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2021.05.24 Mon

東京ウイスキー&スピリッツコンペティション TWSC2021 焼酎部門 審査結果発表最高金賞に 17点が選ばれる

TWSC実行委員会

「東京ウイスキー &スピリッツコンペティション」(主催・ TWSC実行委員会)は、日本初のウイスキー&スピリッツの品評会です。 第 2回目となった昨年からは焼酎部門を新設し、今年は日本全国 から 255点の出品がありました。銘柄を伏せて鑑定する厳正な審査 (ブラインドテイスティング で、最高金賞 17点をはじめ、金賞 64点、銀賞 100点、銅賞 40点を決定しました。 焼酎は日本を代表するスピリッツです。焼酎の海外市場進出の後押しとなるよう、洋酒の専門家を交えて審査をしました。

米製、麦製、芋製、泡盛、黒糖製、その他の原材料に分け、さらに、それぞれの長期熟成ものを区分し、各カテゴリーで一定の点数以上を獲得したものを最高金賞としました。最高金賞を受賞したのは次の17点です。

【上段 左から】
●古代一壺 (米)
●田苑 PLATINUM(米)
●樽長期貯蔵麦焼酎 梟(麦)
●百年の孤独 (麦)
●一刻者 赤(芋)
●㐂六 (芋)
●さつま白波原酒 (芋)
●酒酒楽々 金(芋)
●田苑 ENVELHECIDA 40度(芋)
【下段左から】
●天使の誘惑 (芋)
●天星宝醇 赤(芋)
●千年の響 長期熟成古酒 43度(泡盛 )
●今帰仁城 10年古酒 (泡盛 )
●八重泉樽貯蔵 (泡盛 )
●里の曙 ゴールド (黒糖 )
●紅さんご (黒糖 )
●知覧 Tea酎(その他 )

TWSCとは


近年ウイスキーやスピリッツはかつてないほど注目を集めています。日本では、2016年から「クラフト蒸留所ブーム」といわれるほど、各地に蒸留所が誕生しました。それは日本国内に限ったことではなく、本場スコットランドやアイルランド、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、そして台湾、インドとアジア各国にも広がっています。
日本は世界中のウイスキーやスピリッツが集まり、また自国でも高品質なウイスキー、スピリッツが造られています。それらはイギリスやアメリカで開催されている酒類の品評会で数々の賞を受賞し、世界でも「ジャパニーズウイスキー」「ジャパニーズスピリッツ」はカテゴリーのひとつとして認められています。 ただし、「世界が日本を評価する」ことはありましたが、「日本が世界を評価する」ことはありませんでした。そこで TWSCは、日本で審査を行うことで世界の目を日本に集め、日本の酒類のさらなる品質向上や酒文化の振興につなげようと、2019年に始まりました。審査員に銘柄を知らせることなく、ブラインドテイスティングで評価を決める厳正で公平な審査が特徴です。通常審査(一次審査では、1アイテム当たり1114人がテイスティングをして100点満点で点数を付け、平均点で評価をします。

審査方法


ウイスキー、スピリッツなどの洋酒の専門家に加え、焼酎・日本酒・ワインに関する有識者及び製造業、販売業、広報事業に携わる84人を審査員に迎えました。当初は 会場での 審査会を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、審査会形式での実施を断念し、出品酒を詰め替えたミニボトルを 84人に送付するリ モート審査に切り替え、実施しました。審査員に示したのはカテゴリーのみ。審査員は銘柄に関する情報は一切提供されないまま、決められたグラス、決められた順番でテイスティングし、アロマ、フレーバー、総合・バランス・フィニッシュの三つの観点から100点満点で採点しました。一つの出品酒を審査員911人が担当しました。集計では、最低点と2番目に低い点を下から3番目の得点に合わせて平均点を算出し、成績上位の銘柄を受賞としました。

コロナ対策


ミニボトル7,000本超を用意。昨年に引き続きリモート審査で実施!
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に引き続き、リモート審査を実施いたしました。事務局スタッフが出品アイテムを20mlずつミニボトルに注ぎ分け、審査に使うグラス、テイスティングの順番も指定して審査員に送付しました。審査員は指示に従い48アイテムごとに分けられた試料を、自宅や職場でテイスティングしました。昨年は審査員を32名に絞り、2,000本のミニボトルを用意しましたが、本年は84名の審査員に試料を送付し、用意したミニボトルの本数も7,000本を超えました。

【TWSC2021概要】
■公式 HP http://tokyowhiskyspiritscompetition.jp/
■審査員 洋酒の専門家に加え、焼酎・日本酒・ワインに関する有識者及び製造業、販売業、広報事業に携わる84人
■審査カテゴリー 米製、麦製、芋製、泡盛、黒糖製、その他の原材料に分け、さらに貯蔵容器、アルコール度数で分けた合計96カテゴリー
■出品数 洋酒部門444点、焼酎部門255点
■主催 TWSC実行委員会
■実行委員長 ウイスキー文化研究所代表 土屋守
■企画・運営 ウイスキー文化研究所
■後援 日本テキーラ協会/日本ラム協会/日本ウォッカ協会/日本コニャック協会/日本ピスコ協会/日本洋酒酒造組合/日本洋酒輸入協会/一般社団法人 日本のSAKEとWINEを愛する女性の会( SAKE女の会)/NPO法人 チーズプロフェッショナル協会/一般社団法人日本ホテルバーメンズ協会/駐日アイルランド大使館/アメリカ大使館 農産物貿易事務所/駐日アルメニア共和国大使館/ウェールズ政府/在日カナダ大使館/駐日ジャマイカ大使館/スコットランド国際開発庁/台北駐日経済文化代表処/在日ドイツ連邦共和国大使館/在日メキシコ大使館/国税庁/独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)

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