いも出来るし、フードも美味しくておススメです。
今回もたくさんのコメントをお寄せいただき誠にありがとうございました。次回の旅先バー巡りもどうぞお楽しみに!