2022.03.15 Tue
BAR TIMES プライベートブランド「バータイムズ ボトルドカクテル」南国を旅するようなトロピカル感
「オリジン アビエーション」
野村空人さん〈ABV+〉監修のトロピカルカクテルボトルドカクテルとは、その名の通りカクテルをボトルに詰め込んだ商品です。海外ではすでにブームとなっていましたが、日本ではコロナ禍でバーに行けない中、自宅で手軽にプロのカクテルが味わえるということで話題が高まり、続々と商品がリリースされています。バータイムズでは、プライベートブランド「バータイムズ ボトルドカクテル」の第三弾として「ORI-GiN A(B)Viation(オリジン アビエーション)」をリリースいたします。
第三弾は、クリエイターと匠のコラボレーション
今回は、バープロデュース、ドリンクコンサルティングなど、バーテンダーの範疇を大きく超えた活躍で注目を集めるクリエイター野村空人さん(ABV+)と沖縄の泡盛の老舗蔵元「瑞穂酒造」の若き匠、仲里彬さんがタッグを組みました。
テーマは「旅」。旅の魅力は開放感と出会い
ボトルを満たす透明感のあるグリーンのカクテルが、気持ちまで明るくしてくれます。これまでのボトルドカクテルには、なかなかなかった軽やかな色味です。この色味にも、レシピを考案した野村さんの想いが詰まっています。
「2020年からいまだ続くコロナ禍で外出や外食にも制限がかかり、ましてや誰もが自由な旅に出られない状況が続いています。そんな状況下でも、ボトルドカクテルを通して、沖縄あるいは南国へ旅しているようなトロピカル感と開放感を味わっていただけたらと考えました」
実際、素材には沖縄産の果実や瑞穂酒造が手がけたスピリッツをメインに用いて、融合させています。そして、カクテル名「ORI-GiN A(B)Viation(オリジン アビエーション)」は、海外では極めて有名なジンベースのクラシックカクテル「アビエーション」に掛けてあり、そのカクテル名には大空を自在に飛ぶ「飛行機」という意味があります。人や素材との出逢える「旅」をテーマに、トロピカルでリラックスできる味わいに仕上げました。ひと口、ふた口、飲むほどに、心は自由に彼の地をかけめぐります。
二人の出会いが生んだ一本
レシピを担当した野村さんと、製造を手掛けた仲里さんの出会いは、2018年開催の「ジンフェスティバル東京」でのこと。当時、瑞穂酒造が170周年を記念して限定販売していたトロピカルでリッチな味わい、かつスペシャルな造りのジン“The Japanese Craft Gin MIZUHO 170”が二人の縁をつなぎました。また、野村さんは2019年頃から沖縄へ視察に行く機会が多く、自身の探求心の高まりもあり、ニッチな沖縄のローカル食材を積極的にカクテルに取り入れていました。その知識やカクテルに昇華したときのおいしさに打たれ、仲里さんは「お願いするなら野村さんしかいない」と決意したのでした。
原点となったジンを限定的に復刻
二人をつなぐきっかけとなったジン“The Japanese Craft Gin MIZUHO 170”は、創業170周年を記念する限定販売品でした。現在レギュラー販売中で、世界的なスピリッツコンペティション「インターナショナルスピリッツコンペティション(IWSC)」ジン部門で銅賞を受賞した“ORI-Gin1848”の前身となったものです。
この度のボトルドカクテルの販売を記念して“MIZUHO 170”を限定的に復刻!日本一早く開花する沖縄の桜の花から分離した「さくら酵母」で仕込み、桃のような香りのパイナップル、ピーチパインをはじめ、シークヮーサーリーフ、ヒハツモドキ(島こしょう)、月桃リーフ、イエルバブエナ、レモングラス、生姜、紅茶といった沖縄産のボタニカルに、ジュニパーベリーとコリアンダーシードを加えた計10種のボタニカルを使用しています。トロピカルでリッチな味わいのクラフトジンをベースにした、希少なカクテルです。
1世紀の歴史を誇るカクテルに現代の息吹を
「アビエーション」は1916年、ニューヨークのホテル「ワリック」のバーテンダー、エンスリン氏が考案したと言われる歴史あるカクテルです。
野村さんは言います。
「本来のレシピは、ジン、マラスキーノリキュール、バイオレットリキュール、レモンジュースなのですが、今回のボトルカクテルでしか味わえない沖縄らしさを出したく、沖縄産のパイナップルジュースとタンカンジュース、それに瑞穂酒造でつくっている“CRAFT BITTERS MIKAN”をレシピに取り入れました」
本来はシェイクをして酸味を立たせて仕上げるカクテルですが、ボトルドカクテルにおいては注ぐだけで飲めることが基本。そこで、パイナップルジュースを加えることでフレッシュな酸味を実現!さらにタンカンジュースやビターズによって軽やかな苦みが加わり、味わいが引き締まると同時に奥行が生まれました。
スペルも本来は、「Aviation」で「V」で綴るのですが、「A(B)Vation+」としているのはちょっとした遊び心が潜んでいます。「僕の活動しているブランドが『ABV+』なので、その綴りを掛け合わせました。『+』は、クラシックカクテルからのアップデートバージョンという意味も込めています」
170年余の歴史を刻んだ瑞穂酒造のカクテルをどう楽しむ
限定的に復活させたジンを用いているため、泣いても笑っても初回の販売数量は300本のみ。希少なボトルカクテルです。
お二人にお薦めの飲み方を聞いてみました。
仲里さんは言います。
「先日、伊平屋島へ出張に行った際に携帯しました。泊まったのは素朴な民宿でしたが、ロックで飲んだら一気にリゾート気分になりました(笑)。出張先のビジネスホテルでも、これ一本で幸せな気分になれること請け合いです」
野村さんは、こう語ります。
「氷を入れたグラスに注いで炭酸で割って、レモンを搾ったらグッとフレッシュさが増します。ソーダアップした後に、少しフロートをしてもいいですね。アルコール度数が25%とカクテルでは比較的低めで気軽に飲めます。天気のいい日など、昼間から開放感満載で楽しめます」
心を自由に開放できるボトルカクテルを、一家に一本。もちろん、リアルに旅に出られるようになったときのお供にも。
品目:リキュール
容量:500ml
アルコール度数:25%
価格:3,960円(税込)
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